8月11日(火)
コロナウィルスの自主規制だけでもウンザリなのに、ここ数日の猛暑で関東地方には熱中症警戒アラートなんてのが発令された。その内容は「不要不急の外出はできるだけ避ける。」、「エアコンが設置されていない屋内外での運動や活動は、原則中止や延期する。」、そして「熱中症になりやすい高齢者や子供、障害者方々は十分注意する。」何て書かれている。
そんなお上の慈悲深い通達に逆らうように、高麗川河川敷のコートでテニスに興ずる平均年齢アラセブンティーの男達がいます。テニスと無縁の人からすれば、「何というアホなオッサン達だ。」と呆れられるところだろう。
気温40度越えのコート上でテニスをしていると、直射日光で頭は朦朧として思考を失い、大量の汗で目は霞み、手のひらはヌルヌルしてラケットさへ満足に握れない。
猛暑に立ち向かう挑戦者達(シートの日陰で暑さを凌ぐ)
こんな環境下で長時間プレーをする何て、どう見ても普通の事ではない。これが仕事だったら、時給1200円だってやりたくはない。(2千円以上だったら少し考えるけど)まあ好きな事だからやってられるのだろう。
そんな男達はある意味、殺人的猛暑に立ち向かう果敢な挑戦者と言えなくも無い?(ここでNHKプロジェクトX「挑戦たち」のテーマソング、中島みゆきの「地上の星」をイメージして頂くとありがたいです。)
でも悲しい事に、成功しても失敗しても尊敬され称賛されるNHKプロジェクトXの挑戦者と違って、河川敷コートで猛暑に立ち向かう挑戦者達を尊敬あるいは称賛する者は誰一人として居ない。身内の妻でさへ「こんな暑い中、よく行くわねぇ。」と呆れ顔だ。
もし熱中症で倒れようものなら、「何て馬鹿な奴らだ。」と罵詈雑言を浴びるだろう。そんな世間の冷たい視線の中でも、私達はテニスを続けていくでしょう。・・・・やっぱりバカかも知れない。