Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

上越、巻機山登山

2021年05月05日 | 山歩き

5月4日(火)      天気=晴れ

07:03桜坂駐車場➝ 07:58五合目➝ 09:43~51前巻機山➝ 09:54避難小屋➝ 10:26~11:15巻機山➝ 11:37前巻機山➝ 12:44五合目➝ 13:30桜坂駐車場

 

 先月、奥武蔵のトレイルランを一緒に行ったJさんから、今度は「新潟の巻機山へ行きませんか」とお誘いのメールが入り、連休中に天気が良さそうな4日出発する事になった。

 早朝4時に出発し、Jさんの車で関越道を北へ向かう。途中の上里SAでJさんの岳友Wさんが乗車、3人で7時前に巻機山の登山口桜坂駐車場へ着いた。若い頃は山岳会の仲間達と何度も登った山だが、巻機山へ来たのは本当に久しぶりで懐かしさが蘇る。

登山口の桜坂駐車場

 常連のように巻機山に登っているWさんが「5月の連休は通常登山口から雪道何だけど、今年は暖冬で異常に雪が少ない」と言う。言われた通り登山道に雪は無く、雪融けでぬかるんだ道を汗だくになりながら登って行く。

ぬかるんだ登山道

 1時間足らずで標識がある五合目に着くが、まだ道に雪は無い。五合目からしばらく登った地点で、突然雪原に達し、此処から雪道登山になった。今までのムッとした空気から解放され、吹き渡る冷涼な風が心地よい。

五合目地点

雪道のスタート地点

 雪原に刻まれたトレイルを辿って行くだけなので、雪道になってピッチも上がる。樹林帯を脱し広々とした雪原に変わると、心地よかった風が凍れるように冷たくて慌ててシャツを重ね着する。

雪原の登り(遠くに上越の山々が見えてきた)

天狗岩が同じ高さになった。

 雪原の遥かな高みに前巻機山の稜線が望めるけれど、急登の雪道は厳しい登りが続き中々近づかない。今日のコースで前巻機山までの登りが一番きつかった。

前巻機山の稜線が遠い。

上越の山々が広がる。

苦しい前巻機山の登り

長い登りが続く。

 前巻機山のピークに達すると、前面に巻機山の茫洋とした稜線が現れた。今までの苦労が報われる素晴らしい眺めだ。前巻機山から少し降った鞍部に小さな避難小屋が建ち、上半分だけ姿を現していた。

前巻機山山頂

前巻機山から巻機山の稜線

前巻機山から避難小屋へ降る

鞍部に建つ避難小屋

 避難小屋から広大な雪原を巻機山に向かって登って行く。苦しいけれど雄大な景色の中で気分も高揚する。やがて稜線に達し、緩やかな雪尾根をしばらく進んで巻機山に到着した。

避難小屋から巻機山へ登って行く。

巻機山の稜線に達した。

巻機山山頂

 山頂は360度の展望で上信越の山々が見渡せる。この絶景に会えて、遠路はるばる登って来た甲斐があったとJさんやWさんと喜びを分かち合った。山頂は吹く風が冷たいので、少し降った風の弱い場所でランチタイムとする。

山頂から南、谷川岳方面(昔山岳会の仲間と縦走した稜線が望まれる)

山頂から越後三山方面

 雪の巻機山は人気が高く、我々が休んでいる間も次々と登山者が行き交う。中には牛ケ岳まで足を伸ばす人もいるが、残雪が少ないので、流石に谷川連峰の方から縦走して来る人は居ないようだ。

 50分ほどの休憩で山頂を後にし、アイゼンを装着して来た道を下山する。雪道の降りは早く、JさんやWさんは尻セードでアッという間に降って行く。私はズボンが濡れるのが嫌なので、足を踵から蹴り込むように歩いて彼らの後を追う。

山頂から前巻機山へ降る。

 前巻機山に着くと「これが見納めかも」と思いつつ、巻機山の眺めを目に焼き付ける。前巻機山からの急坂はグサグサの腐れ雪に手(足)を焼きながらも、登りに比べれば降りは格段に速く、雪道の出発地点に戻って来た。

巻機山と最後の別れ

前巻機山からの長い降り

 此処でアイゼンと手袋、サングラスを外す。その後はまるで夏山のように暖かな陽射しの中を、ぬかるんだ道に苦労しながら降り、午後1時半に登山口の桜坂駐車場へ戻って来た。

桜坂駐車場へ戻って来た。

 久しぶりに本格的な雪山に、登る前はヴェテランの二人に追いていけるか不安だったが、思ったよりも快調に歩く事ができて、誘ってくれた二人に感謝々々です。

 車に登ると山麓の「金城の湯」(←大人350円と格安料金です)で山の汗と疲れを流し、その後関越道で帰宅の途についた。関越道は上里SAの先で渋滞となったが、本庄児玉から高速を降り一般道の裏道を走ったので、まだ明るい午後6時ごろに我家へ戻る事ができました。

コメント (2)
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