Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奈良県大峰山、八経ヶ岳登山(詳細)

2021年11月18日 | 山歩き

11月11日(木)      天気=曇り一時雪

 06:40行者還トンネル西口登山口→ 07:33奥駆道出合→ 07:54弁天ノ森→ 08:18聖宝ノ宿跡→ 08:57~09:08弥山小屋→ 09:12弥山→ 09:15弥山小屋→ 09:36~45八経ヶ岳→ 10:10~15弥山小屋→ 10:52聖宝ノ宿跡→ 11:18~59弁天ノ森→ 12:11奥駆道出合→ 12:38行者還トンネル西口登山口

 

 日本列島を寒波が襲い、奈良県でも昨日の午後辺りから雨が降ったり止んだりの不安定な天気が続いている。それに加えて腰の調子もイマイチなので、予定していた大峰山脈の奥駆道縦走は諦め、日帰りで八経ヶ岳を登る事にした。

 早朝行者還トンネル西口の登山口駐車場に着くと、既に数台の車が停まっており、係員のオジサンから1000円の駐車料金を徴収された。標高1千mを超える登山口は凍えるように寒く、寒風に追い立てられるように登山口を出発する。

行者還トンネル西口の駐車場

 沢沿いに100m程進むと木橋が有り、橋を渡って急登が続く登山道に入る。ジグザグの急坂を登って行くと、身体がだんだん山に馴染んでくる。登山口から約1時間足らずで、稜線上の奥駆道出合へ着いた。

登山口近くの木橋(ココが最後の水場)

奥駆道出合に向かって急登の道

稜線上の奥駆道出合

 出合を右に曲って弥山に向かって進んで行く。稜線を吹く風は身震いする程寒いが、樹林帯の道で陽射しもあるのでソコソコの登山日和と言える。出合から緩やかに20分ほど登って行くと、緩やかな樹林帯の中に弁天ノ森のピークがあった。

弁天ノ森ピーク

 弁天ノ森から緩やかに20分余降ると、理源太師の像が祀られた聖宝ノ宿跡へ着いた。登山道はこの先から弥山小屋までの間が急登の連続になる。急坂を登って行くと、霧の中へ突入し氷雨が降りだして着衣をジンワリ濡らした。

理源大師の像

霧の中に突入

 やがて氷雨が雪に変わった頃、弥山小屋へ到着した。弥山小屋の管理人さんが居たので少し言葉を交わす。小屋は昨日で今年の営業を終え、今日は小屋終いの為に登って来たとの事、来年は5月の連休から営業するそうだ。又今日の雪が弥山での今年初冠雪になると言う事だ。

弥山小屋

弥山山頂の神社

 弥山小屋から神社が祭られた弥山山頂(1895m)へ立ち寄った後、南に位置する八経ヶ岳へ向かう。稜線を吹く風は冷たく、薄い手袋越しに手指が寒さで痛くなってきた。

弥山から八経ヶ岳へ向かう道

道沿いの樹氷が美しい

 弥山から約20分ほどで近畿地方の最高峰、八経ヶ岳(1915m)に着いた。この山は遠い昔に新婚旅行で妻と登った事があり、今日が2回目の登頂になる。山頂には私と同年配の男性が先着しており、互いに写真を撮り合った。山頂でのんびりコーヒーブレイクをと思ったが、あまりに寒く10分足らずで山頂を後にした。

八経ヶ岳山頂

八経ヶ岳から弥山

 弥山小屋へ戻ると、そのまま足を止めずに下山を開始する。標高が下がると雪雲を脱し、陽射しが戻って大普賢岳や行者還岳など奥駆道沿いの山々が遠望できた。弁天ノ森ピークで休憩していたら八経ヶ岳で一緒になった男性がピークへ着いた。

遠くに奥駆道沿いの大普賢岳を望む

 何気なく言葉を交わしたら、何と彼は我家から歩いて10分ほどの所に住んでいる人だと言う。遠く離れた奥深い山中で、ご近所さんに出会うとは世の中何て狭いんだとビックリした。その男性S氏とは互いにアドレスを交換した後別れた。

 弁天ノ森から奥駆道出合の分岐を経由して脚を止める事無く歩いて12時半過ぎに登山口の駐車場へ戻って来た。車に乗ると黒滝村の「黒滝の湯」へ向かい、山の汗を流した。

心地よい弁天ノ森付近の冬枯れの道

奥駆道出合へ降り立つ

登山口へ戻って来た

 黒滝の湯は公営の入浴施設で、近くの道の駅で割引券を入手すれば500円で入浴できる。小じんまりとして清潔な居心地の良い温泉だった。八経ヶ岳には登ったものの、遠路はるばるやって来たのに、一つの山だけでは何ともコスパが悪い。何処かもう一つの山を登ってから帰ろうと思い、今夜も道の駅「吉野黒滝」で車中泊となった。

コメント
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