Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

伊丹十三監督デビュー作、映画「お葬式」を40年ぶりに観る

2025年02月27日 | 映画・コンサート

 亡くなられて久しい伊丹十三さんが監督した映画シリーズは、いずれも面白い作品ばかりで封切の都度に映画館へ足を運んだ。その伊丹監督デビュー作「お葬式」が、リバイバル上映されているよと妻が教えてくれたので、上映している東京ミッドタウン日比谷に在るトーホーシネマ日比谷を二人で訪れた。

東京ミッドタウン日比谷

 ここを訪れたのは2度目だが、設備が立派でとても居心地の良い映画館です。ただ最寄りの地下鉄有楽町駅からの道程が迷路のようにややこしくて、映画館に辿り着くまで随分手間取ってしまった。

トーホーシネマ日比谷入場口

 料金はシニアで一人1300円、ネットで予約したのでプリントアウトした二次元コードをタッチしただけでスンナリ入場する事ができた。映画「お葬式を観るのは約40年ぶり、ストーリーの殆どが記憶から抜け落ちていたので、新しい映画を観るような感覚だった。

快適な客席

 物語は「主人公の役者、井上侘助(山崎努)の義父が突然亡くなってからお葬儀を終える三日間のドタバタぶりを描いた映画だが、突然見舞われた非日常の出来事に右往左往する登場人物達の喜怒哀楽が笑えて泣けて、やっぱりというか実に面白く観る事ができた。

 それに出演者の顔ぶれが秀逸で、今は亡き菅井きん(義母)、大滝秀治(義父兄)、津川雅彦(隣人)、江戸や猫八(葬儀屋)、笠智衆(住職)など懐かしい面々が個性豊かに登場する。

 その他にも山崎努(主人公の役者)、宮本信子(主人公の妻で役者)、財津一郎(主人公のマネージャー)、小林薫(火葬場の職員)など、それが又絶妙の配役で観客を楽しませてくれる。伊丹映画の真髄を、ドップリと堪能できた2時間でした。

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