昨日深夜、新潟港を出港したフェリーは函館沖を航行している。
船の中は、お風呂にレストラン、小さなプールまであり極楽にいるようです。
楽しいけれど、毎日こんな生活だと人間駄目なっちゃいそうう。
夕刻、苫小牧に着いて今夜は道の駅で車中泊の予定、明日より山の生活が始まる。
8月5日(水)
今日の夜、新潟港からフェリーに乗って北海道へ向かいます。今回のツアーは北海道でまだ未踏の二百名山2座を登るのが目的です。先日フェリーが苫小牧沖で火災事故を起したのでドキッとしたのですが、違う船会社だったのでひとまず安堵(火災で亡くなられた乗務員の方にはご冥福を祈ります。)
一応それなりの準備を整えたつもりだが、後は天気と運と熊さんと私の体調次第、「無理せず。焦らず。急がず。」を心に刻み、北海道の夏を楽しんで来たいと思います。取りあえずこの焦熱地獄を脱する事ができるのはありがたい。
なお、ツアー中はガラ携によりブログ発信する予定ですが、私はガラ携でのメール操作が大の苦手、なので至急電報風な文面になるかと思います。又写真を添付すると通信費が嵩むのでこれも極力省略、ツアーの詳細については我が家に戻った後、逐次載せていきたいと思います。
乗船する新日本海フェリー「しらかば」
8月2日(日) 天気=晴れ後雨・雹
08:03峠の茶屋駐車場→ 08:41~56峠の避難小屋→ 08:36~46朝日岳→ 09:49~10:02朝日岳分岐→ 10:12隠居倉分岐→ 10:46北温泉分岐→ 11:08~42三本槍岳→ 12:32北温泉分岐→ 13:10隠居倉分岐→ 13:39~45峠の避難小屋→ 14:20峠の茶屋駐車場
猛暑のコートを離れてたまには山歩きでもしましょうと、テニス仲間の人達総勢6人で栃木県の那須岳を登って来た。Aさんと私の車に分乗し、東北道を経由してAM8時前に登山口となる峠の茶屋駐車場に着いた。
峠の茶屋駐車場
ここは標高が1460mもあるので吹く風も爽やかだ。今日は「関東地方は寒気が入り、午後から各地で大雨や雷に注意」という天気予報だが、朝方は素晴らしい青空が広がっている。
出発して10分程で樹林帯を抜け、茶臼岳の山腹を捲いて峠の避難小屋を目指す。日曜日とあって数多くの登山者が前後を登っている。学校登山だろうか100名をゆうに越える大行列が前方の稜線に確認できる。
峠の避難小屋へ向かう登山道
登山口から峠の避難小屋に着いた。此処は那須岳登山の十字路なので行き交う人も多い。我々は右に曲って朝日岳へと脚を進める。最初は剣ヶ峰(1799m)の山腹を横切る。前回此処へ来た時は5月で残雪が斜面を覆っていたので、滑落せぬかとヒヤヒヤしたが、今は全く雪が無いので問題ない。
峠にある避難小屋
峠の避難小屋から剣ヶ峰(左)と朝日岳(右奥)
峠の避難小屋から茶臼岳
剣ヶ峰の変わった岩塔
剣ヶ峰を越えると朝日岳へ向け岩場の登り、とはいえ良く整備された道なので、ここも安心して歩く事ができる。峠の避難小屋から40分程で朝日岳(1896m)に着いた。山頂は大勢の登山者で占領されていた。聞けば登山用品店「石井スポーツ」が催した登山ツアーの人達で年寄りばかりの我々と違い若い人が多い。
朝日岳へ向かう岩場の道
朝日岳から茶臼岳方面
山頂は混むので5分程降って所のベンチで小休止する。朝日岳から10分程で次のピーク熊見曽根東端(1900m)この辺りは那須岳の中央になるので展望が素晴らしい。秘湯「三斗小屋温泉からの道が此処に合流する。
熊見曽根東端から朝日岳
熊見曽根東端の北隣りのピークは山名が無く標柱に「1900m峰」と書かれていた。ここから一気に100m程標高を下げると湿原が広がる清水平、ユッタリした風景でとても気持ちの良い場所だ。
1900m峰から西の三倉山方面
清水平からハイ松帯の道をゆるやかにアップダウンして最後に標高差100m程の急登で三本槍岳(1917m)に着いた。那須岳の主峰は噴煙上げる茶臼岳だが、標高はこの山が僅かに高く、那須岳の最高峰でもある。眺めも良く遠く尾瀬や会津の山々が展望できるそうだが、今日は雲が多くそれらの山々を確認する事はできない。
三本槍岳へ最後の登り
三本槍岳山頂
40分程滞在した後、山頂を後にする。天気予報通りに怪しげな雲行きになって、ゴロゴロという雷の音も聞こえ始めた。落雷の直撃を受けては堪らぬので慌ただしく下山を急ぐ。Nさんは脚が痙攣して辛そうだが騙し騙し必死に歩いている。
戻ってきた1900m峰から三本槍岳(雷の音はするが、雲はまだ薄い)
雷から逃れるように慌ただしく降り、登山口の駐車場に着いた途端大粒の雹が降り注いできた。今まで経験した事が無いような大粒の雹で、車のボディにバンバンバンと凄まじい音でぶつかり、ウィンドガラスが割られるのではと気が気でなかった。
峠の避難小屋から朝日岳を振り返る(今にも雨が降りそうな気配)
雹が収まった後、車を点検するとフロントボディに幾つか僅かな凹みが生じており、一寸ショックだった。でも降る前に戻って来れてよかった。歩いている時だったら大変な思いをしただろう。自然の猛威を体感した一時だった。
その後車で板室温泉「健康の湯グリーングリーン」へ立ちより山の汗と埃を流す。此処は証明書を見せると65歳以上200円とリーズナブル、露天風呂も広くて実に快適、那須界隈ではお勧めの日帰り温泉です。
帰りの東北道はそれ程酷い渋滞も無く時折凄まじい雷光が上空を駆け巡る中、PM7時過ぎには我が街に戻る事ができた。雹にやられた車のボディにできた凹みは少し悲しいが、テニス仲間との山歩きは十分に楽しむ事ができました。