雨。最低気温5.4℃、最高気温8.2℃。
本日付北海道新聞夕刊では羅臼積雪3センチを記録した(札幌管区気象台)と報じていた。札幌に近いこの辺りでも朝方から時間が経つごとに気温が下がり続けている。わが町は雪の予報はないけれど、ストーブは朝からつけたままだ。庭の桜は冷たい雨と風に震えながらも咲き続けている。
サクラソウやニオイスミレも、季節が一か月ほど逆戻りしたかのような寒さに戸惑いながら咲いている。健気なことだ。
「生命噴く季(とき)の木草(きぐさ)のささやきを聞きて眠りあう野の仏たち」 昭和の女流歌人、生方たつゑ作。
この冷たい雨が上がった後には、緑が鮮やかになり、命を寿ぐように大地が豊かになることだろう。五月はファッショナブルな月でもある。