透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

『賢治先生』

2017-01-19 21:52:01 | 

 雪のち晴れのち曇り。最低気温-6.9℃、最高気温-2.0℃。

少年たちを乗せた汽車は、ひたすら闇の中を疾(はし)ります・・・・・ケンタウリ祭の晩に汽車に乗ったジョヴァンナとカンパネッラ。大切な人を探す旅の途中で二人と同じ席に乗り合わせた賢治。賢治と少年たちの蒼白い銀河交流の行方は?」

との裏表紙のリード文に誘われて読み始めました。

『銀河鉄道』の舞台にはジョヴァンナとカンパネッラの他に賢治も乗り合わせています。なんとも不思議な世界が広がっていくのですが、それは賢治ワールドから長野まゆみワールドになっていく過程のようです。

(長野まゆみ著 河出書房新社 初版印刷2003年12月10日 初版発行2003年12月10日)   

長野まゆみ

東京都生まれ。女子美術大学卒業。デザイナーを経て、『少年アリス』で第25回文藝賞受賞。独自の作風で熱狂的に支持され続けている。主著に『天体議会』『新世界(全5巻)』『若葉のころ』『三日月少年の秘密』『時の旅人』他多数。

同本からの引用です。    

コメント
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