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今日の北海道新聞のコラム・卓上四季は亡くなった脚本家の山田太一さんを偲ぶものです。
太一さんは師事した木下恵介監督への弔辞で、木下作品が描いたものは「人間 の弱さ、その弱さが持つ美しさ、運命や宿命への畏怖、社会の理不尽に対する怒り」だと述べたそうです。
これらは太一さんの作品にも通底するものだとコラムは綴っています。
例として、「男たちの旅路」シリーズの「シルバーシート」という回での台詞を挙げています。
笠智衆、加藤嘉という老優が主役の鶴田浩二に尋ねるシーンがあり、そこでは「新しさや若さばかりをもてはやす風潮への重たい問いかけ」が投げかけられていたとのこと。
コラムは「さびしさや喪失感で寒さがひどく身にしみる。残された作品に再び目を通して、追悼したい。」と結ばれています。
大切なことを代弁してくれる日本映画の巨匠が旅立たれました。静かに・・・。
それでは・・・・・。
皆さまにとって明日が良い一日となりますように。