透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

生田原の山川と「オホーツク文学碑公園」

2015-02-11 21:55:44 | 日記

晴れ。最低気温-12.5℃、最高気温0.4℃。

午後から散歩に出かける。橋上から遠軽町方向、続いて北見方向の写真を撮る。生田町の山川は美しい。どこか春めいてきたようなのどかな風景が広がっていた。30分ほどで街をほぼ一周できるほどのコンパクトなコミュニティが形作られ、利便性に優れていると感じた。

街中央の川沿いの丘にある「オホーツク文学碑公園」は冬期間の今は閉鎖されているが、オホーツク圏を題材とした道内外の著名な作家19人の小説・詩・短歌・俳句などの作品が刻まれた石碑(文学碑)が配されている。以前、数回訪れたことがあったが、いつも静かで、オホーツクゆかりの文学に浸れる 憩いの場となっていたことを思い出す。

                          ひたれ

                                     《遠軽方面》

                          

                                      《北見方面》

                          

                               《道路右側 オホーツク文学碑公園》

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「ちゃちゃワールド」へ

2015-02-10 18:44:52 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-9.9℃、最高気温-5.0℃。

生田原町内にある「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」を訪ねました。借家から徒歩で5分ほどで到着しました。一階は世界の木のおもちゃ館、休憩コーナー、ミュージアムショップ(売店)、木工房ゼベットからなり、2階はカプラコーナー、あそびの広場、ユニセフコーナーがあります。そして、1階から2階にまたがり、影絵の巨匠として知られる藤城清治氏の作品約30点が展示されている藤城清治影絵美術館を擁しています。圧巻は、高さ9m、幅18mと世界最大級の大作」「光彩陸離」です。札幌芸術の森美術館で開催された藤城清治氏の展覧会においては、このレプリカが展示されていたことを思い出しました。

身近にあった「ちゃちゃワールド」は、開館したばかりの頃に一度訪れたのですが、これほど、魅力的な場所だったとは思わず、この度は大いに満足して館を後にしました。

今日は1階の世界の木のおもちゃ館の中の「くるみ割り人形」付近をアップしました。(藤城清治影絵美術館以外の撮影は許可されていました。)

くるみ割り人形をはじめとする木工芸品はドイツ・エルツ山脈地方の、かつて栄えた鉱山の樹木等を利用して始まったこと、また、硬いクルミを割るということは難しい課題をやり抜くという意味合いもあり、時の権力者に対する庶民のひそかな「仕返し」の思いもあったのではないかと解説にありました。「くるみ割り人形の多くは王様・警官・兵隊といった権力を持った人々がモチーフとなって」いることが多いともあり、くるみ割り人形の形相をじっくり見直しました。

                          

                           

                                                                             

                 

                 

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紋別の流氷祭り会場へ

2015-02-09 21:32:49 | 日記

晴れ。最低気温-6.9℃、最高気温2.9℃。

家人と第53回紋別流氷祭り会場へ。月曜日だから空いているだろうと思ったが、意外にも観光客が途切れずに訪れていた。メイン像はタイの王宮「チャクりーマハープラサート」。氷ならではの透明感が秀逸だった。近くにはタイ象が動き出しそうな姿で案内役か守護神のように据えられていた。この間の気温は-3℃ほどだったが、風が冷たかった。

ウキペディアによるとチャクりーマハープラサートことチャクリー宮殿は以下の通り。

チャクリー宮殿:1876年5月7日着工、1882年完成。設計・現場監督はシンガポールの建築家であったジョン・クラニッチで助手はヘンリー・クラニッチ・ロス。当初は完全な洋風建築を目指したが、途中で屋根の部分をタイ風建築にした。通常王宮と言えばこの建造物を思い起こす人が多い。現在この建造物は王族の納骨堂となっており、軒下は武器博物館として、一般公開されている。

                

                

午後の流氷砕氷船・ガリンコ号Ⅱの乗船を待つ人々はどこからか湧いてくるようで、列をなしていた。今日は予定ルート内で流氷を見ることはできないとの掲示板があったにも関わらずである。でも、オホーツク海に乗り出でて、潮の香りと風と青い海を堪能するだけでも、乗船の甲斐はあったことと思う。

                       

                       

                       

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『茨木のり子集 言の葉2』より

2015-02-08 21:12:37 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-0.5℃、最高気温3.9。

久しぶりに『茨木のり子集 言の葉2』を手に取る。一月も終わり二月を迎え、立春を過ぎても手放しで素直に春を待つ気持ちになれないような気分。この心境に少し似ている気がする一編の詩を見つけた。この詩が書かれたのは今から32年前なのだけれど・・・・・。

問い

ゆっくり考えてみなければ

  いったい何をしているのだろう わたくしは

ゆっくり考えてみなければ

  働かざるもの食うべからず いぶかしいわ鳥みれば

ゆっくり考えてみなければ

  いつのまにかすりかえられる責任といのちの燦

ゆっくり考えてみなければ

  みんなもひとしなみ何かに化かされているようで

いちどゆっくり考えてみなければ

 思い思いし半世紀は過ぎ去り行き

青春の問いは昔日のまま

 更に研ぎだされて 青く光る

 

『茨木のり子集 言の葉2』(ちくま文庫)より      初出は詩集『寸志』(一九八二年十二月、花神社より刊行)

 

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パイナップル

2015-02-07 19:57:36 | 日記

晴れ。最低気温-8.3℃、最高気温1.7℃。

午後、生田原の町を散歩してきた。良い天気に恵まれ、プラスの気温とあって暖かく、久しぶりに気持ちよく歩くことができた。写真もたくさん撮ったのだったが、我家に戻ってカメラを取り出すとSDカードが入っていずに、あの美しい風景の数々はなかったことになってしまった。いや、記憶の中にはあるはずだ。けれど・・・・・・・。

というわけで、本日のパイナップルの姿をアップすることにした。日に日に小さいながら一人前のパイナップルに成長している。

                             

                                  

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ロベリア

2015-02-06 21:52:16 | 日記

晴れのち曇り。最低気温-17.8℃、最高気温-4.9℃。

春を待つ花々の一つ、ロベリアの花が元気に咲いている。夜空の星が降ってきたかのようなイメージをなぜか持ってしまう花だ。雪の華のように六角形でもなく、星形でもないのだが・・・・・。大麻からはるばる生田原まで運んできたのは、花が咲き始めていたからで、こちらへ来てからは日増しに強くなる日差しを浴びて、ブルーの小さな花を次々に咲かせている。

昨秋、花畑で見つけた小さな芽を鉢に移したものだ。小さな一つの花の芽が下のようにたくさんの花を咲かせている。さりげなく、花は花として精一杯、自分のするべきことをしている。

                          

 

 

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雪の結晶

2015-02-05 21:45:54 | 日記

晴れ。最低気温-16.8℃、最高気温-5.2℃。

立春から一夜明けた今日も生田原は氷点下20℃を下回る厳しい冷え込みとなった。車のフロントガラスには雪の結晶が美しい六角形の姿を見せていた。冷気の中に咲く雪の華の出現に心が動く。

夜、外を歩くと、月がまだ出ていなかったこともあり、星がくっきりと見えた。

                           

                                          《雪の結晶2015.2.5 9:05撮影 生田原9時の気温は-17.8℃》

 

昨年の今日のブログは「氷の紋様」を取り上げていました。

晴れ。最低気温-21.1℃、最高気温7-7.2℃。(江別にて)

立春の昨日、そして今日は再び、氷点下20度を下回る酷寒の日となった。適度な湿気のある台所の窓には美しい氷の紋様が浮かび上がっていた。暖かくなると、影を消す氷の紋様だ。まるで厳寒のさ中を生きる私たちへのご褒美のような気もする。自然の采配は厳しいことも多いけれど、こうして美しいものをさりげなく誰にでも差し出してくれもする。

                          

                          

                          

                          

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立春

2015-02-04 21:08:51 | 日記

晴れ(生田原)。最低気温-19.4℃、最高気温-6.1℃(江別)。

再び、立春がやってきました。ここ生田原では-29.6℃(6時28分)と、厳しい寒さとなったのですが、日中の日射しは力強く、居間ではストーブを消すほどでした。光の春の威力でしょうか。

夜には満月が皓皓と雪山を照らし、空の中ほどにはオリオン座のα星ペテルギウスとおおいぬ座のα星シリウス、こいぬ座のα星プロキオンが冬の大三角を形作っていました。月も星も氷点下の冷気で磨き上げられたかのように、冴えわたっていました。

                   

                                        《満月》

                   

                                       《雪山と満月》

                   

                                 《よく見ると必ず見えます》

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ふくらすずめ・福良雀・脹雀

2015-02-03 16:43:21 | 日記

晴れ時々雪。節分。最低気温-13.9℃、最高気温-5.1℃。

玄関横の木々の辺りにたくさんの雀がふっくらした姿で集まっていた。電線には体を寄せ合うように雀が並んでいた。確かに気温はぐんと下がって氷点下の中でのひとこまだ。雀も本能的になのかもしれないが、助け合って暮らしている。野性の動物たちの「生きる力」は本物だ。

寒さをしのぐ雀のこのような姿を私は初めて目にしたわけで、今まで何を見ていたのかと思った次第だ。見ていたようで見ていないことにこれからも気付かされていくのだろう。いろいろな意味でこれからも毎日がはじまりの日となりそうだ。

絵本「はじまりの日」(ボブ・ディラン作  ポール・ロジャーズ絵 アーサー・ビナード訳)からの一節より

 「きみの心のうたが  みんなにひびきますように/ 毎日がきみの  はじまりの日/ きょうもあしたも/ あたらしいきみの はじまりの日」

                             

                                      《ふくらすずめの一群》

                                     

                                     

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生田原2日目

2015-02-02 21:45:19 | 日記

雪時々晴れ。最低気温-6.9℃、最高気温-1.0℃。

朝から断続的に吹雪模様。午後から少し晴れてきたので、生田原町内を車窓から少し見ることができた。雪に埋もれた空家はメインストリートにも目立っていた。昔、ここに住んでいたころ、よく利用していたスーパーもシャッターが降りていた。冬は空家がすぐに分かる。玄関前の雪がそのまま手つかず状態だからだ。中には屋根まですっぽり雪に埋まっている家屋もあった。

鴨長明の「方丈記」の一節を思い出す。「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。 」何だか寂しくもあるが、今はそんな感傷に浸っている場合ではなさそうだ。

                                         

                                                 《パイナップル2015.2.2撮影》

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生田原へ

2015-02-01 16:52:10 | 日記

今月からは天候は生田原、最低気温・最高気温は江別のデーターとすることにしました。

晴れ。最低気温-6.8℃、最高気温-0.7℃。

江別は晴れていたのですが、遠軽付近からは風が強く、吹雪模様となりました。約一か月ほど滞在予定の借家の前は腰の丈ほどの雪でした。冷え切った室内のストーブは無事点火し、6時間後には温まってきました。

                                                 

                                                             《腰丈くらいの雪》

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