透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

雪降る野幌森林公園と新北のうた暦と

2023-12-16 19:53:28 | 日記

雪。最低気温-5.7℃、最高気温-2.5℃。

花のような雪が降る様はさながらレースのカーテンのように景色をぼんやりと霞めていきます。

静かに降る雪のカーテンを潜り抜けるように森林公園の中を歩くのは神秘的な感覚にとらわれるものでした。

公園内の木々に降り積もる雪は花のように、黒々とした枝に置かれた雪の白はアクセントとなるのも、今日のような雪の日です。

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

野幌森林公園ふれあいコースの枯れた野草の上にも雪は降り注いでいました。

雪景色の中で目にした枯草の一茎ずつが掲歌の情景と重なるような気がします。

身を 折りて祈るかたちに耐へたれば近づきがたし冬の一茎」

清冽な冬の情景が詠まれていて、ずっと記憶に残り続ける作品だと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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「おきがる和食 居心(いころ)」へと新北のうた暦と

2023-12-15 20:13:46 | 日記

曇り。最低気温-3.0℃、最高気温-0.1℃。

〈居心御前〉

12月いっぱいで閉店するという「おきがる和食 居心(いころ)」へ家人の運転で出かけてきました。

ランチとしては少し奮発することになったのですが、このお店で頂けるのもこれが最後と思えばそれも良しということに。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

赤穂浪士が討ち入りを果たした日に因んだ作品で、この日はワタクシも意識することが多いかもしれません。

主君の無念を果たすまでの義士たちの心模様と一致団結して本懐を成し遂げ、その後に切腹するという結末に潔さと貴さを感じるのです。

それゆえに、掲句の「義士の日のわが誕生日なに討たむ」という思いも分かるような気がしました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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雪景色と新北のうた暦と

2023-12-14 18:29:20 | 日記

晴れ時々雪。最低気温-4.5℃、最高気温-0.5℃。

真冬日となり、冷やされた空気が雪景色と青空に磨きをかけたかのようです。

さらに大地が冷やされていき、最低気温が氷点下15℃前後で、湿気少し、風がないなどの諸条件が満たされて初めて、サンピラーの出現を見ることができます。

それはとても神秘的な光景です。

今日の新北のうた暦の掲句は友の危篤の報を受けて、わずかに残された時間の中で目にすることができたサンピラーだったのだろうと解説にあります。

その友は亡くなったことが作者のもう一つの句で知ることになるのですが、その句が美しすぎて切なくなりました。

ふと、吾身に寄せて「友よ、元気でいて下さい」と願ってしまいました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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珈琲館でのランチタイムと新北のうた暦と

2023-12-13 22:29:07 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-5.0℃、最高気温-0.3℃。

美容院からいつもの商業施設3階の珈琲館へ。今日は「珈琲館の特性ナポリタン」を頂きました。

真冬日となり、凍り付いた路面は帰りも変わらす状態。

雪道も初めてでしたが、凍結した道路を運転するのも今季初めてで、ハンドルを握る手には終始力が入りっぱなし。

国道12号号線大麻付近は通常60㌔のところ50㌔ほどと皆さん安全運転で走行していました。

我家へ戻る途中、野幌森林公園大沢口の様子をカメラに収めることに。

本格的な雪景色を目にして、12月の真っただ中にいるのだと気づかされました。

そして、新北のうた暦の掲句です。

「阿寒の果」に終の棲家を得たことへの思いを巡らせながら認められる年賀状。

年賀状は1年を振り返りながら書くことになるのがワタクシの常です。作者は1年だけではなく、さらに遡って来し方に思いを馳せているようです。

深みのある余韻に心惹かれました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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真冬日と新北のうた暦と

2023-12-12 19:27:38 | 日記

曇り時々雪。最低気温-4.1℃、最高気温-0.5℃。

雪が降り、モノクロの大地が広がっています。

今日の新北のうた暦の掲歌はモノクロの風景に青の信号が1点配されています。

その青い信号は「命の保障のやうに灯れり」と詠まれていて強烈な印象を受けました。

解説文には「人間が生きてゆくことへの『安全』のサインだ。」ともあります。なるほどと思いつつ、歌を読み返しました。

まっすぐな視線で描かれた情景に深みが感じられます。心惹かれました。

 

それでは今日はこの辺で。

「税」が本年の世相を表す漢字に選ばれたそうです。なんだか現実的な感じです。いや漢字と書くべきか。

皆様にとって明日が良い一日となりますように・・・・。

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雪が残る朝に卓上四季を

2023-12-11 20:11:09 | 日記

晴れ。最低気温-4.2℃、最高気温0.4℃。

朝方、数ミリほどの雪で白くなった辺りの風景にも見慣れてきました。

夕方にその雪が解けて路面がでることにも・・・・。

最高気温は0.4℃とわずかにプラスになり、真冬日とはならなかったことを知り、ホッとするという微妙な心の動きに苦笑いです。

さて、新聞休刊日の今日は昨日付の「卓上四季」を。

国内の半導体産業が衰退した背景に日米貿易摩擦があったこと。その中にあって、東北大学がその研究から手を引くことがなかったことなどが綴られています。

「研究はその時々の 情勢だけをみて進めるものではない」とは東北大学総長の大野英男氏の言葉だそうです。

5月の広島サミットに併せて日米大学パートナーシップが結成され、日米11の研究拠点に東北大学の名が見えるのは当然の成り行きだと。

(日本からは5大学=広島大学・九州大学・名古屋大学・東北大学・東京工業大学)

また、日本で初めて女子大生の入学が許可されたのも同大とのこと。

これは初代総長沢柳政太郎の「学問に男女差の支障はない」との理念によるもので、「110年前から変わらぬ先見の明である。」と同大の一貫した理念を称える言葉でコラムは締めくくられていました。

思えば、東北大学がある杜の都仙台の青葉山に数回足を運んだことがあったなと・・・・・。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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野幌森林公園と新北のうた暦と

2023-12-10 20:24:06 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-2.5℃、最高気温4.5℃。

午前中、野幌森林公園へ。

森を明るく照らす太陽は相変わらずにこやかでしたが、吹く風は体の芯まで刺すように冷たかったです。

風がせっせと運んでくるよーく冷やされた空気に、眠気が吹き飛んでいきました。

一面が雪で覆われるのも間近な野幌森林公園。

夏用のスニーカーで歩けるのも時間の問題かなと・・・・・。

師走に入りもう10日目です。

日の暮れるのも早まり、寒さもそれなりに厳しくなってきました。

冬の深まりと慌ただしさを今に重ね、風の音に耳を澄ませて、この句を味わおうと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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夕陽に

2023-12-09 19:13:29 | 日記

雨時々晴れ。最低気温-0.1℃、最高気温10.6℃。

最高気温が二けたになった本日。

雨上がりの夕空を染めて落ちていこうとする陽のまぶしさが目を貫きます。

その光を映すアスファルトもにぶく輝きを放っていました。

12月としては雪ではなく雨が降る暖かな一日。

義母の新しいお部屋も片付き、窓から見える野幌森林公園の風景を眺める余裕がでてきたようです。

補助歩行器(部屋用、部屋外用)2台が、足の痛みをカバーしてくれているので、誰かの支えがなくても自分で動け、暮らしのクオリティが保たれています。

外が銀世界になっても、館内の食堂へはスタッフに見守られてエレベーターで移動するので安心かと。

短期間での義母の引っ越しにどうなることかと思いましたが、以前のお部屋より眺望もよく、広くもなったので過ごしやすくなったようです。新居の生活にも日ごとに慣れてきた様子で夜もぐっすり眠れると言っていました。

本日の新北のうた暦の掲歌で投げかけられている問いはあまりに重いものだと感じています。

解説は「現在も世界中で『国のための殺人』により、多くの人命が失われている。」と結ばれていました。

ほんとうに「なぜ・・・」を繰り返すのがせいいっぱいで・・・・。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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道立図書館での「駅伝を読む」コーナーと新北のうた暦と

2023-12-08 19:55:14 | 日記

晴れ。最低気温-2.3℃、最高気温4.2℃。

「箱根駅伝100回記念 駅伝を読む」のコーナー

軽く降った雪は道立図書館前にまだ残り、車や人の足跡が残されたままです。

館内の2階では「箱根駅伝100回記念 駅伝を読む」コーナーが設けられていました。

師走の「走」に因んでのことかななどと深読みしたワタクシは浅かったです。

小一時間ほど滞在して我が家へ。その頃になると、まだ強い力の日差しに雪解けが進み、アスファルトが顔を出していました。

先ほど外に出て夜空を見上げると、街灯の光に霞みながらもカシオペア座が見えました。

おそらく、晴れているので空には星がいっぱいなのだろうと思います。

今日の新北のうた暦の掲句は「濡れ髪の首に降り込む」壮大な冬の銀河が詠み込まれています。

「冬銀河」をこんなふうに用いて句にできる感覚と腕に目を見張りました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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北海道新聞の卓上四季と新北のうた暦と

2023-12-07 21:03:28 | 日記

雨。最低気温3.5℃、最高気温12.1℃。

無着成恭さんも「山びこ学校」の名もおぼろながら記憶にあります。

コラムにあるように「いつでも力を合わせる。なんでもなぜと考える。自分の脳みそを信じて判断する。」との教えは今も色あせるどころが輝きを放っていると思います。

国際学習到達度調査(PISA)で日本の読解力が前回の15位から3位になったことを先ずは良かったと思いました。

と書いて、コラムの続きにギクリ・・・。

「けれども単純に喜ぶのは禁物だ。実りある人生を歩む力は点数や順位で示せない。」

その通りです。

「裸婦像」とは幣前橋に立つ「四季の像」だろうかと解説にあります。

その像ならば釧路に行った際に目にしたことがありました。

また、「はだしに積もる六花」の「六花」を「むつのはな」と読むことでリズムが整います。加えて、なるほど解説にあるように冷たさがやわらぎ、ぬくもりが感じられるなと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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『宮沢賢治研究 Annual Vol・33』が届く

2023-12-06 18:56:05 | 日記

晴れ。最低気温-6.2℃、最高気温8.3℃。

昨日、届いた『宮沢賢治研究 Annual 第33号』です。

学会関係者の皆さま、お忙しい中、ありがとうございました。

習い事の帰りに野幌森林公園大沢口まで足を延ばしてきました。

早朝は氷点下になったものの、日中は暖かかったです。

どうやら冬将軍は12月に入っても、今のところ、手加減してくれているようです。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

解説にあるように同じマフラーした人とすれ違ったとしたら、3秒でそれと分かり、互いに清濁入り混じった様々な思いが交錯することでしょう。

微妙な空気感が流れた瞬間を1秒でも2秒でもなく「三秒」としたところが粋で納得がいきました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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12月の野幌森林公園と新北のうた暦と

2023-12-05 19:02:39 | 日記

晴れ。最低気温1.0℃、最高気温9.0℃。

久しぶりに野幌森林公園を散歩してきました。

最高気温9℃なのに、ものすごく暖かく感じたのは、寒さ馴れしたからかもしれません。

12月とは思えないほどの陽気に足取りも軽くなりました。

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

偉大なお二人が辿った生き方そのものが足元を照らしてくれる光のようです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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江別市立病院へ

2023-12-04 20:14:47 | 日記

晴れ。最低気温-4.4℃、最高気温5.9℃。

市立病院エントランスホールではクリスマスイベントの一つとしてツリーが飾られています。11/9から12/25まで、来院した方々の思い思いの願いを書き込んだメッセージカードをツリーに飾り付けていくのだそうです。

お引越しが一段落した今日は、義母を病院へお連れしました。

外出する際には車椅子を使わなければならないほど痛むという右脚のひざ下周辺が良くならなかったためです。

病院では念入りにレントゲン写真を撮ったようで、義母曰く「十枚以上は撮った」とのこと。なるほど、撮影終了まで40分ほどもかかっていました。

その結果、「脊柱管狭窄症」との診断で、2週間分のお薬が処方されました。

さて、義母の新しいお部屋には段差があり、包括支援センターのケアマネージャーさんの助言で突っ張り式手すりを4つセットして頂いています。これらは各種の手続きを経て、本物の手すりを取り付けるまで2週間ほど借りる予定。

午後から、ケアマネージャーさんとの打ち合わせの後、室内用と廊下で用いる補助歩行器を借りることになりました。

明日の10時半に業者さんがこれらを持参してきてくれることになっています。

97歳の義母が「朝日がきれいだった」と新しいお部屋を気に入ってくれているので、後は少しずつ間取りなどに慣れてくれることを願っています。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

先日、真冬日になった時に7枚を重ね着したことを思い出しました。

重ね着する以前に皮下脂肪が増えることは寒冷地では「あるある」の一つかもしれません。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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引っ越し

2023-12-03 20:46:44 | 日記

晴れ。最低気温-2.8℃、最高気温5.3℃。

朝から義母の引っ越しがあり、一段落したところです。

業者さんの事情によるもので、実質、2週間での引っ越しでした。バタバタしながらも、始まれば終わるものです。

先ほど、元の住まいの掃除を終えて外に出ると、きれいな星が目に飛び込んできました。

空き部屋が増えた分の灯りが消えて、辺りが暗くなったから星がきれいに見えたのかもしれません。

そして本日の新北のうた暦の掲句です。

解説を読み、「川の速さあり」にこめられた情景を思い浮かべ、なるほどと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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コラム「卓上四季」から 

2023-12-02 20:49:27 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温-11.2℃、最高気温1.3℃。

今日の北海道新聞のコラム・卓上四季は亡くなった脚本家の山田太一さんを偲ぶものです。

太一さんは師事した木下恵介監督への弔辞で、木下作品が描いたものは「人間 の弱さ、その弱さが持つ美しさ、運命や宿命への畏怖、社会の理不尽に対する怒り」だと述べたそうです。

これらは太一さんの作品にも通底するものだとコラムは綴っています。

例として、「男たちの旅路」シリーズの「シルバーシート」という回での台詞を挙げています。

笠智衆、加藤嘉という老優が主役の鶴田浩二に尋ねるシーンがあり、そこでは「新しさや若さばかりをもてはやす風潮への重たい問いかけ」が投げかけられていたとのこと。

コラムは「さびしさや喪失感で寒さがひどく身にしみる。残された作品に再び目を通して、追悼したい。」と結ばれています。

大切なことを代弁してくれる日本映画の巨匠が旅立たれました。静かに・・・。

 

それでは・・・・・。

皆さまにとって明日が良い一日となりますように。

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