透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

白い雲と新北のうた暦と

2024-10-16 21:09:23 | 日記

晴れ。最低気温5.8℃、最高気温17.2℃。

空気が日々冷やされていくのを感じます。

冷やされることで空気が浄化される気がするのは単に気のせいだけではないのでしょう。

秋の空は高いと言われて久しく、そのわけは雲の位置が高い所にあるからだと聞いたことがあります。

いずれにせよ、高くなった天を見上げることがこのところ、日々の日課になっているワタクシ。

雲のアートは自由で一つとして同じものがなく、何より美しく見ていて飽きることがありません。

本日の新北のうた暦の掲句はそのような天を仰いで、「四角にも丸くも生きて」と自身の人生の来し方を肯定しているところに共感を覚えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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新札幌へ 

2024-10-15 20:46:12 | 日記

晴れ時々雨。最低気温14.1℃、最高気温20.8℃。

空の雲は白鳥が羽を広げたように見えます。

新札幌まで夕鉄バスに揺られながら車窓から空を眺めていました。

12号線を走るバスの横を「環境にやさしい鉄道コンテナ」と書かれたコンテナがトラックに載せられて走り過ぎていきます。

「環境にやさしい鉄道コンテナ」が国道をトラックで運ばれるとは皮肉なことです。

でも、それが、北海道の鉄道の今を物語っているのだと思い、少し切なくなりました。

サークルの集まりがあり、先生の講義の後、ランチタイムとなりました。

今日は天婦羅蕎麦(冷)を頂くことに。美味しかったです。

発疹やコロナ禍のために3か月ぶりの参加となり、座っているだけなのに、少々疲れました。

我家に戻る途中にある、文京台南町公園です。紅葉がぐんと進んでいました。

夕方は市内の温泉にて。

この時期としては気温は高めで、過ごしやすい1日となりました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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公園の秋と新北のうた暦と

2024-10-14 16:01:26 | 日記

晴れ。最低気温-0.2℃、最高気温19.7℃。

今日は当地の最低気温が初めて氷点下を記録し、寒い朝を迎えています。

義母のお昼ご飯のアシストへ。

ストーブの火が赤々と燃えていて、お部屋がが暖かくなっていてホッとしました。

義母のお部屋から戻る途中、公園へ立ち寄ってきました。

人気のない公園のブランコが手持無沙汰のように見えます。

イチョウが黄色くなり始めています。

空には薄く延ばされた白い雲がゆったりと下界を眺めているようです。

ゆっくり始まっている紅葉と空のこの感じに秋を司っている大きな存在を感じずにはいられませんでした。

本日の新北のうた暦の掲句です。

虚子の長男である高浜年尾は、小樽高商(現小樽商大)で学んだのだと解説にあります。

「北の年尾忌句」は今年で43回となるとか。

存在感を増しているというこの句会で、「気負はず俳句楽しまん」という表現の向こうには気負わずにいられない緊張感があったのだろうと深読みしてしまいました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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「紅葉のむら・宵のたてものライトアップ」へ

2024-10-13 15:00:01 | 日記

晴れ。最低気温11.0℃、最高気温17.5℃。

昨日、開拓の村の「紅葉のむら・宵のたてものライトアップ」へ出かけてきました。

400台収容の無料駐車場はほぼ満車状態。

いつもは閉まっている時間帯に素朴な明かりが灯り、市街地群の建物が昼間とは別の表情を見せてくれました。

紅葉が始まっている村の通りはそぞろ歩きを楽しむ人々で賑わいを見せ、2日間限りの宵の村が息づき始めたようです。

見上げた空には、白鳥座やカシオペア座が煌めき、夏の大三角も見えました。南の空には月が優し気な光を投げかけています。

村に灯った明かりは星の光を遮ることがない、ほのぼのとしたものでした。

明治、大正時代の街の明るさがこのような感じだとしたら、それもまた、情緒があって良いものだなと。

ほんのりした明かりにいろいろなことを想像し、楽しいひとときを過ごすことができました。このイベントの準備等に携わったスタッフの皆さま、ありがとうございます

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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大麻絵画クラブの作品展と新北のうた暦と

2024-10-12 21:59:46 | 日記

晴れ。最低気温1.6℃、最高気温21.1℃。

近所の方が出品している大麻絵画クラブの作品展へ。

会員の方がこの1年に手掛けた作品29点が展示されています。

個性が溢れる作品には作者がつぎ込んだ時間も詰め込まれているのだとのリスペクトを持って、鑑賞させて頂きました。

本日の掲句は秋桜が取り上げられています。

ワタクシの大好きな花なので、それだけでも嬉しく思い、さらに、「乙女らがお喋りしているがに咲ける」と詠まれていて、全く同感だと思い、嬉しさが倍増する思いでした。

〈以前に描いたはがき絵です。風に揺れている姿はまさにおしゃべりしているように目に映りました。〉

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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ゆにガーデンと新北のうた暦と

2024-10-11 20:00:30 | 日記

晴れ。最低気温4.2℃、最高気温17.8℃。

我家から車でおよそ40分の夕張郡由仁町にある「ゆにガーデン」へ。ここは14.2haの敷地内に、12のテーマガーデンがあります。

そのテーマガーデンの1つ「コキアの丘」で、北海道最大級となる32千株のコキアが見頃を迎えていました。

青空の下、秋の陽射しを浴びて、コキアは炭が熾る時のように燃え始めていました。

ところで、コキアの和名はホウキギ。この和名のとおり、刈り取った後、陰干しして、草ボウキを作ることができるそうです。

このコキアの他にも、今日はサルビアやコスモス、ジニア(ヒャクニチソウ)などの花々が元気に咲いていました。

白樺などの樹木も紅葉し始め、芝生の手入れが行き届いた園内を散策するのは楽しかったです。

ランチタイムはカフェテリアバジルにて「季節野菜とロースポークの庭園プレート」を。

一方、センターハウス内はハロウィンモードになり、楽しい雰囲気に包まれていました。

そして、本日の新北のうた暦の掲句は秋天が詠まれています。

由仁ガーデンで見た青空がすぐ頭に思い浮かびました。

解説には「作者は秋天を呑んでいるのだ」とあります。「なんと健康的であり剛直であろうか」とも。

また、「秋天はまことに爽やかに澄み切って、暗いかげりは何ひとつない」と結ばれています。

ダイナミックで爽やかな印象が残る句だと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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開拓の村と新北のうた暦と

2024-10-10 21:06:43 | 日記

晴れ。最低気温℃、2.1℃、最高気温18.4℃。

 清々しい秋の日でした。開拓の村の紅葉は少し始まっていたようです。

ボランティアの担当はガイド。お話しさせて頂いたのは、午前午後と2組のご夫婦でともに千葉県から足を運んで下さった方々でした。

午前のお二人は開拓小屋までを希望されたので、およそ1時間半のガイド。

市街地群、漁村群、農村群のコース。

午後からのご夫婦はゴールデンカムイ関係以外は外観だけで1時間のガイドを希望されていたので、市街地群から漁村群の青山家漁家住宅、そして裏通りに当る明治大正時代の住宅街をご案内しました。

住宅街では雪虫を3匹、目視することに。千葉県の方にとってはことさら珍しかったようで、しきりにスマホでその姿を撮っておられました。

今年は紅葉が遅いような気がしていたのですが、雪の使者として知られる雪虫のおでましにどさんこのワタクシは複雑な思いがします。

でも、季節の移り変わりは自然の采配。覚悟はできているつもりです。

野幌森林公園にもセイタカアワダチソウが群落をなしていました。

この帰化植物は実際、空き地になったとたんに生え始め、瞬く間にその地を占領し始めます。

「過疎化の進むいたるところにはびこる光景を見て、町がまるで音をたて荒んでゆくように感じたのだ」と解説にあります。

セイタカアワダチソウがこれだけ目立つ存在になったのはその旺盛な繁殖力で、その勢いで町を埋め尽くしていく様が「音立て町の荒びゆく」と詠まれているのです。なるほどと納得しました。

先日、列車の旅で車窓から見た過疎地の風景がリアルに蘇ってきました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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野紺菊と新北のうた暦と

2024-10-09 17:00:53 | 日記

晴れ。最低気温4.3℃、最高気温17.2℃。

今日は最低気温4.3℃とこの秋の冷え込みとしては9月24日とともに一番を記録。

夕方近く、ピアノの先生のお宅から戻る頃、吹きわたる風はあれっと思うほどにぐんと冷たく感じられました。

野紺菊が群れ咲くさまは心を優しくしてくれる気がします。

野幌森林公園の散策コースにはいたるところに野紺菊の群落があり、目を楽しませてくれています。

本日の新北のうた暦の掲句にはその野紺菊が取り上げられていました。

「遠きことほど鮮やかに」の「遠きこと」とは古い思い出だろうと解説にあります。

昔のことほど鮮明に覚えているものだとも。

それは人生を左右するような重要なことというよりは、何げないことで、「たとえば、幼いころ母に手を引かれ歩いた秋の道」のようなものかと。

作者は秋の日を浴びてしめやかに群れて咲く野紺菊に触発されて、遠い日の思い出がよみがえったようだと解説を踏まえて思いました。

秋の深まりとともに、野幌森林公園の野紺菊は咲き終えていきます。

枯れていく姿も含めて、遊歩道沿いの野紺菊を見ると、この句に詠まれた心情を情景とともに思いが浮かべることになりそうです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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秋の空と新北のうた暦と

2024-10-08 19:44:45 | 日記

雨時々曇り時々晴れ。最低気温12.7℃、最高気温19.2℃。

朝方は雨だったのですが、日中は青空が広がり過ごしやすい日となりました。

「秋の空は水蒸気が少ないため太陽光が散乱しにくく、青く見えるそう」と解説にあります。

澄んだ青空は秋が差し出す最高のカードかもしれません。

その空を自分の心の空に映し取りたいという想いを詠んでいるように受け取りました。

解説では「吸ひとりて」を「息を吸い込む仕草」と「胸に映し取る」の2通りの解釈ができるとあります。

続けて「後者のほうが空の色や高さの印象も映るようで、こころは一枚の画布のように感じられる。」とあり、うワタクシは後者の解釈を選んだことになるのだなと思いました。

「秋空の澄みたる限り・・・・・」

掲歌はゆるやかに流れるようなリズムが心地良く、読み終えた後は清涼感に包まれた気がしました。

解説は「美しい願いの歌だ」と結ばれています。本当にその通りだと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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文京台南町公園と新北のうた暦と

2024-10-07 16:29:08 | 日記

曇り時々雨。最低気温13.0℃、最高気温17.2℃。

雨上がりの文京台南町公園を歩いてきました。

本日の新北のうた暦の掲句は秋が深まりゆくこの時期に似合う作品だと思います。

解説には「雨が降るたびに季節の階段を一歩ずつ、暑さから寒さへ向かって降りてゆくような秋の深まりに・・・」とあります。

さらに「ひと息ずつ秋が深まってゆく午後の雨である」と。

この時期の雨は秋の深まりを促すものであると解説は紐解いています。

ところで、文京台南町公園も野幌森林公園のようにまだ、紅葉は進んでいないように見えました。

冬へむかう時はゆっくりで良いのです。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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温泉と新北のうた暦と

2024-10-06 19:50:51 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温7.0℃、最高気温22.9℃。

日中は暖かく、穏やかな一日となりました。

夕方、家人と市内の温泉へ。

久しぶりにのんびりと温泉の湯につかり、リラックス。

温泉は、お昼頃に何の前触れもなく痛み出した腰痛に効き目があったようです。

「野菜炒め定食」の夕食も済ませ、我家へ戻りました。

解説には「眼鏡を外して鮞を凝視するうちに情けなくなったという、隠された心情が痛々しい」と紐解かれています。

この句が詠まれた背景を知ることで、味わいも増します。

俳句の世界はなんと奥深いものかと改めて思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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サラシナショウマと阿寒湖のうたと

2024-10-05 16:57:45 | 日記

晴れ。最低気温13.6℃、最高気温20.8℃。

雨が上がり、日中は最高気温20.8℃と暖かい1日となりました。

午後から野幌森林公園・ふれあいコースから中央線の途中まで40分ほど散策。

遊歩道脇のサラシナショウマと白いチョウという組み合わせに目が留まり、しばし眺めることに。

ところで、雨の後なのでさぞかし進んだかと思われた森の紅葉はまだ先のようで、のんびりしたものです。

その調子で冬へのバトンは焦らずにゆっくりお渡して頂ければよいと思っているのですが・・・・・。

楽しく、肩の凝らない歌のように思いますが、このように詠むのは難しいとも思います。

そのようこともあり、解説頼みで鑑賞することになりました。

思えば、歌に詠まれている阿寒湖には何度も足を運んだことがあります。

「あかん子」のだじゃれもどこかで聞いたことがあったような・・・・。

当地に越してきてから、道東が遠くなって久しい今、阿寒湖の美しい湖面が懐かしく思い出されました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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十月の雨

2024-10-04 16:37:01 | 日記

雨時々曇り。最低気温11.2℃、最高気温14.5℃。

本日の新北のうた暦の掲句です。

解説を読み、秋の月光が射す大通を「自転車を真直に」して走るという光景を思い浮かべ、爽やかな印象を受け取りました。

解説には「涼気と躍動感を感じる」とあります。

秋の日は様々な情感が呼び起こされ、深まる季節でもあるような気がします。

今日は色づき始めた木々や花々に雨が断続的に降りそそいでいました。

十月の雨は季節を晩秋へと押し進めていくのでしょう。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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十月の開拓の村へ

2024-10-03 21:34:17 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温8.2℃、最高気温16.4℃。

本日のボランティア担当は農村群の小川家酪農畜舎。

台湾、イギリス、カナダ、フィリピンなど外国からや神奈川県、秋田県、岩手県、兵庫県、埼玉県、そして道内では釧路、札幌などから三々五々小川家へ足を運んでくださいました。

その中の多くの方が搾乳体験を楽しんで下さったようです。

開拓の村は日差しはあまりなかったものの、風もなく穏やかで、過ごしやすい日となりました。

農村群の樋口家前の水田では学芸員さんとボランティアによる稲の刈り取り作業が行われていたので、カメラに収めること。

同じく、農村群の山田家養蚕板倉前のクルミの木にはエゾリスが3匹やってきて、クルミ集めに夢中でした。エゾリスは冬眠しないので、冬になる前に越冬用の食物をかき集めなければならないのです。

その姿は微笑ましく見えるのですが、彼らは冬を乗り越えるために真剣なのです。

活動終了後は相方さんと信濃神社を通って仲間が待つミーティング会場へ向かいました。

今日も言葉を交わした皆さんと有意義なひとときを過ごせましたことを嬉しく、有難く思っています。

ワタクシが属する木曜班の今季の夏季活動は10月31日で終了。

残りの活動日も、来村者の皆様に開拓の村を楽しんで頂けるように、先ずはワタクシが開拓の村を楽しもうと思います。

そして、本日の新北のうた暦の掲句です。

今は宿泊しながらの旅は控えているので、この句のように「四時間」が負担のない気軽な旅となっています。

「秋の日の深まりを感じながら、自由気ままな旅を楽しんでいるようだ。」と解説に。

ゆるやかな旅の気分が伝わってきて、こちら側も肩の力が抜ける気がしました。

ということは、実は凄い句なのだと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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来客と新北のうた暦と

2024-10-02 18:49:52 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温15.2℃、最高気温21.3℃。

義母のお部屋の契約更新に見えた方に紅茶で一息ついて頂くことに。

せっかくなので、今までただの1度も使ったことがなく、茶箪笥に眠っていた食器を使おうと決意したワタクシ。

先日、思いまどう暇なく、1度も使わずにクリーンセンター行きとなった有田焼の大皿が頭の隅に残っていたようです。

どうせなら、頂いた美しい食器を使ってみなくては食器にも申し訳が立たたないと思った次第。

手続きにいらっしゃったのは女性の方で、アフタヌーンティーもどきとなったいきさつを告げると笑い転げて、紅茶のお代わりにも応じて下さいました。有難かったです。

これからも機会があれば、茶箪笥などにしまいこんだものを意識的に使ってみようかなと・・・・。

 

本日の北のうた暦の掲句については、解説がくわしく紐解いて下さっています。

「修羅の顔がそこにあらわれていなかったか」と。

『源氏物語』に登場する六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)を思い浮かべてしまいました。

生霊となって葵の上を苦しめる場面です。御息所自身は自覚がないまま、いつの間にか怨霊が抜け出して悪さをするのです。

後に髪や着物についた芥子の匂いなどで自分の仕業と知ることになり、さらに彼女は苦しむことになるのです。

気高い御息所の所作とは思えないことで、理性で抑えられない心というものの厄介さが語られています。

心理学でフロイトが扱っている無意識の分野でもあり、ヒトって分からないと言わせしむるものでもあるなと思います。

この作品と解説を通して、心層の深い部分については、まだまだ分からないことがたくさんあると改めて考えさせられました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・・。

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