第１１回北丹沢１２時間山岳耐久レース

と言うわけで行ってきました。

朝2時過ぎ起床、3時過ぎ出発。
今回はマジェスティで現地入り。
だってこの距離（約50km）人も自転車も積まなかったら一人で車ももったいないし

5時前に現地入り。臨時駐車場に行ったらバイクはまだスタート会場に停められるって、ラッキー
で、停めた途端にJOYK嶋隊長からメールが入り、しばらくするとJOYてらさんもバイクで到着してJOY隊3人合流。

そして準備をしているとアルミマンさまが応援に登場
登山口手前まで軽く走ってアップ。いやん、これで疲れちゃう
でもあの試走の時よりはカラダが軽いよ。なんとかなるかな・・・
ココロは不安いっぱい。

スタートまでまだ時間があると思っていたら、意外とバタバタして30分前なのにもうみんな並んでいるスタート位置大事やからね～

今回は前回完走者と言うことで6：30スタート。
並ぼうかとうろうろしていたらフェルちんと会った

いやん、出ているなら言ってよ～
で、トイレ。トイレに並んだら15分前、少々焦っていたら、ゼッケンを見て7:00スタートの女性の方「6：30スタートですね、どうぞ」と言って譲ってくれた。ありがとう

そして並んだら

山女よっきーに会い一緒にスタンバイ。よっきーは去年のこの大会で知り合った戦友。

隊長、てらさんは前に。スタート。号砲ととともにみんなすごい勢いで走って行く。でも私は相変わらず遅いのでマイペース。どんどん抜かれます。
長い長い坂を登って、やっと登山道入り口。

試走の時より5分は速い
去年はここにてらさんがいてくれた。今年は一緒に走ってるよ。隊長もいるんだ。JOY隊3人、ココロ強い
しかし6：30スタートでもかなり抜かれて後ろの方だから、いきなり渋滞
ちょっと面食らったが、登りは超遅いので案外ちょうどいいかも

やっと進みだし、とにかく前に切れないように登る。もうゼーハーゼーハー、やぱり渋滞くらいでちょうどいいみたい。
玉のような汗がぼとぼと登っていると、あさみちゃんが来た。
あさみちゃんも去年のこの大会で知り合った戦友。しばらく一緒にべらべらおしゃべりしながら登る
そして最初の登山道が終わり、アスファルトの道へ。
ココからが長いんだよね～

気温は意外に涼しい。相変わらず遅いけれど、ひたすら「苦手な登りの練習」と思って歩かないで腕を振って登ります。
アスファルトのアップダウンを越えて、やっとキャンプ場、10km地点を越えて、鐘撞山までもう少し、そして入口。

1時間45分。
よかった～試走の時はここまで2時間。やっぱりあの時は調子が悪かったんだ、今日はこの前とは違う、行ける
ここで初めて不安を振り払い、立ち向かう気持ちになれました。

鐘撞山頂上（標高900m）は人一人走れるくらいの幅のつづら折りの登山道、約40分登って到着。上の方に来ると鐘の音が聞こえてきてもう少しだと元気づけられる。

スタッフさんが鳴らしてくれていたんだ。すかさず、私も行って「私も～」思いっきり撞いてきた。気合も入り
「よっしゃいくで～」スタッフさんに見送られて次なる大室山へ。

しばらく尾根を走ると今度は結構な急登。手も使って這うようにいきます。
試走はひとりで不安だったけれど、今日はこ～んんなにたくさんの人がいる、安心安心

約45分登って神ノ川ヒュッテ分岐。
ココから第一関門まで激下り。
今年はちょっと下りも苦手みたい、遅いぞ私。冬に足を捻ったからかびびっている。

慎重に下って第一関門到着10：05。

水をハイドラに入れて、トイレで並んでこの間におにぎり補給して次へ。エイドでさらにバナナ半分もらい、エイドタイム約10分。犬越路へ。

可愛くないミニーちゃんとメイドさん、（だって男性なんだも～）可愛い女性のミニーちゃんも。応援が嬉しい
最初は幅広な砂利道だけど走る気にはなれず、なるべく早足で。
そして石だらけの梯子のかかっている登山道をひたすら登る。
後が追い付いてきたら、すぐ避けます。私で渋滞はいや
ひたすらきついが、とにかく第2関門は越えないと完走できない。
やっと登り終え、下りに入る。去年よりピークがひとつ減っているので思いのほか早かったかな。

登りの弱い私はとにかく下りで稼がないと
少しずつ人をパスしていく。前の人パスするときにファイトと声をかけながら自分に気合、すると「あれもしかして」と前の人。すると去年会った隊長のお知り合いのS田さん、しばらくお話しながらとにかく第2関門までがんばらないとと。
わぁ～ミニーちゃん達、移動してまた応援してくれています
下りきってやっと第2関門前のエイド11：42到着。

まずトイレに行って、待っている間にまた補給、そしてエイドに水を入れてやっと第2関門通過11：49。

関門最終時間は12：30だからずいぶん余裕だ～
去年は残り3分だったのに
あ～嬉しい～これで「完走」出来る
あさみちゃんと一緒になり橋を渡る。

これから苦しい姫次への最後の登りなのに、完走できると思うと嬉しくて仕方ない。走れる喜びを感じながらいよいよ姫次への登りに入る。
途端にゾンビ半分の「風巻の頭」まで私の足で約1時間かかる。（去年のデータ）それなりの覚悟はしてきたが、死にそうに辛い
見上げてもひたすら上があるだけで急登が続く。一歩一歩重たい脚を運ぶ。
みんな無言。私も無言。声も出ない。しゃべらないマキちゃんは天然記念物だと言われたことあるけれど、登りはずっと天然記念物だよ。
なんでこんなことしているんだろう。もう2度と出たくないよ、こんなの。
そして1時間ちょうどで「風巻の頭」

あと半分だ～

スタッフさんに励まされ「行ってきます」とあいさつして最後の姫次へ。
ここからはアップダウンがある。結構小刻みに登っては降り、また登って行く。
ダウンもまたすぐ登ると思うと走る気力がわかない。時々道を避け、立ち止まって休む。行きを整えまた歩きだし、後の女性、周りの人と励ましあいながらフラフラになって歩く。極限状態吐き気がして気持ち悪いし・・・
そして1時間アップダウンを繰り返し、やっと左側に断崖が開け頂上が・・・最後の階段も休み休みでやっと登って1時間。

施設エイドで氷をもらい、横のベンチで数分休憩、ウイダーを食べる。気持ち悪くなってもこれは食べられるのだ。
リスタート、でもここがピークじゃなかったよ
さらに10分登ってやっと姫次ピークだった～ゾンビ頂上だ。

最後のエイド、コップ1杯ずつの水をありがたく頂き、下りに入ります。
13：55
ここから1時間で下ったとしてゴールは8時間30分前後だ。
もうゴール目指して行くしかない。走るぞ～

ダダ～ッともう抑えの利かない足で下って行くと、登りで前にいた女性がよけてくれて「あとはちょっとの下りですよね？」「うん・・・1時間くらいかかると思うけれど、下り基調だよ、最後だよ、がんば」と私。
そして下って行くと、前にいる人が足音を聞いて道を開けてくれる。
スマセ～ンと挨拶しながら、そんなに元気もないけれど、もうすぐゴールなんだもん、行くしかない
薄い登りはあるけれど、まぁ下り基調のシングルトラックという感じの道。
走れれば飛ばせます。

で、20数分下ってやっと平丸分岐を左に降りてからは急下り。後5km、スタッフさんが「ナイスランです」と励ましてくれ声をあげて答えて走り続ける。行きに登ってきた道。ココで大概爪を傷めるんだよね・・・でもひたすら行くだけ。つづら折りに降りて行く。石がぼこぼこあって気をつけないと足を捻ってしまいそう

そしてやっと入口が見えてきてアスファルトの道へ～。トンネルを越えて
もうすぐだ～。
そして最後の登山道みたいな道に入る、あと1km。
この道で3回もコケてしまった。1回は尻もち、2回は前へつんのめった。
やばい、だいぶ足に来ている、気をつけなければとちょっと減速して
やっと抜けて競技場への道。

うわぁ～帰ってきた～もう嬉しくて嬉しくて感極まり涙が出てきそう。胸が詰まる～
やった～。最後の力を振り絞ってスタートゲートへ向かい
「くるっと回って～」ゴール
苦しかった分最高に嬉しかった

廻りを見るとJOYジャージ発見「たいちょぉぉぉぉ」と叫んだ。
すでに着替えたてらさんもいた。でも写真撮るのにまたJOYジャージ着てくれた。臭い臭い～

やったよ～ゴールできたよ～

苦しくて辛かったけれど、その分最高に嬉しいゴールでした。
8時間23分19
女子97人中53位　44歳以下67人中33位