第16回北丹沢12時間山岳耐久レースその２

犬越道、とても急な砂利道の登り、
ここももちろん走りま・・・・・・・・・・

いえいえ、走れません(＾＾;)

いくら富士登山競走の練習ったって、走れないもの。
だからできるだけ、速く歩きます。


剥いたバナナを手で持ってモグモグかじりながら。
まぁなんとも男前・・・？
つか、おっさんやな。

私は歩くと極端に遅くなるので、ここはとにかく回転数を上げて
自転車じゃないから回転数じゃなくてピッチをあげるというのかを意識した。
そして前へ前へと。

富士山のあの砂礫も後ろの足で蹴るとズザザザザーと滑ってしまい消耗するので
小刻みに前へ前へと運んで重心も前へ前へと。
だんだんシングルになり、つづらに登っていく。
ちょっと下に隊長がいる。


20K地点　9：57



ゆっくり歩けば気持ちのいい木々の路。
だけど足元はイシイシして、非常に歩きにくい。
小走りのような、早歩きのような感じで、「ココきらい～」とわめきながら進んだ(≧▽≦)


10：16
で、やっと登り切って平坦なシングルとなり、
スタッフさんを認識。もうピークだ～トンネルだ～ｗｗ

さぁトンネルを越えてここから約8ｋｍの下り。

長いよ～。でもここはイーブン。抜かされても気にしない。
次の姫次の登りで頑張ればいいから。
行くよ行くよ、マイペースでね。

去年はここでカヨコちゃんと一緒だったな～隊長も一緒だったな～。

ここまで前後一人も女子を見なかったのだが、この林道の下りで女子がパスしていった。
ピピッと反応し、思わず追いかけかけたが、おっとここはマイペースマイペース気にしないと言い聞かせ、ガマン。
でも気持ち意識して少しスピードあがったかも？？(≧▽≦)


ひとつめのトンネルを越えて


もうひとつトンネルを越えたら第２関門だ～ｗ


すると・・・チームYのM川さん！！
M川さんはブルベでもよく一緒だし、（最近では600で一緒だった。一緒でもほぼスタートだけだけど）
ハセツネなんかでも一緒になるｗ

飴の袋を持っていて差し出してくれた。取ろうとすると手が動かなくて取れない～。



ジタバタしていたら、手にいっぱい出してくれて、たくさんいただいた。ポッケに入れて先へ。
「あの600の時より元気だよ～♪」
5月の600の時の400ｋｍあたりのPCでお会いしたけれど、もう私はすでにボロ雑巾状態だったから。


第2関門が見えてきた。

エイドでレモンの砂糖漬け。手を出すと「手で取らないで！！」
手を出したらやっと1枚くださった(＾＾;)
そしてパンも頂いた。（後で知ったが梅干しかパンかどちらか一つだったそうだ。）


アンパンまたかじりながら歩く。
水の補給はボトルだけ。意識してハイドレーションは残して前のボトルに補給するようにしていた。
ハイドレーションの補給は面倒くさいから。


第二関門、10：58


そしてエマちゃんたちの私設エイド。果物とかトマトとかｗｗ
私も頂いていいの～と言いながらもトマトを頂いた。美味しかった～ｗｗ

すんごい元気もらったよ、ありがとう。

で、ここで4時間30分。いいペースだ。
これで垂れずに姫次を登れたら7時間切りが狙えるペース。

でもそれよりなにより、富士登山競走のためにがんばる。そうすればタイムは後からついてくるはず。

ここらへんでzakiさんと会った。スタートしてすぐに会って離れたきりだったのに私、追いついたのかな？その後もついていこうとしたが、無理だった。
だが自分なりに富士山、富士山と言い聞かせ、妥協しないで登る。キツイ。
足はプルプルしてきて、止まりそうになるが、とにかく身体を持ち上げる。
富士山のために。

風巻まで頑張ればあとはアップダウンになる。まずはそこまで。

それでも辛かった。でもここは周りの人と一緒に声をかけてがんばった。
一人じゃ辛いんだもん。みんなでがんば。


風巻の頭　11：42　やった、42分で登った。速い。（自分比）

速いのもとても涼しかったから。いつもは暑くてのぼせてゾンビになるところ、
涼しくてコンディションはとてもよかった。


ここからは一度下ってまた登る。本当に無駄に下るよねぇと文句を言いたくなる。


最後の登り。コーラの声がだんだん近づいてくる嬉しい瞬間。
ここは神大の山岳部の方々が私設エイドでコーラを用意してくれているのだ。



「もうすぐそこです。」の声が嬉しくてたまらない。
いつも応援が嬉しくて、涙が出そうになる。


で、コーラだ～ｗｗ


袖平山　12：23
待ちに待ったコーラ。でもコーラがないとしても、この待っていてくれるという応援が嬉しいのた。


ミニーちゃんと写真を撮ったりくつろぐ。

もう1枚登って


姫次　12：32
ちょうど6時間。　あと1時間で下れば7時間切りは行ける。

しかし下りは無理してけがしたくないので、ほどほどに。
で、気持ちの良いペースで下る。

途中、木段ができてとても走りにくい。
滑らないように捻らないように、とにかく気を付けるよ。
だって富士山が。

で、うしろから足音が近づいて来たら、すぐに譲りますよ。

う～ん、あとどのくらいかなぁ。7時間は行けるかな～と入ってやっと平丸分岐。

ここで時計を見たら6時間22分。あと5ｋｍで38分ある！！
ならば行きましょう、7時間切りへ。

さぁ、ココからは気合を入れてぶっ飛びました（自分比）

下り好きだからね、それでももちろん滑らないように捻らないように気を付けて。
ここで尻もちついてお尻にヒビ行ったこともあるしね（たぶん）

で、前の人と間に合うかな～と話しながらついにゴール。

6時間53分46

最後の最後、ゴール1ｍ位手前で林道の下りでパスされた女性が隣に追いついて来て
ぎりぎりに気づいてきゃーと逃げたが、1秒差で刺された（笑）
いつの間にかまた私が先行していたんだね。

ゴールして(≧▽≦)としたが、話もできずに行ってしまった。
抜かされちゃった～とあいさつしたかったんだけどね。
私はこういう競争大好きで。
競争してお互いに頑張れてタイムが上がるし。

で、ゴールまで目一杯争って、ゴールしたらありがとうといつも握手するのだけど話せなくて残念だったな。


姫次で一緒にがんばった人たちも前後次々とゴールしてｗ


隊長もほどなくゴール。

7時スタートのえっちゃんはゴールまでまだ時間がありそうなので、先にお風呂へ。
上がってうどんを食べていると表彰で名前を呼ばれたｗ。

40歳以上の部　5位！　こりゃ奇跡だわ。

去年までは45歳以上だったのでそれでも今年はばばあ4年目で厳しいと思っていたら
今年から40歳以上になってしまった。
いきなりばばぁ9年目ですわ(＾＾;)

しかも6位7位の人は2分差だけど、7時スタートの人。
同じスタートなら30分は速いなと思う。
そんな運でもらった5位だけど、入賞できたのは素直に嬉しいし、
涼しかったにしろ、PB更新が嬉しい。

そして何より、最後までしっかり余裕を持って、ヨレヨレにならずに走り切れたのがとても嬉しかった。どうか富士山につながりますように。

お風呂からあがったら応援に来てくれたてらさんとばったり。
アルミマンさんもスタートの応援にきてくれたそうだ。会えなかったけど。







第2関門を6時間ちょっと前に通過したえっちゃんを16時までと待っていたが
まだ姿見えず。
自宅の都合があるので、16時10分にあきらめて会場を後にした。残念。

帰りのマジェは本当にキツい。
ばっちり2時間かかって無事自宅到着。

しんどいけれどやめられない大会。
そして今年もサプライズな再会のOやまさんとか生zakiさんにも会えたし、
出会いが嬉しい大会。

大会スタッフさま、ボランティアさま、みなさまありがとうございました。



どうか富士山に繋がりますように
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