BRM530沼津600 その3

い2時間弱の仮眠後スタート。

仮眠後って走れるのかな。
私は普段はガッツリ休むと乳酸が溜まって足が重くなるのであまり休まないでマグロのように走り続けるのです。
だからすごく心配でした

しかし、快調
眠気もすっかり覚め、ペダルもクルクル回ります。
やっぱり登り基調、でもちょっと文句も減ったりして
だんだん真っ黒だった空が少し青みがかってきた。
それから、少しずつ走りながらの風景が浮かび上がってっくる。
残念ながらどんより曇り
朝日は登ってこないが、夜は明けた。
この時間に走っていられるだけでシアワセです
なんて素敵なんでしょう。自転車に乗ってよかった

コータロさんが離脱して5人で折り返し地点のPC5に向かってR153を走ります。
ずっと電車沿いの道だったのですね。ははは、あまり私わかっていないし


R19に入り、やっと平坦な街中。R19だ、糸魚川でも走る道。
今まではラッキーなことに雨が降った後を通過していたようでしたが
とうとう雨が降ってきました
あとPC5まで10kmくらい、なんとかPC5まで行ってしまおう。
結構降ってきた雨の中、あ～お腹減ってきたな～朝マックでも食べたいなぁと思いながらひたすらPC5 を目指して走ります。

もう折り返した人たちとすれ違います。
時間は違えど、それぞれに同じ道を走ってゴールを目指しているのを感じる嬉しい瞬間です。
行きかうたびに「ファイト」と「がんばろ」と声をかけあい手を上げますこの瞬間も大好き

そんな中走って、ようやくPC5ローソン豊科田沢店、404ｋｍ、5：55到着。

カップヌードル食べて温まり、すっかり雨装備をしていよいよ折り返します。
あと２００ｋｍ～

ココからは塩尻峠、富士見峠といつも糸魚川で走ってくる道を逆に走っていきます。なんだかちょっと馴染みがあるから安心感があるような～

今度は「高出」の交差点を左折、いきなり塩尻峠の登りです。

ひょえ～こんなに登ってやっと小坂田公園、いつもがんがん調子よく下るもんに～まさか登るなんて少なくても去年は思っていなかったなぁ・・・
ザンザン降りしきる雨の中、ひたすら登ります。
約40数分登り続けてやっと頂上。いやぁ、長かった～

ひょっこり休憩してすぐあらわれるリュウさん
インクジェットはあきまへん
でもあとは富士見峠を越せば、難関は終わり・・・（ぢゃなかったけど）
もう200kmないし（って200kmもあるんだけどね）
雨ザンザンの下り、慎重にゆっくり下って、諏訪湖湖畔。
上諏訪を通って富士見峠へ向かいます。2年前、chicoryn＆se7enと会った上諏訪
またこんなん食べてるし～
富士見峠の前のコンビニで休憩。
そしてこれが富士見かと間違えそうな登りを「ニセ峠だ～偽峠～」と騒ぎながら越えて、意外になだらかな登りの本物の富士見峠を登った。向こうからだとずーーーーーと登るからきついけれど、こちらからだとすぐ終わるんだ～

ぢゃぁ、ここからはひたすら下り基調ね
でも「リカンベントならそのまま行けるけれど、ロードだ結構と登り返しがきついよ」とS国さん。
はい、安心してはいけません

雨の中走って、ようやく韮崎円野町を右折。

ここから甲州街道から離れます。
で、R52を避ける新コースらしい。ひょえ～いきなりすごい斜度の峠越えです～もう半泣き状態でやっと登り、

いよいよ最後のPC6ローソン六郷町店523km、12：38到着。

これは何ごはんなんだろうもう何回もコンビニで食べているので、ごはんだかおやつだかわけがわからん。
ま、い～けどさ・・・
今度は焼きそば。

あと80ｋｍちょっとだ～長い長い600kmのゴールが見えてきた瞬間でした


そして出発して走ります。
しかしちょっと走ったら、睡魔が襲ってきて、走っていても一瞬記憶が飛びます。
ちょっとやばいな～。「眠い～」と言ったらすかさずS国さん、「身延駅でちょっと休憩しましょう。」

チャーリーさんが駅の待合室のベンチで寝られるよと教えてくれて、座って寝た。
10分か15分くらい寝たらしい、目が覚めてお待たせしたみなさんの所へもどりリスタート。
富士川沿いの道

まだ眠いけれど、もう眠くならないように、下りでちょっと飛ばした。

一人ブルベなライダーを吸収。後で聞くと、こちらの方は軽井沢400で4回のパンクでDNF。今回は600にリベンジだそうです。AJ神奈川のBBSに載っていたH川さん。

眠気がこないように、なんとか持たせなければ必死で漕ぐとちょっと眠気が飛ぶので頑張った。ここは沼津～軽井沢400kmのときに走ったコースの反対から。もう～激しく繰り返すアップダウンはボディブローのように堪えます


それにしても堪えるアップダウン。
この道は行きより帰りのがきついとS国さんが言っていたが、本当だよ～もう足もガクガクです。

やっと富士川橋を越え、街中へ帰ってきました。

後ろを見るとS国さんがいません。後で聞くとパンクしたらしいです。
ここまで来れたのもS国さんのおかげ。疲れを知らないリュウちゃんが様子を見に行って、S国さんを待って無事合流
ゴールに向かいます

そして・・・

長い長い600km念願のゴール608km、18：10到着まだ明るいよ～
36時間10分。



いっぱい勉強になりました。まだまだ私は自分で走ることに必死で余裕がないのと後ろを見ることがままならないのでなかなか前を牽くことができないけれど
いつまでも楽ばっかりしちゃぁダメですよね。
600kmも走れたのだから、コレからはもっと余裕を持って走れるようになりたいです。S国さん、400に続き、いつも様子を見ての配慮助かりました。終始楽しかったです。
遠回りしてひょっこり現れたリュウさん、最後までご一緒できて楽しかったです。
いつもけつもちしてくれたbongoさんありがとうございました。急ブレーキ何度かごめんなさい

それに今回は歯痛などもあり、予習どころか出走もままならない状態だったけれど
事前にチャーリーさんからルートデータや自作キューシートを頂いて助かりました。

本当にみなさんの力をいっぱい借りて完走できました。
自力でないけれど、まさに他力本願だったけれど、600㎞を完走したと言うことを素直に喜びたいと思います。

そしてもちろん、家をほっぽりだし遊ばせてくれたパパ、子どもたちに感謝です
歯医者のM先生、出走できたのも先生のおかげです。

応援してくれたみなさま、AJ神奈川スタッフのみなさま、ありがとうございました。

お～しま～い