「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

対人関係スキル: 上級編

2017年04月17日 22時44分59秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 対人関係スキルの応用で、 人間関係の対立がずっと少なくなり、
 
 人との結びつきは代わり、 剥奪的より支援的なものになります。
 
 ここでは 次のスキルを学びます。
 
・ 自分の望むことを知る
 
・ 強度を調節する
 
・ 単純なことを依頼する
 
・ 基礎的なアサーションの脚本を書く
 
・ アサーティブな傾聴スキルを使う
 
・ ノーと言う
 
・ 抵抗と対立に対処する
 
・ 交渉する
 
・ 問題のある相互作用を分析する
 
◎ 自分の望むことを知る
 
 対人関係の有効性は、 自分をありのままに 受け入れることから始まります。
 
 自分の感じることと望むことを、 はっきりと分かっている必要があります。
 
 自分の感情が好ましいものか、 そうでないか、 苦痛なものか、 喜ばしいものかを、
 
 見極めることです。
 
 好ましい感情は、 満足, 興奮, 性的魅惑, 愛情/親愛, 充実, 喜び,
 
 好ましい予感, 関心, 満喫などです。
 
 好ましくない感情は、 (将来への)不安, (今の)恐れ, 怒り, 憤り,
 
 悲しみ, 喪失, 傷心, 自分に対する怒り, ないし嫌悪, 困惑/恥,
 
 罪悪感, 切望/欠乏, 孤独/空虚などです。
 
(次の記事に続く)
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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