物事を要求する際の 強度やレベルは、 ふたつの主要な要因に基づいています。
・ 要求がどの程度緊急を要するか。
・ 相手, ないし 相手との関係はどの程度もろいか。
それぞれを10ポイントで評価し、
合計点が高いほど より強く要求し、 低いほど 穏やかに求めることになります。
※ 練習9-2 要求の強度の調整
他の人に変わってほしいと思った、 最近の状況を考えてください。
要求の緊急性, 脆弱性のレベルに基づいて、 強度を調整していたら、
どうなっていた可能性があるか 想像してみましょう。
どれほど緊急か, どれほど脆弱化を思い出すことは、
あなたの声に どれだけの強さ, 厳格さ, 音量を持たせるか、
素早い決断を下すのに 役立ちうるのです。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]