「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

要求する強度を調整する

2017年04月22日 21時05分42秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 物事を要求する際の 強度やレベルは、 ふたつの主要な要因に基づいています。
 
・ 要求がどの程度緊急を要するか。
 
・ 相手, ないし 相手との関係はどの程度もろいか。
 
 それぞれを10ポイントで評価し、
 
 合計点が高いほど より強く要求し、 低いほど 穏やかに求めることになります。
 
※ 練習9-2 要求の強度の調整
 
 他の人に変わってほしいと思った、 最近の状況を考えてください。
 
 要求の緊急性, 脆弱性のレベルに基づいて、 強度を調整していたら、
 
 どうなっていた可能性があるか 想像してみましょう。
 
 どれほど緊急か, どれほど脆弱化を思い出すことは、
 
 あなたの声に どれだけの強さ, 厳格さ, 音量を持たせるか、
 
 素早い決断を下すのに 役立ちうるのです。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
 

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