「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

セクシュアル・アイデンティティ

2006年05月20日 12時32分57秒 | 心理
 
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/34916426.html からの続き)

 自分が男か女かという意識が「性自認」(セクシュアル・アイデンティティ)です。

 これも二者択一ではなく、グラデーションとして存在します。

 性自認が両性にまたがっている人、どちらでもない人、時間とともに変化する人もいます。

 さらに、手術を受けて男性から女性の体になったTS(トランスセクシャル)の人でも、

 性自認は男であるという人さえいるのです。

(カルーセル麻紀はこのケースだといいます。)

 若い人のなかには、自分の性自認や性的指向などが、自分でもはっきり分からない場合もあります。

 しかし、それを急いで決める必要はなく、じっくり自分と付き合いながら見つめていけばいい、と言われています。

 早計に決めてしまって性別適合手術を受け、結果的に手術後の体に馴染めず、自殺してしまう例もあります。

 従って、性同一性障害の治療に際しては、充分なカウンセリングを受け、時間をかけて向き合っていくことが必要です。

(続く)
 

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