「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

人に どう扱ってほしいですか? 

2012年04月05日 20時04分30秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
 なぜ人から このような酷い扱いを 受けなくてはならないのか、

 ノン・ボーダーラインの人たちは しばしば理解できません。

 同じようなことが、 皆さんの多くの人間関係でも 起こっていませんか? 

 皆さんの願望に 相手が合わせるより、

 相手の願望に 皆さんが合わせていませんか? 

 そうだとしたら、 皆線の境界が 尊重されていないのは明らかです。

 それは、 皆さんも彼らの 境界を尊重していないからです。

 皆さんがどこまで 相手の要求を受け入れるか、 人はすぐに察知するものです。

 原稿の締め切りに 甘い部署と厳しい部署では、

 どちらの原稿が いつも締め切りに間に合うでしょうか。

 相手が大声で怒鳴ったとき、

 皆さんがそれを受け入れてしまったら どうなるでしょう。

 嫌なことを要求されたとき、 それを受け入れてしまったら、 何を意味するでしょう。

 「私には止める権利はない。

 私は犠牲になるしかない」

 実質的には そう言っていることになるのです。

 それを変えたいと思うなら、 それ相応の姿勢で 臨まなければなりません。

 何は許容でき、 何はできないか、 はっきりと述べる必要があります。

 そして  「PUVAS」 と 「DEAR」 を用いて、あくまでそれを貫くのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62566628.html
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/62561487.html

 ボーダーの人が 感情の渦に包まれているとき、

 理屈では 絶対に勝ち目はありません。

 元来どれほど頭がいい ボーダーの人であってもです。

 ボーダーの人の多くは、 危機的状況にない限り、 極めて論理的でいられます。

 これを  「状況依存的能力」 といいます。

 けれども 見捨てられ不安や分離不安などにより、 感情的問題が起こるのです。

〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕
 

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