「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「フラット革命」 に 「境界に生きた心子」 が引用 (3)

2007年12月02日 09時53分58秒 | 「境界に生きた心子」
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/51466890.html からの続き)

 佐々木氏の ボーダーに関する解釈は、間違いだと言うことは できないでしょうが、

 瑞穂さんが望んでいたこととは ズレがあり、本意でない書き方をされたことが

 残念でならないと、瑞穂さんは メールで書いてこられました。

 「フラット革命」 は、戦後日本の共同体が崩壊し、

 膨大な個々の人々が 共同体から切り離されて 社会に浮遊するようになった、

 という戦後社会の 大きな流れの中で 書かれています。

 浮遊する人々が、今 インターネットによって 社会と繋がろうとしている、

 という構造です。

 社会的な変化の 枠組みで捉えているため、ボーダーの 個人的な心理状態

 というものには、あまり目が向かなかった のかも知れません。

(もっともボーダーにも、社会が都市化して 共同体的な帰属が薄くなり、

 人々が孤立するようになったという、現代的な背景もあるわけですが。)

 取材する側の 意図によって、取材される側の 真意が伝わらないのは

 常にあることではありますが、瑞穂さんとしては 無念なことでしょう。

 瑞穂さんは 出会い系の仕事の体験や、皆に知ってほしいことを、

 自らホームページに 書き込んで発信しています。

 「出会い系嬢の憂鬱。」 というのが そのサイトです。

 出会い系という、僕も今まで 知らなかった世界のことや、

 瑞穂さんの心情が、彼女の真摯な目で 描かれています。

 決して いかがわしかったり、我々の先入観のような 世界だけではない

 ということが分かります。

 よかったら ご覧になってみてください。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/51497908.html 
 

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