9月15日に紀伊半島の南を通過した台風18号が京都滋賀三重に大雨をもたらしました。
嵐山の渡月橋の一部が水没したり、商店街や旅館に泥水が入った映像のニュースが流れました。観光地ではない福知山など京都府北部の田園地域では被害が大きいようです。
用事があって滋賀県と三重県の境にある山間農村の道路を走ったのですが、こんな被害がありました。
ヒガンバナの向こう側の茶色い部分は、流水で倒された稲。その向こうには、流れから外れてかろうじて生き残った稲です。
まともに水流にやられている田んぼもありました。
倒れた稲も、枯れてしまう前に急いで刈り取っていました。未熟ならば等級が下がるでしょうが。
手前の田んぼは倒れた稲が多く、遠くの田んぼ台風の前に稲刈りが終わっていた模様です。
台風をシーズンを避けて、早め早めに田植えをして8月中に収穫をすることが多くなっています。
田植えも機械ですることが多くなり、機械の構造に合わせて規格化された稲の苗のブロックが温室で育成されているので、早い春の時期でも田植えはできますし、温暖化で日本全体が高い気温になってきたのでしょう。
稲刈りは、俳句の季語で晩秋を示していますが、もう夏の季節に機械で済ませるようになりつつあるようです。