最近は、やはり便利なので、本だけでなくPC消耗品や日常品をAmozonを使って注文することが多くなりました。アマゾンだけではなく他の会社のショッピングモール、例えば楽天市場も、目的によって使いわけています。
先日、枕元の目覚まし時計を買い換えたいと思っていたら、FB友人Nickさんの記事にて優れものを見つけました。想定小売価格の5分1くらいで売っていたので注文しました。安いです・・アラム時刻を二つ設定可能(平日、休日)、電波時計受信機能、温度計もついたスグレモノです。
その時計を送ってきた箱が上の写真です。
なぜ、小さな時計ひとつ送るのに十倍もの大きな箱でおくるのでしょうか。
理由は、梱包と発送の規格化です。
できるだけ種類の少ない形状で統一すれば資材の仕入れや在庫が少なくてすみます。箱の選択での間違いもなくなるでしょう。つまり作業の効率化。
個人客が荷物を宅配業者に持ち込むと、サイズや重量によって料金が細かく分かれています。
しかし、アマゾンや他の通販業者は毎日大量の荷物を発送する上得意なので、特別に安い価格と条件で受託しているはずです。運送会社にとっても規格化された荷物の方が隙間なく積み込めて効率がよいのでしょう。
そんなことを考えていたら、経済週刊誌に上記のような記事が掲載されました。
2000年から日本で書籍の通販を始めた米国のアマゾンと、三木谷社長が率いる楽天、どちらが強いのでしょうか? (以下、数字の引用はダイヤモンド誌2012-12-15号による)
アマゾンは世界中の売上高は3兆8千億円、日本でも5千億円(推定)だそうで、年率10%以上で成長中。
(引用:上記ダイヤモンド誌)
顧客の購買データをしっかり記録し分析しています。実は世界でも最大規模のIT企業なんです。
急成長ぶりは驚異的で、書店売上高ランキング(2011年度)では、ダントツの1920億円(前年度比23%増)、第2位の紀伊国屋書店の1098億円(前年度比マイナス2.8%)の2倍近い数字になっています。
(引用:上記ダイヤモンド誌)
この写真はその倉庫で注文品をピックアップしている作業員の姿です。どの棚の何段目などとコンピュータがすべて指示するとおりに集めていきます。
なんと、入荷した物品は種別に整理した棚に並べることはしません。到着順に置いていく。しかしその場所が正確にコンピュータに記録されるので、すべて完全に品物と格納場所がリンクしています。つまりITの徹底利用です。
さて、個人や一般商店が出店するのにどのくらい費用がかかるのかな。
アマゾン:月間登録料4,900円/月、販売手数料:売上高・送料の15%
楽天市場:初期費用60,000円、月額費用19,500~100,000円。システム利用料:売上の2~6.5%。決済サービス料:3,000円/月+カード手数料(2.65~3.6%)、広告料:別途。
この2社だけでなく、リクルート社やコンビニ会社などもネット通販の拡大市場を狙っています。
その一方で、アマゾンは宅配事業への新規参入を準備しているとこの記事には書いてあります。
出品する商品の種類やアイディアによっては、月商2,000万円の店も数多くあるそうです(驚き!
若い学生のみなさん、まずは中くらいの小売業で商売のコツを習得してから、数年後に起業してこのようなショッピングモールに出店してみてはどうでしょうか。