大阪松竹座で歌舞伎NEXTを観劇しました。 「アテルイ」と読みます。
”伝説の舞台「アテルイ」ついに歌舞伎化!! 演劇界に旋風を巻き起こした・・・初演から13年の時を経て新たな「阿弖流為」がその姿を現す”
開場前から劇場の前の道路には多くの観客が集まっています。仕出し弁当屋も小さなスタンドを出して予約を受け付けています。
「シネコン」映画館は、自前の飲食物の持ち込みを禁じていて場内で販売するポップコーンやジュースを買わせようとしていますが、伝統的な観劇習慣から歌舞伎座では持ち込みもOKです。
主役の3人。
阿弖流為は市川染五郎。
坂上田村麻呂は中村勘九郎。
立烏帽子は中村七之助。・・・びっくりするような美女を演じていて、声もスタイルも正に女性でした。終盤で、蝦夷の神様に変身すると意外にも太い男声になり驚きました。
都(京都)と、蝦夷の地(東北)が舞台となります。
あらすじを読まずに見に行ったので、はらはらドキドキの連続でした。
脇役の蛮甲(片岡亀蔵)、御霊御前(市村萬次郎)、藤原稀継(坂東彌十郎)らの熱演もすばらしい。
現代歌舞伎らしく、時々、ジョークセリフが飛び出します。「一粒300メートル」・・・
幕間に、予約していた昼食をとりに行って、
休憩・売店ロビーにて、食事。
観客の9割が女性、それも年配の方が多数。平日昼間の公演なので当然か。
鰻の釜飯でした。
思い出してみると、前回ここで食べた弁当も同じ鰻めしでした。笑
入場の時に、リストバンドについたLEDライトを渡されました。
どうやって発光させるのか、そのタイミングなどが不思議でした。
最後の場面になると、突然、お客のつけているリストバンドLEDが、同時に光りました。
その点滅も同期しています。・・・無線でコントロールしていることが分かりました。
最近のフェスなどでは、よく使われているデバイスなのかもしれませんが、初体験でした!