延暦寺西塔からドライブウェイを少し北に走って、横川(よかわ)に向かいました。
緑の楓の木もありましたが、かなり濃い赤になった木も。
出典:http://www.hieizan.or.jp/keidai
横川中堂のもみじは、かなり色づいていました。色の濃淡が美しい。
境内には延暦寺由来の高僧たちの伝記を絵物語の看板にして掲示してあります。
これは閻魔大王の裁きの場面。
もみじの葉が雨に濡れて光っていました。
中堂の欄干ともみじ。
元三大師堂に向かいました。このミイラのうようなシンボル図は「厄除け大師」「角大師」とよばれて京都の古い家の入り口に張ってあります。
ここの紅葉は早い時期に赤くなるので知る人ぞ知る名所です。
枝先がいい具合の赤、中間がオレンジ色、黄緑の葉もまだかなり残っていました。
薄黄緑のもみじ。
大津絵の額が奉納されています。
ユーモラスでこうした芸術性の高い絵画が江戸時代に発達したことは興味深いと思います。
きれいに清掃された玉砂利の境内に、・・
五色のもみじが散り敷いていました。
台風22号が近づく土曜日、比叡山を散歩してきました。(10月28日)
延暦寺西塔で御本尊の33年ぶりの御開帳、加えて内陣の公開は初公開だそうです。
風は強くはなかったのですが、霧が流れ、小雨がシトシトと降っていました。先の台風で比叡山寺院への電力線が故障したため、数日間拝観ができなかったのですが、27日(金)より公開が再開されました。
にない堂の渡り廊下をくぐると、
西塔の釈迦堂が霧の中に浮かび上がってきました。
良い天気ではなかったのですが、それなりに多くの参拝客が来訪していました。
お堂では僧侶の説明とお清めがあって、内陣に入ります。中は撮影できないので頂いたパンフレットよりトリミングした写真です。
内陣の四天王像。
神仏混合の山王七社の小さな祠(ほこら)とその中には神像が祀られています。
いろは楓も色づいた木々がありました。
駐車場の並木。
桜の紅葉。
横川(よかわ)地域では、10/28(土)から「比叡のもみじ」の行事が始まっていました。(~11/23)
(続く)
台風21号が本土に接近中。東京ではまだ小雨状態ですが、暇なので録画したドラマを見ました。
先月に終了したNHK朝ドラ「ひよっこ」での助演、脇役だった皆さんが、これでもかこれでもかと出演していて、脚本は「ひよっこ」と同じ岡田惠和さん。記憶喪失したみね子の父を演じた沢村一樹さんが主演です。乙女寮舎監の愛子さん(和久井映見)、柏木堂店主(三宅裕司)らが出演しています。
まるでNHK朝ドラのスピンアウトみたいですね。
(画像:http://www.tv-tokyo.co.jp/universal_koukoku/intro/ )
関西では、テレビ大阪で配信するようなので楽しみです。
東京国立博物館平成館で開催している展覧会を見にいきました。(展示は11月26日まで)
金曜日は午後9時まで開館しているので、金曜日の夕方に到着しました。
幸い建物の外に行列はありません。小雨がちらついていたので傘立てがならびます。
今年3月で終了した国立博物館年間パスポートで、特別展の4つ目です。常設展示は何度でも入場することができます。
館内はまずまずの混雑で人の多い展示物でもしばらく横や後ろにいると、前が空きました。せかされることもなくゆっくりと鑑賞できました。
最初の仏様は、円成寺の大日如来坐像、台座に運慶の署名がある20代のデビュー作です。運慶は慶派大仏師、康慶の実の息子でした。それにしても重要な注文を新人運慶に任せ、通常の倍以上の期間を許して作製させた父も偉い。運慶は大胆にも自分の名前を台座裏に記入しました。それまでは仏師が署名を残す事例はなかったにもかかわらず。
この仏像は筋肉など身体構造の表現や、組んだ足の立体感など優れて写実的です。国宝。
知る人ぞ知る奈良市、中心部から柳生の里に向かう山奥にある円成寺、門前茶屋の松茸うどんが知る人ぞ知る名物、多宝塔に祀られています。しかし防火設備には不安があるので、今後は収蔵庫に安置されるとのこと。
金剛峯寺(和歌山県)が所蔵する八大童子立像のうち、6体が出陳されています。
色も鮮やかな制多迦童子(せいたかどうし)が特に印象的でした。いずれも古代ギリシャ彫刻やローマ文明にまさるとも劣らない素晴らしい芸術、仏教美術です。
一つ上の写真で右上に移っている東大寺の重源上人坐像、首を少し前に傾けて今にも説法が始まる雰囲気です。運慶作とは確定していないようですが、ここまでの表現力を持つの運慶に違いないと思います。
このブログ最初の写真は無着菩薩立像(興福寺北円堂)の横顔です。(国宝)
「慈悲のまなざし深く」と朝日新聞記念号外が第1面トップに報道していました。
とある事情で名古屋に宿泊する必要がありました。
最近、外国からの旅行者も急速に増加して低価格ホテルの需要も増大しました。京都でもカフセルホテルの新設が報道されていました。そんな興味から、名古屋駅前の新築カプセルを利用してみました。
2017年9月開業です。駅前と言っても、名古屋駅の北側は大企業の事務所ビルや百貨店が立ち並び地価も高いと思います。その点南側、新幹線改札に近い側は開発が遅れていたので家電量販店に、雑多なビルや飲み屋などが並んでいて、その裏通りにこのカプセルホテルがあります。
インターネットで予約しておくと、チェックインは簡単です。宿泊設備の説明を受けてカードキーを受取りました。
キャビン(カプセル)は2段式です。今回は1段目でした。
キャビンの幅はセミダブルくらいで片側にサイドテーブルなどがあるのでベッド幅はシングル程度。貴重品ボックス(鍵付き)が作り込んでありますが、PCやケータイ、A4書類、財布程度は入りますがカバンは無理。
共通の荷物室にスーツケーススペースや、コートハンガーがありました。
大浴場は地下階に。ただしサウナはありません。
大きな特徴は、1階のフロント、談話室・朝食食堂以外のフロアは全て男女別になっていて、エレベーターでアクセスするにはICカードが必要で、男女の利用エレベータが分かれています。大浴場への往復も女性は安心してエレベータに乗れます。このあたりは、最近ビジネス旅行の女性客が増えていることの現れでしょう。私の直前でチェックインしていた若い女性は宿泊料金事前支払いの際に、勤務先の会社名が明記された領収書を求めていました。・・・カプセルに実費精算で女性社員を出張させる会社って? あるは経営者の方なのかな。
大浴場は後にして、夕食に出かけました。
名古屋名物の料理を看板メニューに並べていたこの店に入店。
知多半島半田の新鮮野菜と鶏の唐揚げ、スダチスライス添え。生ビール。
追加で、刺し身盛り合わせ(税込み990円)。魚の名前をいちいち書いてあるのが、面白い! (発泡ポリの薄板使用)
実は、この・・・
あんかけスパを食べてみたかったのですが、糖質過剰なので今回は諦めました。
ホテルに戻って大浴場で汗を流した後、箱の中の壁掛けテレビでBS3の映画を鑑賞しました。
ディカプリオ主演の「ブラッド・ダイアモンド」です。
なかなか感動的な映画でした。
アフリカ、シエラレオネ共和国の内戦で反乱軍に捉えられた漁師がダイアモンド採掘に強制労働され、そこで発見した大きなピンクダイアモンドを密かに地中に埋めて隠しました。それを横取りしようとする白人の主人公。そこに米国人女性新聞記者がからみます。反乱軍も捜索をを始めて、さらに政府軍指揮官が全ての横領と口封じ殺害を企みました。・・米国など先進国宝石業界の暗黒部を批判した筋書きなので、ハリウッド映画会社のスポンサーでもある宝石業界を「敵役」にしたこの映画がよく製作されたものだとネット解説にありました。この映画がヒットしたことから、国際世論が高まり新たな国際条約「紛争ダイアモンド取引禁止」が成立したそうです。
~~
で、翌日、駅前の地下街エスカを歩いていると・・・
なんと、あんかけスパ専門店がありました。
ですが開店は午前11時からなので、これも次回にでも。
さて、ローコスト旅行の移動手段はこれです。
高速バスが続々と出発していきます。新幹線口に隣接してJRバスのターミナルと待合室があります。
例えば、大阪のUSJに直行するバスが30分おきに出発していました。東京行きも同様に頻繁に出発していました。
でも、高速バスは運転手が少なくと1人必要だし有料道路通行料、ガソリン代金のコストも大きく、客席数も満員でも30~40くらいなのに良く採算が取れると思いました。新幹線料金が高止まりしているので、そのニッチで生き残れるのでしょうか。
最近パスポートを更新しました。冊子が新しくなったので、ついでに引き出しに保存してあった古いパスポートを取り出して並べてみました。前回のパスポートには、2007年9月から21回の出国スタンプがあります。その前にはもっと多いと思います。
数十年前に初めて作った頃は現在よりも大判サイズでした。一回限りのパスポートと複数回(有効期間5年)の2種があったようです。右下が最新版、前回(10年前)からICチップが埋め込まれた分厚いページが綴じ込まれるようになってその分厚みが増して不便です。10年前の2007年でもICチップ素子(RFID)は0.5mm角くらいまでに微細化されていたはずですが。
左上、最初のパスポートに追加で挟まれているのは「イエローカード」と呼ばれる国際標準の予防接種証明書(黄熱病?)です。
これを取った理由をはっきりとは覚えていませんが、多分、これかな?
米国の学生ヴィザ J-1 。日本は高度成長期を経てもはや危険な伝染病が発生している地域ではなくなっていましたがこんな予防接種が求められていたようです。
横浜の入国審査官のスタンプ、帰国は羽田空港の審査官スタンプ。当時はまだ成田空港が存在していませんでした。
ページ節約のためか、びっしりとスタンプが押されています。
インドのヴィザ。物々しい立派な印刷です。
左のページにある日本(や韓国)の審査官のスタンプは整然と押されています。一方、右のページのフランス(Fのマーク)やスペイン(Eのマーク)のスタンプは重ねたり、横向いたりしています。
先日、パスポートの申請に行ったのですが、受付窓口で写真の露出があまり良くない(白っぽい)とか、背景の下の隅に非常に細かい黒点(ゴミ?)があると注意されました。私はこの露出状態は人物判定に支障ないと思ったので取り直しを拒否しましたが、ゴミの方は写真屋で撮影したので予備の1枚に取り替えました(その微細黒点も瑣末なこと)。隣で申請していた中年女性は写真の取り直しを指示されていたようです。隣に写真屋があり(1組1300円)、グルになっているのでは無いかと疑われました。まあ、受付員は公務員かその委託者なので、本当にグルならば犯罪ですが。笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ec/9f7605c539a9510131b362faee8896f0.jpg)
京都生まれの日本画家、生誕90年記念だそうです。残念ながら2004年に亡くなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a2/e9fda60a0c99a3ffa75e35519b0e8aab.jpg)
京都新聞の読者は、トマト🍅クラブの会員証で無料で入場できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/30/1cb4c145331cc80385b3588470e23891.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ff/8c4b065247aa08ae6bb4d30b13b397a8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/71/1bb49d4a95d8c7fabae8f0ec65934af7.jpg)
西洋絵画のルソーなど現代的画風を積極的に取り入れた作品も多く、足が5本ある馬や、頭が二つ重なっている絵も有りました。後半の時代では伝統的な桜の木や、龍も描いています。中国画を習って厳しい岩山と枝ぶりがとんがってそ反り立つ木々が見事でした。
上高地から北アルプスをトンネルで抜けて、岐阜県に至る高規格道路が標高の高い山岳地帯にあります。とは言っても全長5.6km。
計画はかなり前からあったのですが、費用と効果の点でなかなか着工されませんでした。ところが1998年2月に長野でオリンピックが開かれることになり、急遽工事が開始されて1997年12月に開通しました。殆どがトンネル区間で冬季も取付道路が除雪されて交通できるようです。1995年トンネル工事中に火山性ガスによる水蒸気爆発が発生して4人の作業員が死亡しました。またその事故で土砂崩れと雪崩が発生したのでトンネル出口の場所が変更。付近には古いルートにあわせて建設された橋柱が数本古びて放置されています。
そのトンネルを抜けて峠を下っていくと、途中で新宿行き高速バスとすれちがいました。この道路のおかげで飛騨高山と東京方面の交通も随分と便利になったようです。
この日はスマホで探して予約した高山の少し郊外にある高層ホテルに宿泊。ビルの中層階に露天風呂がいくつも作られていてとても眺望がよく、気持ちのよいお風呂でした。食事は洋食ビュフェ。好きなものを少量づつ味合わえるのでシニアにはうれしいやり方です。
これは旧市街の中心部にある赤い橋。高山祭りで山車が渡るときの撮影ポイントでもあります。
木造の旧町役場。
古い街並みがよく残されていました。この山深い伝統的な町にも、外国人観光客、西洋人もアジア人も溢れていました。
手芸品、以外には、日本酒が名物。
旧市街には何軒か酒造所があり、展示販売、利き酒をしています。
その一つの店内で、米国人のグループがビデオ撮影をしていました。本職のカメラ機材、カメラマン、ディレクター、スタッフ数人がいて、被写体は数名のアメリカ人旅行客でした。
古い町並みを散策しました。
昔の玩具など。
朝顔がよく咲いていました。
和ろうそくの店。
土蔵を利用して、日本酒バーが開店していました。
高山から名古屋方面には、東海北陸自動車道へのアクセス道路がほぼ完成しているで、それを通って京都に帰宅しました。
松ノ木峠PA、日本で標高がもっとも高いPAだそうです。1085m。