東京、「とげぬき地蔵」の門前町「巣鴨地蔵通商店街」の風景です。
鮮やかな赤が健康のシンボル、還暦のカラーということからヒットしたのでしょうか。暖かそうな長袖シャツ(裏が綿の真っ赤、外側はアクリルのうすピンクの二重)とパッチ(同)を母のお土産に購入しました。
現代において、数えで60歳、つまり59歳で還暦。赤いちゃんちゃんこで引退し、ご隠居さんになるのはちょっと違う感じですが。
JR山の手線巣鴨駅から徒歩5分くらいの所にあります。巣鴨に行く機会があったので初めて参拝することにしました。
お堂はこれです。
ご本尊の地蔵像は秘仏のため、紙に描いた御影(おみかげ)に祈願します。
江戸時代、毛利家の女中が誤って針を飲み込んでしまった時、御影を飲ませたところ、この紙にくるまれて針が無事にはき出された言い伝えがあります。「とげぬき」ではなくて、「針」抜きという気もしますが、まあ伝説ですから、それでいいや。
こちらは同じ境内にある「洗い観音」
自分の身体の悪いところを洗って拭いてあげると、霊験があるそうです。子供を連れてお参りしている人たちがいて、おじいさんが小学生男子の孫に「○○君は、頭を洗ってあげなさい」と助言ていました、愉快。
この像は二代目で、以前はたわしでこすって洗ったのですが、ついに摩滅してしまい、二代目の現在ではタオルで拭くことになったようです。
おじいちゃんも少しは歩いていますが、圧倒的におばあちゃんが多い。
おしゃれな洋品を売っている店もあります。
短い時間の探訪だったので表通りの目立った店だけしか見ていませんが、他の人のウェブやブログを見ると老人層、特に老女のあらゆるニーズを満たす店があります。それゆえ「おばあちゃんの原宿」と呼ばれ、たくさんのお客さんが集まるのですね。