本日の午前中、ちょっと大学図書館に用事がありました。
ふと、新着図書のコーナーを眺めるとこんな書籍があったので早速借り受けました。
大学教育資格なのか、返却期限は来年1月5日。
ゆっくりと楽しみながら読むことができます。嬉しい。
さて目次はこんな具合です・・・
著者はアメリカ人の著作家、ジャーナリスト。
そのため、アメリカの読者を意図しているので、アジアあるい日本人に関係する重要な歴史的文書は極めて少しだけしか収録されていないようです。
ともあれ、目次の最初のページで自分が名前だけでも知っている事象の文書はどれか?
まあ、2割か3割位かな?
目次の次のページです。
世界史の教科書や受験参考書で学んだ事項の固有名詞は、かなり現れてきます。
自分の専門分野で、興味を持ったうちの一つはこれ:
電気電波によって情報を遠隔地に伝える技術が、このときに発明された、そして実用化、商用となって世界各地に広がっていきました。
戦争の情報伝達に大いに使われました。
日本海軍が日露戦争で勝利する端緒となった対馬沖海戦にて、日本軍の電信技術(独自開発)がロシア軍のそれよりも優れていたことが指摘されています。
もう一つ・・・
日本に落とされた原子爆弾、その研究開発は極秘で進められていました。マンハッタン計画というコード名でした。その研究には米国の最優秀な物理学者や数学者が動員されていたのです。・・一説によるとナチスドイツも密かに原爆を開発していたとか。ドイツやナチスが侵略した欧州国にいたユダヤ人の秀才天才たちの多くが米国に亡命したため、ドイツは研究が遅れたのかもしれません。日本でも京都帝国大学では密かに初歩的な研究が開始されていたと聞いたことがあります。
年末年始、ゆっくりと熟読玩味したいと思います。
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さて、この本は米国ジャーナリストの著作です。
日本の作家、ジャーナリスト、あるいは研究者の方々、こんなふうはわかりやすい歴史文書の図説をぜひ出版してください。