朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

「桜松」とは、

2015-03-31 | 京都の文化(春)
桜開花の便りが多くなってきたので、四国から帰宅した翌日、御苑の桜を見に行きました。(3月30日)



仙洞御所の北側を歩いて近衛邸に向かっていて、この桜松の説明看板がありました。

クロマツの樹上十数メートルのところにヤマザクラが生育していたのですが、平成8年4月に松が枯れて倒れてしまいました。しかしその桜は松の空洞を通じて地上まで根を伸ばしていたので、今でも花を咲かせ続けています。当時、松の樹齢は約100年、桜は約40年と推定されていました。この場所は「学習院跡」だそうです。皇族・貴族の子を教育する学校がこの名称で京都御所にあったことを知りました。

どんと倒れた大きな松の枯木の幹の裂け目の所々から、桜の幹が何本か垂直に立ち上がっていてそれらから枝が広がっていますこの桜はまだ咲き始め、一分咲きでした。

ついでに、御所桜のその他を掲載しておきます。



早咲きでよく知られた「近衛の糸桜」。



多くの人びとが集まっています。



すぐ北に隣接する有名大学の新歓集会のようでした。



出水の枝垂れ桜。さすが数年前のJR東海「そうだ 京都・・」のポスターになるだけの姿を誇っています。

着物姿女性(多分BF)の写真を三脚とセルフタイマーで撮影していたBFに、白人観光客が話しかけて(通じていないようだったけれど)ついに、願いがかなって着物姿のGFだけが彼らの間に挟まりカメラに収まって、そのシャッターをBFが押していました。優しいね、日本の男の子。

日本人が好かれるわけですな。

ここの桜も大人気でした。



御所の敷地にある宗像神社の桜とレンギョウ。



平野神社の魁(さきがけ)の桜。満開でした。



円山公園の有名な枝垂れ桜の一世がこの桜園より移植されたそうです。その元の木が育成されています。



江戸時代からの伝統的に桜の園で毎年開催される茶店です。夜には賑わうことでしょう。

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四国旅行2

2015-03-30 | 国内各地の風物
JR特急、ただしディーゼル車、にて、高知駅に到着しました。

駅前には、路面電車の停留所があり、なつかしいチンチン電車がまだまだ活躍しています。

最近、ライトレールという名称で、そのエネルギー効率性と自動車排気ガスの抑制のために復活しようとする提案が世界各地でされているようです。



正面の大通りを歩いて、はりまや橋を見に行きました。



「日本三大がっかり名所」とあまりにも喧伝されているのですが、まあ、そんなこともなく、立派な名所だと感じました。



その向かい側のビルの壁面に大きな装飾時計があって、ちょうどペギー葉山の「南国土佐をあとにして」の音楽と人形や赤いはりまや橋の模型が現れました。

「土佐の高知の播磨屋橋で 坊さん かんざし買うを見た・・」

土佐の高知を一躍有名にしたペギー葉山さんの記念碑がその近くに設置してあります。今となっては、なぜこの曲がヒットしたかよくわかりませんが。

そのあたりで遅めの昼食をとることにして、



うどん屋に入ると、こんな壁画が出迎えてくれました。



名物全部盛りで「四万十青のり土佐鰹うどん」を賞味しましたよ。なかなか美味でやすかった。



高知城の桜はまだ少し早いようでした(3月26日)。


この日の宿は、高知市内の中心から送迎マイクロバスに乗って約30分ほど北上した山の中にある小さく静かなホテルです。市街地を抜けると、急な坂道を登りつめて、その後、田舎道をクネクネと走り、最後の数キロメートルはすれ違いに困るような狭い道路を渓谷に沿って走っていきます。



やっと着きました。自然食材を使った料理が自慢の小さなホテルです。(オーベルジュ土佐山)



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四国旅行1

2015-03-29 | 国内各地の風物
数日前に四国に来ています。

このブログで、数日前からプロローグとして多少の写真を小出ししてきました。



近いところは,自分の自動車による旅も自由があっていいのですが・・・

 (注、自家用自動車を「マイカー」と呼ぶのはジャパニーズ・イングリッシュです。もっとも「自分の車」であれば問題ありません。役所や他人が、Aさん個人が所有する自動車を「マイカー」(=私の車)と呼ぶのはおかしいと思います。”ノーマイカーデー”など)

瀬戸内海を児島から橋で渡って、・・



金毘羅さんの駅を通過して、・・



吉野川峡谷の谷間に掘削された線路を走りました。



そして「おおぼけ、こぼけ」の近くにある大歩危駅に少し停車した後、高知に向かってJR特急(といってもわずか3両編成)が走って行きました。



大歩危駅。



険しい山々の中を下ってくると、こんな駅がありました。

山から平野に降りると、「ごめん」駅、

・・・・なんにでも(外国の政治的問題にも、保全不良エレベータ事故、いい年をした留年大学生の薬物事件でも大学幹部が・・)「まずは」あやまる「習慣」があるこの国にふさわしい地名だとおもいました。



高知出身の大偉人の作品ですね。



しばしの休みをこの町の、ダジャレ「リョーマの休日」に任せることにしました。。

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高知の偉人たち

2015-03-28 | もろもろの事
春の光に誘われて、高知 県にやって来ました。



桜も花盛りです。



坂本龍馬、中岡慎太郎、武市半平太。こんなにも京都や江戸から離れた場所が、偉人たちを輩出したとは。



坂本さんには、握手してもらいました。



板垣退助。昔の千円札? あ、百円札。



現代の偉人、やなせたかしさん。



小さい子供たちに圧倒的な人気です。

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Kyotohenge

2015-03-27 | 京都の文化(春)
格子状に道路が造られた都市では、こんな現象が発生します。

名付けて「京都ヘンジ」



この道は真西に向かっているので、春分の日には都会の谷間に日が沈む。



おっと電車が通過しました。

Manhattanhenge あるいは NYChenge で検索してみてください。

摩天楼の街の日没や日の出が素晴らしいです。

英国の遺跡、ストーンヘンジに因んだ遊び画像ですね!

四条通を望遠で狙えば、面白いかもしれません。


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イミテーション・ゲーム[映画]

2015-03-26 | もろもろの事
チューリング・マシンという言葉とその原理については、工学部でコンピュータの授業を受けたことのある人には記憶があるとおもいます。

バベッジ(英国)、そしてフォン・ノイマン(ジューイッシュ米国人、ハンガリー生まれでナチスから逃れて米国に移住)そしてこの映画の主人公アラン・チューリングは、現代の情報処理の基礎を作り上げた天才たちです。



数学の天才だったチューリングが、幼少時代、英国の学校でいじめにあっていたこと、若くしてケンブリッジ大学のフェローになり、教授になったころ第2次世界大戦が勃発しました。

英国は欧州大陸からは海峡で離れた島国ですが、ドイツの空襲をうけました。米国から食料や武器の援助を受けるのですがその輸送船団が次々とドイツのUボート(潜水艦)の攻撃を受けて沈没します。

当時急速に発達した無線通信が戦場で広くつかわれましたが、敵にもその通信は傍受されるので暗号が必須となりました。「エニグマ」というドイツの暗号機械が圧倒的な性能を発揮しました。

その暗号を破るため、アラン等英国の数学の天才、クロスワードパスルの達人、チェス名人などが極秘裏に集められます。

面白い映画でした。情報関係の人には、特にお薦めです。

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春の雪

2015-03-25 | 京都の文化(春)
早朝、外を眺めると、



東山の中腹から上が白くなっていました。大文字の火床もこんな感じでした。


(クリックで拡大)・・・左には雲に隠れた比叡山があります。

昨夜の小雨が山では雪になっていたようです。早速、車を出して「志賀越」の峠道を走って見ることにしました。



霧氷といっていいでしょうか。



太陽が顔を出して光が差し込んできました。



比叡平という元の避暑別荘地が今は住宅地になっていて、 三条から京阪バスが通じています。







山中町の石仏の周りにも雪が軽く積もっていました。

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春の花、府立植物園

2015-03-24 | 京都の文化(春)
一斉に早春の花が咲いていました。



ピンクの馬酔木(あしび、あせび)。毒性があるので、動物はこの木の葉を食べない。奈良公園の奥にある、ささやきの小径には馬酔木の森がありますね、鹿も食べないので。



レンギョウ。
この花が咲くと春が来たと感じます。



クリスマスローズ。この植物園のヒマラヤスギの根本に多くの種類が植えられています。でも、なぜ春に咲くのにクリスマスの形容詞がつくのかな。



赤紫の花。下向きに咲くので、カメラを地面につけて撮影。



八重咲きのクリスマスローズ。



ミツマタ。不思議にも、ほとんどの枝が対称的に三つに別れています。



トサミズキ。


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早咲き桜@京都府立植物園

2015-03-23 | 京都の文化(春)
良い天気に恵まれて温かくなった日曜日(3/22)、植物園を散歩しました。

まず、ソメイヨシノは、つぼみ膨らむ状態でした。あと数日でしょうが今日から気温が下がる予報なのでどうでしょうか。



早咲きのサクラが園内の各所で明るく咲いています。



カラミザクラ(唐実桜)、花が白くて小さいので地味ですが他の種と交配して早咲き品種の親となっています。



東海桜。満開となっていて、小さい子供をつれた家族が写真をとっていました。
福岡県久留米市から広まった「啓翁桜」の実生から選抜されたカラミザクラ系。



オカメ。色鮮やか。カンヒザクラとマメザクラの交配。



名札には「シナオウトウxソメイヨシノ」と書いてあります。花の色形は、ほとんどソメイヨシノですね。
・・ところで、ソメイヨシノは実生ができない一代雑種と思っているのですが、交配は可能なのですかね。



「啓翁桜」。久留米市で吉永啓太郎が、シナミザクラ台木にコヒガンを接木して作出した。



向こう側に、最近できて大人気のカフェが見えています。北山通からも入れます。



十六夜(イザヨイ)。



これは「あんず」(杏)。柔らかいピンクの花が満開になっていました。



カンヒサクラ(寒緋桜)。赤色が鮮やかで、花弁が下に向いて咲いています。沖縄に多くあって野生化しているとか。



大学卒業式のあとなのでしょう、袴姿の女性を撮影していて微笑ましい。



椿寒桜。カンヒザクラとカラミザクラの雑種。



満開のホソイザクラ(細井桜:シロバナカラミザクラとソメイヨシノの交配種)の前で記念写真を撮る国際ファミリーと赤ちゃん。



今年の京都は「琳派400年」なので、植物園でも琳派の俵屋宗達「白象図」を模したこんな寄せ植えが作られていました。
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美食三昧

2015-03-22 | 食べること、レストランなど
ご夫婦を含む友人数人が上洛したので、割烹で懇談の場を持ちました。



室町通ですが少し上った場所、とても細いアプローチです。

男性陣は研究会後にまとまって行ったので迷わなかったのですが、奥様方は各自での現地参集でしたがほぼ定刻に開始。



うすい豆の汁に「ぶぶあられ」を散らした突き出し。(アミューズ・ブーシュ)



前菜、・・とても美味しい各種、敷物はわさびの葉(ピリリとしてウマイ)

・・個々の説明はもはや材料など記憶できず。汗

生ビールで、まずは、乾杯。(画像省略)



三色団子お椀。ヨモギ、卵、エビ、だったかな。串はゴボウで、黄色い花は、なんと、柚子だとか!

季節の香り、色と味が満載のすばらしい日本の誇るべきお椀でした。



京都の地酒「聚楽第」(佐々木酒造)を注文。やや甘くまろやかな味です。



明石の鯛のこりコリした食感が素晴らしい。



たけのこ、蕗、鯛の子。まさに季節の味覚でした。



魚の焼いたん。



いちご、えび、みる貝、菜の花。



御飯は女将さんの故郷(丹波)のコシヒカリ。





トマト・ジュレのデザート。

すっかり暗くなった路地を、大将が見送ってくれました。



使用した和風ナプキンは持ち帰ることできます。



口福でした。(店名:善哉(よきかな))(ミシュランの星とってはります)

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