朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

別府温泉2

2012-11-30 | 国内各地の風物


「血の池地獄」に向かいました。



ここも、昔の記憶イメージと違います。・・もっともっと、赤かった!

足湯に入ってみました。

サラリーマンのおにいさんたち、職場旅行のようですが、ドドっと足湯に入ってきました。



彼ら全員が、冒頭写真のタオル「毎日が 地獄です。」を鉢巻にして、写メを撮っていました。・・会社の上司に送信するようです(笑



この看板で記念写真を撮って、地獄めぐりは終了。なお、公式「地獄めぐり」の認定地獄はまだ多数ありますが省略。



せっかく遠い所まで来たので、地域経済に貢献したいと思い別府港にある物産館に行ったのですが、・・・買いたいものは特になし。菓子類は興味ない(食べられない)ので、結局はお酒。

友人が教えてくれた焼酎の名産地です・・・「大分はむぎ、熊本は米、宮崎はそば、鹿児島はいも」をこの看板で確認しました。鹿児島の芋は知ってましたが、残りの県のことは、これで一つ賢くなりました。得した気分です。

この後は、一路福岡に向かって高速道路を快走しました。
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別府温泉 地獄めぐり

2012-11-29 | 国内各地の風物
九州プチ休暇旅行、ファイナルのハイライトとなる大分県別府温泉に向かいました。



由布院のホテルの駐車場においたレンタカーには、こんな濡れた紅葉が張り付いていました。

すこし、風流な気持ちになります。

由布院から別府は遠くありません。カーナビを鉄輪温泉にセットして出発しました。



その地域に近づくと、いきなりこんな風景に出くわしました。町中が火事のようで、驚き!

そこここで湯気が吹き上げています。普通の家からも白い湯気が出ています。

海地獄に到着。



何十年も昔に来たことあるのですが、その記憶ではもっともっと広い「海」だったんですが・・・

池の中に卵を入れたかごを浸けていました。温泉卵ですね。





温泉の熱を利用した温室で鬼蓮を栽培しています。



奇妙な大きなゆずが売られていました。



超高温の蒸気が出ています。



おや「地獄の蒸し寿司」も販売しています。京都名物「蒸し寿司」とは全く異なるイメージですね。(「蒸し寿司」の言葉をクリックすると京都の蒸し寿司記事に飛びます)

~~

お隣が「鬼石坊主地獄」です。



鬼石坊主地獄


轟々と大きな音を立てて蒸気が吹きだしている鬼石坊主地獄「鬼の高鼾(たかいびき)」の動画です:


昔の写真が掲示してありました。西洋文明が輸入されて地球科学で原理が解明されるまでは、本当に「地獄」の入り口だと思われていたことでしょう。



温泉は病気や怪我の治療に有効だったので、重宝されたことと思いました。現代のように多種多様で有効な医療がなかった時代ですから。



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由布院温泉

2012-11-28 | 国内各地の風物
九州の大分県にある名湯です。



JR由布院駅から眺めた由布岳。

2005年秋から半年間、NHK朝ドラ「風のハルカ」の舞台にも選ばれたので特に有名になりました。



JR九州の列車はとてもカラフルですね。



観光馬車が出迎えています。



この駅前商店街の真ん中にあるこの洋菓子屋さんの「湯布院たまごロール」が、全国コンクールで第3位になったようで、お客さんが次々と買っていきました。

あれっ・・由布院、湯布院、どっちなの?
※脚注参照



金鱗湖(きんりんこ)は、駅から由布岳に向かって20分くらい歩きます。曇っていたことと夕方になったので、水面の色はくすんでいましたが、小さくて可愛い池です。



この茅葺きの門は「亀の井別荘」。元々は、由布院温泉の発展のきっかけとなった別府温泉で成功した油屋熊八のゲストハウスでした。



金鱗湖に近い「御宿ぬるかわ温泉」の露天立ち寄り湯に入りました。



屋根は脱衣室と洗い場の上には付いていましたが、露天の岩風呂から吹き抜ける風が冷たく感じしました。暗い電球に照らされていて鄙びた情緒満点ですね。



泊まったホテルは町の中心からは少し離れた高台にあり、テラスからは由布岳が正面に眺められました。



町の喧騒から離れているので静かです。



部屋数が少なくてペンションのような雰囲気ですが、泊まった部屋はとても広くて和洋室でした。バブル期に建築した豪華仕様の洋館リゾートマンションだったのかな。



部屋についている24時間温泉浴室からも良い眺めでした。



宿泊場所:「ゆふの休日 さくら」(旧:欧風お宿 RIN)
撮影日:2012-11-10(土)

~~
脚注:
Wikipedia「湯布院町」記事によれば:
・1955年2月1日 - 由布院町と湯平村が対等合併し湯布院町が発足。両者の文字を取り入れた町名となった
・2005年10月1日 - 挾間町・庄内町と合併し(湯布院町の名前は)由布市となり消滅。
 その後も色々と問題があったようです。どうりで、駅前にいた馬車には「ゆふいん辻馬車」と、ひらがなでした。
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九重”夢”大吊橋 (大分県九重町)

2012-11-27 | 国内各地の風物
歩行者専用の巨大な吊り橋が九州大分県の峡谷にできていました。黒川温泉から湯布院温泉に向かう途中に立ち寄りました。



高さ173m(水面より)、長さ390mで、歩行者専用橋としては日本一の高さと長さを誇っていて、2006年10月に開通しました。

地元住民の交通の便のためではなく、滝や谷間の紅葉を見るための観光橋です。

観光名所の九酔渓と鳴子川渓谷に、どーんと伸びていました。



20億円をかけて建設したとありますが、まあ、世の中には観光用の高層タワーを作る人もいるので、それを横にしたと思えば納得です。(例:ゴールドタワー 香川県宇多津町 高さ158メートル)



橋を歩き始めると、かなり揺れました。船酔いみたいな感じがします。



下を見ると、なかなが絶景でしたね。



対岸から眺めた吊り橋。ここには食堂や土産物店、展望台が立ち並んでいいましたが、人の住む集落はありません。



橋の中央からは、二つの大きな滝をしっかり眺めることができました。



2010年には、すでに600万人の入場者を達成しているので、多分もう黒字化していますね。飲食店や土産物店、切符売り、交通整理員など地元の雇用も新しく生み出していますし。
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大原 寂光院

2012-11-26 | 京都の文化(秋)
あまりの良い天気なので、昨日は連休で混雑する大原を少し覗いてきました。(2012-11-25)



平清盛の息女、高倉天皇の皇后、安徳天皇の母である建礼門院徳子さんの大原西陵です。普段は通過するのですが、石段を登ってみました。大原の里の遠望と近くの紅葉、青空とバランスが素晴らしい景色でした。



寂光院の拝観料窓口には10人以上の行列でしたが、しょうがありません。

これが本堂ですが、2000年に不審火により全焼し、2005年に再建されたお堂なので古びた良さはありません。ご本尊も黒焦げになり、新たにご本尊が作られてお顔は白くて色鮮やかです。

焼けたご本尊は保管庫に安置されていて時々公開されますが、それを拝見した人によれば「涙がでるほど悲しい気持ちになった」そうです。



汀の池 (みぎわのいけ)のカエデは、真っ赤な葉をほとんど落としていて、緑の杉苔の上に散り敷いていました。



本堂の左手の池には山からの湧き水がコンコンと流れこんでいます。



こんな青空。



南天の赤い実が見事です。



錦鯉が悠々と泳いでいます。



本殿の前にありました・・・「ヒヨドリジョウゴ」だそうです(FBで友人に教えてもらいました)、食べると毒があるらしい。



建礼門院陵への参道には、カエデの木で生垣が作られていてきれいに切りそろえられていました。

  ~~ ~~

お寺から少し下がったところにある大原山荘の足湯カフェに入って、ゆっくりコーヒーを頂きました。



参道を歩く人たちが必ず覗いていくので、ショウウインドウのマネキンみたいな感じでした。



観光客さんがたくさんいて賑やかではありましたが、非日常的な経験ができて満足です。
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京都府 亀岡の紅葉

2012-11-25 | 京都の文化(秋)
京都市の北、保津川上流にある亀岡に紅葉狩りに行ってきました。(2012-11-24)
・・・連休で混雑する京都市内の名所を避けて。



最初は、鍬山神社。

紅葉見物のお客さんはちらほらですが(穴場なので)、七五三参詣の家族が何組か参詣していました。



宮司さんが七五三と宮参りの祝詞を正殿の前で上げたあと、家族の記念写真のシャッターを押していましたね。
・・地元の人々の鎮守さまです。

こんな熨斗?が奉納されています。ほほえましい。



今年は紅葉が例年より早いようで、社殿前のカエデの紅葉はもうすべて散っていました。

それでも、こんな見事に赤い木の葉もありました。



この神社には、瓜二つの社殿が並んで建っています。



正殿は大国主大神を祀っていて、シンボルはうさぎ(毛を剥がれた兎を救ったオオクニヌシノミコトの故事)。その姿が飾り金物になっています。



こちらは、八幡宮。シンボルは鳩です。

ところが、最初この二つの神様を合祀したところ、毎夜雷嵐が吹き荒れて兎と鳩の死骸が多く残されたそうです。この二柱の神は仲が悪いのだろうと考えて社を分離し、同じ建物をふたつ並べて創立しました。

金ピカ金物の模様をごらんください。



なぜか、白馬もいます。



境内には大きな池があってそのまわりのもみじも見事でした。

~~

穴太寺、西国三十三所の二十一番札所です。



ここも紅葉がみごとでした。

このお寺には、釈迦如来大涅槃像(鎌倉時代)という寝姿の仏様があります。普段は身体にお布団をかけてられますが、参詣の時はお布団をすこしめくって肩や身体、膝、足を擦ることが許されています。そうすれば具合の悪い身体の箇所を直してくださる霊験があるそうです。


 (引用:穴太寺パンフレット)

頭、足、心臓、腹と欲張ってたくさん、さすってきました。これで、アルツハイマーも心筋症、高血圧、骨粗鬆症もだいじょうぶでしょうか。



京都府指定名勝の庭、後ろのあるのは多宝塔です。

~~

最後は、神蔵寺に行きました。・・かなり不便な場所でした。湯の花温泉の近くなんですが。。



連休なので観光客も多いだろうと、檀家の人々が交通整理や手伝いに来ていました。

ですが、名物の「400年かえで」は、完全に落葉していました。残念でした。葉の落ちた枝ぶりは見事でしたが。

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すずめ地獄、筑後川源流

2012-11-24 | 国内各地の風物
黒川温泉の後背には、筑後川源流となる高原があります。



旅館でもらった周辺地図に、「すずめ地獄」という場所を見つけました。

え、なんだろう?

「清流の森」に向かいました。



ハイキング道が整備されていて、両脇のブッシュも刈り取ってあります。



すずめ地獄に到着です。



この谷間の地面から吹き出す有毒ガスによって、すずめ、からす、たぬきなど野生動物が死んでしまうことがあったので、こんな名前が付けられました。

冷泉が湧いていて気体がぶくぶくと吹き出していましたが、匂いはほとんなく、現在は有毒性は薄れているようです。



「清流の森」を歩きました。

自然林の紅葉を愛でながら、渓流を逆上っていくと広い草原に出ました。



竜胆(リンドウ)が足元に咲いていました。



丘の上に展望台があり「筑後川源流の碑」(冒頭の写真)が立っています。この河川は九州最大、日本の三大暴れ川の一つです。



有明湾まで143kmの長さ、流域は熊本県・大分県・福岡県・佐賀県に広がっています。



すすきが高原の風にゆれていました。



紅葉の落ち葉がキノコとコラボしていたので、一枚パチリです。
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黒川温泉2

2012-11-23 | 国内各地の風物
温泉宿の楽しみは、お風呂だけではありません。



伝統的和食にモダンな工夫をこらした料理が並びました。



ここでも囲炉裏が活躍します。真ん中に炭が赤く燃えているので、網焼きが始まりました。

川魚の女王、ヤマメの串焼きだ~



次々と、でもゆっくりと、料理が運ばれてきます。これは松茸土瓶蒸し。



いくつか写真は省略して、



果物とプリン。最近では、和食でもデザートが普通に出てくるようになりました。

~~

昔、といっても1970年代前半の東京の一流天ぷら屋に、外国からのお客さんを案内したとき、食後のデザートがメニューにありませんでした。やむなく、その近くの一流ホテルの喫茶室に行って、アイスクリームを注文しました。現代では考えられませんね。

~~

温泉の効果でゆっくりと寝ることができました。



朝食は昨夜の食堂へいくと、こんな旅館の朝ごはん。湯豆腐があります。これに加えて、ご飯と味噌汁に、もう一品(忘れた)が運ばれてきました。



今年の秋は、熊本県観光協会キャンペーンとして、別の県内温泉地も含めて、他の旅館のお湯に入ることができるチケット「湯巡手形」がもらえました。さっそく朝食後の散歩として、近所の旅館を訪問することに。



「いこい旅館」、玄関脇に温泉たまごがあります。当然、無人販売。



湧出する温泉は相当に高温ですね。



足湯もあって、こちらは誰でも入れて無料。

玄関から入りチケットにスタンプを押してもらって、名物の露天風呂に行きました。滝の見える露天風呂とか。

期待感が高まります。



黒川温泉で唯一、「日本名湯秘湯百選」に選ばれています。

確かに、とても広い岩風呂で、温泉街の中を流れる川に向かって広がっています。その川に砂防ダムによる高さ3メートルくらいの滝があり落る水流を見ながらお湯を楽しめました。

こちらの湯質は、ほのかに硫黄の匂いがして、すこし舐めてみるとやや酸味がありました。

ババンババンバンバン ♫ あビバロンノン「いい湯だな」(ザ・ドリフターズ)YouTube



湯上りは「くまモン・サイダー」で仕上げです。
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黒川温泉

2012-11-22 | 国内各地の風物
阿蘇山の北側、外輪山の山々が重なる狭い谷間にこの温泉があります。かつては、非常に交通が不便で隠れ温泉、秘湯として一部の好事家だけに知られていました。



狭い渓流の両岸にへばりつくように、二十数軒の旅館がひしめき合って並びます。この写真で見える小屋は共同浴場(100円、混浴、無人)です。



少し紅葉が始まっていました。(2012-11-09撮影)



杉の間伐材を利用した「手形」を買うと、他の旅館の露天風呂を訪問することができます。



宿泊した旅館「わかば」の入り口。



玄関ロビーにある囲炉裏端で、歓迎のお茶を頂きました。部屋は、離れでした。

さっそくお風呂に入りました。



これが内湯。

まったりしたお湯です。匂いや酸味もない柔らかな湯質で、大変結構です。

露天岩風呂につながっています。



(つづく)
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阿蘇山

2012-11-21 | 国内各地の風物
草千里でお客さんを待つ馬たち。



後ろに見えるのが、噴火口から昇る水蒸気です。

噴火口を直接眺めることのできる地点まではロープウェイが掛かっているので、その乗車駅に向かいました

十数人の下山客が降りてきたのですが、我らが切符を買おうとして窓口に行くと、、、



「火山ガスが発生し危険なので運転中止」と掲示が変わっていました。山上駅付近の危険度が地区ごとに色分けされて表示されていて、山上駅自体が赤の最も危険となっています。風向きが変わったようです。



諦めて山腹の牧草地帯をドライブして北方向にある黒川温泉に向かいます。



黒い牛、赤い牛たちが草を食んでいました。

JR駅のある阿蘇町付近では、糖質制限食に適したファミレスが見当たらなかったので、コンビニでサラダやチーズ、ミックスナッツ、コーヒーなどを購入し景色の良い道路脇の展望所で食べることにしました。

淡々とした草原の道を走っていると、突然、・・・



向こうの丘の上に大きな鳥がたくさん見えました。おや、



実は、地場野菜果物など路肩販売店の主人が植木を細工して作り上げたものでした。

(つづく)
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