朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

新万能細胞

2014-01-31 | もろもろの事
昨日の新聞、テレビやインターネット記事には若い日本女性研究者の発見が大きく報道されていました。



Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency

Haruko Obokata, Yoshiki Sasai, Hitoshi Niwa, Mitsutaka Kadota, Munazah Andrabi, Nozomu Takata, Mikiko Tokoro, Yukari Terashita, Shigenobu Yonemura, Charles A. Vacanti & Teruhiko Wakayama

Nature 505, 676–680 (30 January 2014) doi:10.1038/nature12969
Received 10 March 2013 Accepted 20 December 2013 Published online 29 January 2014

内容の革新性は実はよく理解できません。もしマウスの血液細胞だけでなく、ヒトの細胞で同様なメカニズムが働くとすれば、多分すごいことが医療や創薬業界にて今後10年で起こりそうです。人間がさらに長生きになるかもしれません。

理化学研究所という国立の研究機関で、30歳という若さで筆頭著者として論文発表できることや「ユニットリーダー」という肩書も、女性研究者地位向上の事実に驚きました。とてもいいことです。

女性研究者ということで、思い出した事例があります。

ロザリンド・フランクリンなる英国の女性のことです。

場面は、同じNature誌、1953年にこの著名な科学雑誌に「DNAの二重らせん構造の発見」を報告する論文が掲載されました。その大発見により、1962 年のノーベル生理学・医学賞は、ジェームス・ワトソン、フランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスの三人にもたらされました。

しかし、実は、その発見の裏には極めて重要な役割を果たした、また最初に二重らせん構造のアイディアが閃いたフランクリン女史の業績があったのです。

DNA分子結晶の構造を解析するには、X線による実験が必要です。当時はX線の有害性が認識されていなかったので、彼女は若くしてガンで死亡してしまいます。自分の名前が論文著者として掲載されなかったことも知らされませんでした。

そのあたりのストーリーは、このエッセイに詳しく書かれています。フランクリンは「気難しく、ヒステリックなダークレディ」と揶揄されていました。また、Wikipediaの記事はここ。そして、ここにはノーベル賞受賞者の「剽窃」と書かれています。

この事例は、科学研究者の倫理問題として、最近欧米では広く知られるようになっています。

民主的、公正なイメージのある英国の科学界でも、当時は女性蔑視がまかりとおっていたようです。

上記写真は、京都新聞夕刊(2014-01-30)

~~追記~~
「ここがよかった! GCOE ハーバード留学体験記 - 小保方晴子 氏」へのリンクは、下記:

http://www.waseda.jp/prj-GCOE-PracChem/jpn/newsletter/img/GCOENL01_C.pdf



追記2
「割烹着は、日本女子大の理科実験のための作業着として作られた!」
http://nosumi.exblog.jp/20296694/

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植物園の冬

2014-01-30 | 京都の文化(冬)


こんな木の実がぶら下がっていました。



こちらは防寒のためしっかり藁を巻いてもらっています。



楠の並木。百年くらい前に植えられた木々です。



色の少ない真冬ですが、サザンカの赤が目立っていました。



白。



葉牡丹。

植物園の南口から入って北口にでました。行きも帰りも歩いたので、全部で8kmくらいの歩行距離になりました。

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ミツマタの花

2014-01-29 | 京都の文化(冬)
あじさい園で、落葉してスカスカの枝だけが立ち並ぶ一角に、こんな灌木がありました。



和紙の原料となるミツマタの花です。銀色でなにかガツンと主張しているような風情です。

その近くに蓮の池がありました。



冬枯れ。



足元に、こんなイガイガの木の実が落ちていました。

上を見ると、、



「フウ」の大木です。

紅葉がみごとな木で、その写真はここです。

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寄せ植えハンギングバスケット

2014-01-28 | 京都の文化(冬)
こんなコンテストを開催して作品を展示していました。



クリスマス・リース風に飾りつけています。



京都知事賞の作品。

もっとセンスのいい飾り付けもあったように思いましたが、、、







バスケットだけでなく、生花風にアレンジされた作品も展示されています。





壮観でした。









楽しいくてきれいな趣味ですね。

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侘助

2014-01-27 | 京都の文化(冬)
府立植物園で、椿園を見てみました。



白侘助、小ぶりで楚々とした風情がいいですね。茶室に飾られるようです。



雛侘助。



「沖の朝日」、八重の花弁なので椿と分類されるのでしょうか。



なんと、ひとつの花の花弁の色が真っ赤と白に分かれて咲いていました。



植物園の梅は、まだつぼみでした。



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蝋梅 咲く

2014-01-26 | 京都の文化(冬)
昨日1月25日は暖かくなったので、散歩として府立植物園に行ってみました。



蝋梅の花が真っ盛りで、馥郁としたいい香りが漂っていました。



かなり大きな木ですね。



説明書によると「ミノムシのような果実をつける」とあります。



ありました、木の枝の上の方にたくさん。



もうすぐ水仙も咲き始めることでしょう。



「シモバシラ」の標識がありました。もう午後だったし、暖かい日だったので当然、その姿は見られませんでした。



この画像は府立植物園のウェブサイトからの引用です: http://kyoto-garden.seesaa.net/article/306178245.html

こんなすごい氷が現れるのでしょうか。


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京都市バスの接近表示板

2014-01-25 | 京都の文化(冬)
京都新聞にこんな記事がありました。

京都市バス接近案内板、デジタル版で設置加速

普段よく市バスを使っているので、この表示板が付いているバス停ではとても重宝しています。



現在はこんな形の機械式表示でです。バスが接近すると、その行き先ごとに設定されている円形の窓にバスの絵を描いた色付きの板が回転して現れます。

10年位前まで空港の飛行機発着表示板は、もっと大型で多数の便名が並んでいて、時刻表示や遅延・キャンセルの欄もありました。数分おきに情報が更新されるたびにすべての表示欄の動かすモーターが順々に回転して、カタカタカタと音を立てていました。その音も空港の雰囲気の一つでしたが、現在は大型の電子ディスプレイや壁に取り付けた液晶モニターになっています。

ようやく、バス停の表示板も電子化が進んだわけです。

上記の記事によれば、機械式は相当に高価です(ほとんど手作りでしょう、年に10台しか作れないとか)。

電子式にすれば、運行情報は既に稼働している「ポケロケ」という個人のケータイ用情報提供システムの使用、ディスプレイは既成品の液晶モニター、ソフトウェアは新規に作成するのでしょうが、一度作れば多数デバイスに使用できますから、大幅なコスト低下が見込めます。

なんでもっと早くできなたかったのでしょうか。

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鯖寿司

2014-01-24 | 食べること、レストランなど
勤務先の近所に、京野菜の直売所があって生産した農家の顔写真つきで紹介しています。

たまたま、店じまいの少し前、鯖寿司が値引きされていたので買ってかえりました。



大根と人参だけの味噌汁を作って、一緒にいただきました。



とてもおいしいのですが、やはり、店で作って頂いたのをその店で食べるほうがいいです。



京都と「さば」のつながりは古くからです。

日本海に面する若狭の港から、そこに水揚げされた鯖などの魚を塩漬けや干物にして首都、京都に運びました。冷蔵庫も冷凍技術もない時代でした。その道を「鯖街道」と呼んでいます。


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Vin chaud ホットワイン

2014-01-22 | 食べること、レストランなど
少々残業があり、しかも食事を外で取ってきたので、帰路にとても身体が冷えてしまいました。

家に帰って暖房をつけてホッとしたあと、なにか飲みたくなりました。

で・・・

そうだ、半端なワインがあるし、12月に頂いたみかん箱の底にみかんがまだ10個ほど残っている。

ひらめいたのが、ヴァン・ショでした。大昔スイスに数年間いた時に、山岳スキー場にいって休憩の楽しみがこれでした。



元祖レシピではオレンジジュースですが、今回は残りモンみかんを手作りでジュースにしてみます。

ジューサ・ミキサーがないので(多分どこかにあるはずですが探すのがめんどう)みかんをむいてコップに入れて押しつぶす作戦。

どうにか成功しました。残ったみかんのカスは口の中に。笑



その「みかんジュース」に、赤ワイン(フランス・コテデュローヌ)100ccと、シナモン粉を入れて混ぜて
、電子レンジでチン1分。



飾りに柚子の皮をスライスして飾ってみました。

それなりに美味しくいただきました!

スイス・アルプスや、オートサボア(フランス)のスキー場で作った、あるいはスキー場食堂で味わったヴァンショーの味にはかないません。



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比叡山の雪

2014-01-21 | 京都の文化(冬)


今年は1月からよく雪が降ります。この写真は1月10日の比叡山、左京区からの眺望です。



公園の木々には霧氷がついていました。



朝日があたるとたちまち解けてしまいました。

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