小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

母島 最近の渡り鳥 陸鳥編

2016年11月08日 | 母島 鳥
■小笠原は近くの陸地から遠く離れ、
太平洋の中にポツンと浮かぶ小さな島です。

僕が暮らしているそんな中の母島にも、
色々な渡り鳥たちがやってきます♪

鳥獣保護員になって2年。
元々バードウォッチャーではないので、
まだまだ初心者ですが、
少し撮りたまった鳥の写真があるので載せていきたいと思います☆

今回は渡り鳥、陸鳥編です♪

■ヤツガシラ

2015年3月6日 母島・元地で撮影

これは日本本土でもなかなかお目にかかりにくい、
超ド派手な鳥です。

はじめて見たときは、
「なんだ?あのマダガスカルみたいな鳥わ!!」
と驚いたものです。
トサカを上げると見事なルックスで、
ひらひらと飛び回ります☆
この鳥を見ることができるとなんだかテンションがあがります(*^。^*)


■ギンムクドリ

2016年2月2日 母島・評議平で撮影

なかなか遠くで大きく撮れていませんが、
結構可愛くてお気に入りの鳥です♪
内地では数少ない冬の渡り鳥だそうです。
デザインはかなり好きな感じです♡


■ハクセキレイ

2014年11月20日 母島・元地で撮影

写真は亜種ホオジロハクセキレイかな?
尾羽を上下に動かして、可愛いこの鳥。
翌年の春に地元・仙台でも見れて、
なんだか鳥の距離感の凄さを垣間見た気がしました(*^_^*)


■ミヤマガラス

2016年11月8日 母島・評議平で撮影

これは今日発見しました!
5年ぶりくらいの来島でしょうか?

島には内地に普通にいるスズメもドバトもカラスもいないので、
なかなか珍しい存在です♪
昔、ハシブトガラスが島にいた記録があるそうですが、
島では絶滅してしまったようです☆


■ホシムクドリ

2016年11月 母島・脇浜で撮影

光の当たりようによってはとても美しいホシムクドリ。
星屑が羽一面に広がっている鳥です。

母島に2羽ほど渡って来ています。
イソヒヨドリ♀に似てますが、
キョウジョシギやムナグロと一緒に草地の地面をついばんでいるので、違いが分かると思います。
毎年、渡って来ていますが、
内地ではなかなか見にくい冬の渡り鳥の様です☆


■ムクドリ

2016年11月12日 評議平で撮影

内地ではよく見かけますが、母島ではレアな鳥です(笑)!
パンクなお化粧がよく映えています♪


■ツバメ

2016年10月20日 母島・評議平で撮影

毎年、通りすがりの休憩で1週間ほど見かける内地では当たり前のツバメちゃん。
こんな小さな体で空を飛ぶから不思議です☆
島では巣を作って滞在することはあまりないようです。

■ツグミ

2015年2月20日 母島・東港で撮影

島には戦後留鳥になったトラツグミがいますが、
こちらは渡ってくる少数派のツグミ。
時々お目にかかれます☆

■ジョウビタキ♂

2016年11月11日 母島・集落内で撮影

今季は6羽近い群れで来てくれました。
羽の白い模様とお腹の見事なオレンジ模様がとても美しい鳥です。
母島にはオスもメスも来ていました☆


他に写真は撮れていませんが、
オオルリや、ホトトギス、イスカ、アトリ、モズ、ノゴマ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、
ミサゴ、オオタカ、サシバ、チョウゲンボウ、トビ、コミミズク etc.....
など、意外と様々な渡り鳥たちが母島にもやってきます。

水に浮いて休めないのに、
こんな小さな体で大海原を渡ってくるのはいつも不思議でなりません。

きっと沢山の渡り鳥が海上で命を落としていることでしょう。
ですが、こうして母島で巡り合える微かな数の渡り鳥たちに、
なんだか不思議な縁を感じます。

それは自分も未知の島に渡ってきた生き物だからなのでしょうか(笑)?