小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ザ・ギフト②~南洋踊りと初ザトウクジラの物語

2021年12月29日 | 母島 日常 日記
ザ・ギフト①の続き

■今年の12月のテーマは「ギフト」でした。
日々、色んな気付きがある島暮らしですが、
12月は本当にギフトの連続でした♪

都会の暮らし(やったことないw)に比べて、
まったく別の時間が流れている島の暮らし。

でもスローライフって、融通がめちゃくちゃ利くだけであって、
やることなんて膨大にあるので、
それをどうコントロールするかは自分次第なんです。

僕は島で多様な仕事をずっとしているので、
さぞかし忙しく見えるでしょうが、
結構、SUPしたり、ギター弾いたり、景色を眺めたり、ランニングしたり、
色んな余白を楽しんで、忙しく暮らしています(#^.^#)

この春に便利屋を開業してからは、そのスタイルが加速度的に密度が増して、
より濃厚に楽しく暮らしています。

12/31が仕事納めで、
1/1が仕事初めですが、
やりたい事しかしていないので、
まったく苦じゃなく暮らせています♪

それも僕だけでなく、
妻や娘たち、
島のみんなのお陰でこうして暮らせています。
本当に有難い事です☆
どうもありがとうございます!!


■小笠原フォトコンテスト優秀賞入賞!!
なんと小笠原諸島世界自然遺産地域登録10周年記念フォトコンテストに優秀賞で入賞していました(笑)。

人の入賞にはSNSで知っていて、
おめでとうと言っていたのですが、
自分のはメールで埋もれていて気付きませんでした(笑)。

最優秀賞の小太郎さん、流石です!
優秀賞の小林修一さんのイルカ、圧倒的!
同じ母島の仲間、シモナは素晴らしいアングルと瞬間☆

みんなおめでとうございます♪
みんな本当に素敵すぎる写真です。
見事に小笠原の魅力を写真で表現できているのばかりに思えます。

僕が優秀賞を頂いたのはこの写真です。
小笠原の日常風景「いってらっしゃい!」

次女には
「みんなの写真は美しくて、流石と思うけど、 お父さんの写真は普通だね。 なんで入賞したんだろう?」と言われ、
「俺もそう思うんだよなぁ」と(笑)。

そんなことをFacebookに書いていたら、
友人から
「ジャイアンのは「小笠原の日常」だから、島っ子の娘さんが「普通」って言うのは普通なこと。
だから良い作品で、優秀賞なんだと思います。
これからもずーっと、「普通」な生活が続くと良いですね。」

長女からは
「島の外から見れば非日常だね〜。
お父さんの写真は一見普通かもしれないけれど島民だったり、
その背景を知っている人にはすごく響く温かさがあると思うよ。個人的にすごくすき!」
と言われて、とても嬉しかったです♪
皆さんからの沢山のいいねとコメント、とても嬉しかったです♡

いずれにせよ、僕の写真も選んでもらえて光栄です(#^.^#)
島の子供たちの夏の楽しみが見送りダイブです。

その躍動感をパッケージできた1枚な気がします♪
よく見てみると、ノスリのドアップ写真も入賞していました。
個人的には人の暮らしや表情をうまく撮れればと思っているので、この優秀賞はとても嬉しかったです♡
わ~いわ~い!

ついでにノスリのドアップ写真も入賞しておりました!
小笠原の生きもの「生態系の頂点の眼」

これは2018年に中ノ平で仕事をしていて、
ふと近くにオガサワラノスリが木に留まったので写真を撮ったものです。

小笠原の偏った生態系において、頂点に君臨する天然記念物オガサワラノスリ。
いつもは鋭い目つきの猛禽類なのですが、
ふと可愛い表情で写真に収めることが出来ました♪

島で暮らしていて、どちらもよく見られる光景ですが、
それこそが本当のギフトだと思うのです(#^.^#)

こちらは村が配布した卓上カレンダーにも採用されていて、
島民のコメントも付いていて、なかなか嬉しい仕上がりになっています♡



■南洋踊りの練習会と撮影
もうひとつのギフトは南洋踊りに関わる出来事です。

南洋踊りは東京都無形文化財に指定されている、
ミクロネシアから小笠原に伝わる伝統的な行進踊りです。

僕自身も父島に移住した2002年から、
父島の南洋踊り保存会の酋長である高崎さんに習い、
ずっと続けてきました。

ハワイで大勢のネイティヴの前で披露したこともあったし、
文化交流祭ではパラオの皆さんと交流した事もありました。
共通のルーツを持つ沖縄の島民ダンスの皆さんと交流する機会にも恵まれました。

しかし、母島でずっと長年南洋踊りを引っ張てくれていた小高さんが夏に急逝してしまい、
母島の南洋踊りもピンチの状態に陥りました。
そんな中、色んな方々の力添えのお陰で、なんとか次のステップに移る事ができました♪

5年以上前から、ずっと母島で音源を使った踊りではなく、生歌と生カカでやりたいと思っていたこと、
島民向けの南洋踊り練習会をこの数年間ずっと実施できていなかったこと、
そんな悩みがこの12月、一気に前に進みました。

2022年の観光協会による海開きイベントによる南洋踊りを、
コロナ禍であることから映像配信することが決まり、
それに向けて、練習会を2回ほど実施できる運びになったのです!

これは年々、衰退の一途を感じる状況の中、
僕にとっては大きなギフトとなりました♪

その映像は1/1以降に母島観光協会のInstagramで配信されるので、お楽しみに♡
これからが問われている郷土芸能のギフトでした☆


■人生で初めてクジラを見た瞬間
これはこの春、母島に来たばかりのニューフェイスの友人がいました。
聞くと、まだザトウクジラを見ていないというのです。

前回のザ・ギフト①でガジュマルイリュミネーションのエピソードで、
カメを追加した後、
予定が数十分空いたので、一気に一緒に旧へリポートへ向かいました。

旧ヘリ先の御幸ノ浜展望台に行く道から見える海に、
着いた瞬間に見事、ザトウクジラのブロウ(潮吹き)を発見しました♪
限られた時間になんという超ラッキー!!

見事に人生初のザトウクジラを見ることが出来たのです☆
これはまさに友人にとってもギフトには違いありませんが、
人生で初めてザトウクジラを見たいと思っていた人に見せれた時の喜びも
僕にとって相当のギフトでした♡

見れたブロウは、恐らく今シーズン最初に母島で確認された親子のザトウクジラのブロウだったと思います。
とても喜んでもらえて、その笑顔が僕にはとても最高のギフトでした(#^.^#)


■美味しいギフト♡
年の暮れ、漁師さんにめっちゃ美味しいお魚ギフトを頂きました☆

今夜はハロー(ホウキハタ)鍋で頂きました♪
ハローは小笠原で単価がとても高い高級魚です。

どうもありがとうございました!!

他にもアカバ、アカバモドキも頂き、
年末には豪勢過ぎるラインナップになってしまいました(#^.^#)
正面顔で撮ってみたら、なかなか面白かったです♡

いつもいつも本当にありがとうございます!

■このコロナ禍ですが、
無事に12月の学校の恒例行事でもあるロードレースを終えることができました☆

みんな一生懸命走っていて、応援しているこちらもアツくなりました。

2021年は僕にとってはとても大きなターニングポイントの年になりました。

40歳になってみて、まだまだ色々やりたいことが山ほどあります。

娘たちも来年は長女がカナダの高校卒業、
次女は中学入学となり、
今までとは違うステージに入ることは確実です。

僕がこうして沢山のギフトを感じているように、
家族みんなそれぞれのギフトを感じていることでしょう。

いつ死ぬか分からない毎日ですが、
まだまだ面白い日々は続いていくのでしょう(#^^#)

そんなこんなで今年1年、本当に沢山の人にお世話になりました!
来年もどうぞよろしくお願いします


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