■時は来た!
2022年1月8日。
ついに去年引退したゆり丸の後継船「くろしお丸」が母島にやってくる日です。
この日は試験航海ということで、
長崎の渡辺造船所から一直線、65時間かけて小笠原諸島へやって来たそうです。
今回の試験航海を経て、
1月30日~2月22日までのははじま丸のドック中の代船として就航するとのことです。
総トン数493トン(ははじま丸が456トン)
全長66.0m(現ははじま丸より60㎝長い)
全幅12m(現ははじま丸とほぼ同じ)
航海速度16.5ノット(現はは丸と同じ)
主機出力2000馬力×2基(現ははじま丸は4400馬力)
旅客定員84名(近海:青ヶ島)、200名(沿海:母島)
貨物コンテナ数36個(現ははじま丸より多く積めて、現あおがしま丸よりちょい少ない)
※詳しくは伊豆諸島開発のHPを参照してください。
長年、ははじま丸のドック中を支えてくれたゆり丸。
それに代わる船なので、島民の関心も高く、
初入港、見学会に多くの母島島民が集まりました♪
僕自身も年季の入った船も大好きなのですが、
やはり新しい船というのはワクワクしてきてはしゃいでしまいます♡(←40歳w)
今回は動画を取りつつ、写真も撮るというハードな作業をこなしました(笑)。
入港の様子は動画をご覧ください↓
くろしお丸 母島試験航海 沖港初入港 2021.1.8
■村内のポスターにはくろしお丸は14時から見学開始と書かれていましたが、
この日ははじま丸が出港するのが14時。
奇跡の並んだ姿が見れるかも♡と期待した人もいましたが、
試験航海で、1月末からの接岸などの練習も兼ねているので、
ははじま丸が出港してからの入港となりました☆
ははじま丸が出港しました。
いよいよくろしお丸の登場です。
鮫が崎展望台の左側にチラッと見えていたのですが、
1度見えなくなりました。
何だろうと思っていたのですが、
鮫が崎で見ていた妻曰く、
1度回って、はは丸と平行に進めて、電気を点けて挨拶をしてからまたUターンして、
沖港に入って来たとの事。
その時の様子です(妻:撮影)
最後のゆり丸も父島の二見港で同様の動きをしたみたいですが、
なかなか粋な行動に思えます(#^.^#)
ゆっくりと灯台から先へ出て、姿を現しました!!
印象としてはでかい!!
はは丸より大きいのではないか?と思ってしまったほどです。
実際ははは丸より60cm長いだけだそうです。幅は同じ。
2016年のははじま丸の交代式を思い出します。
今回のくろしお丸はクレーンが油圧に代わっています。
ははじま丸の姉妹船に思えるほど、そっくりな印象です。
しっかりとくろしお丸と意外と可愛い字で書かれています。
■くろしお丸はメインは八丈~青ヶ島航路だそうです。
天然の良港である父島の二見港、母島の沖港とは違い、
過酷な青ヶ島の暮らしを支えるために作られたそうです。
現行の八丈~青ヶ島航路を結んでいる「あおがしま丸」は、
伊豆諸島のこれまでのゆり丸のような代船として活躍するそうです。
船が接岸した時に気になるロゴがありました。
どうみても青ヶ島にしか見えません☆
最初に降りてきた伊豆諸島の会長さんにいきなり聞きました。
「あのロゴ、青ヶ島ですか?」
「よく気が付いたね!その通りだよ!!」
後で理由を聞いたら、メインに青ヶ島航路に就航するからあのロゴを付けたと聞きました。
我が家の次女が2021年に1か月もお世話になった青ヶ島。
妻と次女は伊豆諸島開発の船をすべて制覇しています。(僕はあおがしま丸だけ乗ってないですw)
会長さんも社長さんもそんな偏屈な我が家を覚えてくれていて、
今回も嬉しそうに船内を案内してくれました♡
狭い沖港の旋回を慎重に行っています。
船長さんの腕の見せ所です(#^.^#)
真正面からのアングルはこんな感じでした。
東京オリンピックのデザインも手掛けた野老朝雄さんのデザインのラインが映えますね。
東海汽船の「さるびあ丸」「セブンアイランド結」と同じで、
アイランドブルーを纏っていると書かれています☆
右舷側は日本語のみ反対文字になってます。
これは単純に逆になっているのではなく、
縦書きとして右から左に流れていて、両国国技館とかも同様だと今日初めて知りました(笑)。
おしりも可愛い感じです♡
書体がなんか親しみやすい感じです(#^.^#)
■母島観光協会が素敵な歓迎のプレートを作ってくれていました!
船の上部には見慣れない旗がついていました。
これは船の船体番号をしめす旗と、JRTT鉄道運輸機構の旗、伊豆諸島開発の旗だそうです。
ゆり丸では小笠原諸島と伊豆諸島の全部の島が書かれていましたが、
今回は母島⇔父島と書かれていました。
これはその都度、交換する作りなんでしょうか。
ははじま丸もあおがしま丸もゆり丸にもある
この3色のデザインは伊豆諸島開発のロゴで、
赤は太陽、
青は海、
緑は大地を意味していたと記憶しています(合っているかな?)
海況の極めて厳しい青ヶ島航路の船として建造された「くろしお丸」。
後ろから見たアングルもなかなかのデザインです。
かっちょいいですね~~
■さて、14時過ぎにははじま丸と入れ替わりの接岸後は、
みんなお待ちかねの船内見学タイムです♪
伊豆諸島開発の皆さんの粋な計らいで、
丁寧に船内を案内していただきました(#^.^#)
伊豆諸島開発の会長さんが、
自慢の新船をとても嬉しそうに話してくれます。
伊豆諸島開発の船をすべて乗っている妻と次女も嬉しそうです♪
乗船してすぐにくろしお丸の航路図が設置されています。
くろしお丸はメインが青ヶ島~八丈航路。
現行のあおがしま丸は伊豆諸島の船の代船としてゆり丸の代わりに運航するそうです。
母島~父島間のははじま丸がドックの時は毎回くろしお丸が代船として来てくれるそうです♪
乗船してすぐ右手には多目的室とバリアフリーの旅客座席。
この多目的室は色んなコンディションのお客さんを想定しているそうです。
なかなかくつろげそうなコンパクトなお部屋です。
その隣には出入りが完全バリアフリーのお部屋。
高齢者や車椅子の方などがすぐに利用できる、
気の利いた配置です。
その付近にはバリアフリートイレがありました。
車椅子でも利用しやすいし、
赤ちゃん連れの為のオムツ交換台などしっかりと揃っています。
左右の壁には東京オリンピックのロゴデザイン担当の野老さんの「HORIZON WISTERIA」が
左右対称の色合いで設置されています。
これは穏やかな水平線で無事の航海を願っているそうです。
今回、一番驚いたのがエレベーターの存在でした。
伊豆諸島開発としては初のエレベーターだそうです。
バリアフリーとしては欠かせない存在。
航行中は使えないそうですが、
年配の方にとっても上の空間を利用するのにとても大事な設備です。
設置も維持管理もコストがかかる分ですが、よくぞ設置してくれたと思いました。
こちらは荷物置き場。
今回はくろしお丸見学会用のグッツが沢山置かれていました(#^.^#)
ははじま丸で特に気の利いて人気のある冷蔵庫の存在。
くろしお丸でも設置してありました。
父島でバターやケーキを買って帰るときに重宝します(#^.^#)
水飲み場もありました☆
その先には雑魚寝用のスペースが広く4区画ありました。
これはバリアフリーの雑魚寝区画と合わせると、ははじま丸より広い印象です。
外の通路から見るとこんな感じです。
■上の階に上がります。
これは喫煙ルーム。
僕はタバコを吸わないので使いませんが、
一人くらいしか入れない、プライベートな個室です。
贅沢な一服になりそうですね(#^.^#)
通路には船体の案内板がありました☆
こちらは椅子席です。
観光協会会長が気に入って座っておりました(笑)。
2階にもコンパクトですが荷物置きが設置されていました。
そこから外に出るとこんな感じです。
前のゆり丸と比べると雲泥の差です。
超快適♪
■そのまま正面に回るとコンテナを収納するスペースになります。
コンテナはははじま丸より3つ多く収納出来て、
あおがしま丸より2つ少ない収納の規模と言っていました。
青ヶ島は就航率50%と言われていて、特に海のあれる冬場は物資がなかなか届かない、
過酷な環境です。(この時点でもまだ年明けてずっと欠航と聞いています)
このくろしお丸がより快適な生活航路になることを祈るばかりです。
妻が青ヶ島の大ファンで、さらに次女がお世話になったことから、
青ヶ島にとてもご縁を感じていて、
この船のつながりも何だか嬉しい限りなのです(#^.^#)
今回は見学会ということで特別に操舵室もお邪魔させてもらいました♪
みんな歓声が上がる場所ですね。
色んな計器がびっしりとあって、なかなか面白いです☆
島のみんなも色々と眺めています。
正面には方位磁石と双眼鏡。
上部には角度針や時計。
2つのエンジンの出力レバー。
背部には色んな連絡と監視ツール。
レーダー。
くろしお丸が鮫が崎沖で1周回ってははじま丸とえい航した軌跡が残っていますね。
父島・二見湾の盾でしょうか?
神棚もしっかりと祀られていました。
昔ながらの海図卓?もありました。
■外には緊急用の設備がありました。
なんだか文字が可愛い♡
一番上の外通路からの眺めもいいもんです♪
後ろに回り込むと煙突の間近に来れます。
これは救命ボート。
いざってときの切り札です。
ミニくろしお丸とかって名前ならいいのに(笑)。
後部には展望デッキ。
椅子もあります。
海鳥やクジラを見るにはここでしょう!
僕が船に乗るといつもいるスペースになりそうです(笑)。
最高の眺めです♪
こちらは後部で一番下のスペースです。
これは見学会用に開放されていて、普段は入れない空間だそうです。
危ないですからね。
案内板です。
最後に家族で記念撮影☆
どうも有難うございました
■こうして試験航海で船内も拝見させてもらって、
本当に貴重な経験をさせて頂きました。
くろしお丸は母島に1泊して、明日の9時に母島を出港するそうです。
なんとクリスマスから15日間欠航だったあおがしま丸が船底に穴が開いてしまったらしく、
なんと1/11まで欠航が決まってしまったそうです。
当初の予定とは違い、少し早めていきなり青ヶ島航路で活躍するかも知れませんね。
見学会にお邪魔して、沢山の素敵な記念品も頂きました♡
タオルにバンダナ(ハンカチ?)。
一発で分かってしまった青ヶ島ロゴの素敵な一品(#^.^#)
さらにくろしお丸の詳細な案内。
今回の試験航海と見学会を通して、
開発に関わった皆さんの創意工夫がビンビンと伝わって来ました。
ここ数年でおがさわら丸もははじま丸も新しくなり、格段と進化しました。
乗客が気持ちよく過ごせるように、本当に色んな箇所に気を遣ってあって、
これは本当に真心の結晶だなぁと感じさせられました♪
明日は父島に渡り、父島で見学会です。
・小笠原 父島 1 月 9 日(日) 11 時~13 時
・八丈島 1 月 12 日(水) 9 時~10 時
・ 青ヶ島 1 月 12 日(水) 14 時~15時
自分も関わって、顔を知っている友人や知人がいる島と島をつなぐ船。
ご縁をつなぐ一期一会の船。
パンフには
【船が来たら島の子供たちが笑って迎えてくれる、そんな船を目指しました】とあります。
そんな想いに満ちた1日となりました。
本当にありがとうございました!!
2022年1月8日。
ついに去年引退したゆり丸の後継船「くろしお丸」が母島にやってくる日です。
この日は試験航海ということで、
長崎の渡辺造船所から一直線、65時間かけて小笠原諸島へやって来たそうです。
今回の試験航海を経て、
1月30日~2月22日までのははじま丸のドック中の代船として就航するとのことです。
総トン数493トン(ははじま丸が456トン)
全長66.0m(現ははじま丸より60㎝長い)
全幅12m(現ははじま丸とほぼ同じ)
航海速度16.5ノット(現はは丸と同じ)
主機出力2000馬力×2基(現ははじま丸は4400馬力)
旅客定員84名(近海:青ヶ島)、200名(沿海:母島)
貨物コンテナ数36個(現ははじま丸より多く積めて、現あおがしま丸よりちょい少ない)
※詳しくは伊豆諸島開発のHPを参照してください。
長年、ははじま丸のドック中を支えてくれたゆり丸。
それに代わる船なので、島民の関心も高く、
初入港、見学会に多くの母島島民が集まりました♪
僕自身も年季の入った船も大好きなのですが、
やはり新しい船というのはワクワクしてきてはしゃいでしまいます♡(←40歳w)
今回は動画を取りつつ、写真も撮るというハードな作業をこなしました(笑)。
入港の様子は動画をご覧ください↓
くろしお丸 母島試験航海 沖港初入港 2021.1.8
■村内のポスターにはくろしお丸は14時から見学開始と書かれていましたが、
この日ははじま丸が出港するのが14時。
奇跡の並んだ姿が見れるかも♡と期待した人もいましたが、
試験航海で、1月末からの接岸などの練習も兼ねているので、
ははじま丸が出港してからの入港となりました☆
ははじま丸が出港しました。
いよいよくろしお丸の登場です。
鮫が崎展望台の左側にチラッと見えていたのですが、
1度見えなくなりました。
何だろうと思っていたのですが、
鮫が崎で見ていた妻曰く、
1度回って、はは丸と平行に進めて、電気を点けて挨拶をしてからまたUターンして、
沖港に入って来たとの事。
その時の様子です(妻:撮影)
最後のゆり丸も父島の二見港で同様の動きをしたみたいですが、
なかなか粋な行動に思えます(#^.^#)
ゆっくりと灯台から先へ出て、姿を現しました!!
印象としてはでかい!!
はは丸より大きいのではないか?と思ってしまったほどです。
実際ははは丸より60cm長いだけだそうです。幅は同じ。
2016年のははじま丸の交代式を思い出します。
今回のくろしお丸はクレーンが油圧に代わっています。
ははじま丸の姉妹船に思えるほど、そっくりな印象です。
しっかりとくろしお丸と意外と可愛い字で書かれています。
■くろしお丸はメインは八丈~青ヶ島航路だそうです。
天然の良港である父島の二見港、母島の沖港とは違い、
過酷な青ヶ島の暮らしを支えるために作られたそうです。
現行の八丈~青ヶ島航路を結んでいる「あおがしま丸」は、
伊豆諸島のこれまでのゆり丸のような代船として活躍するそうです。
船が接岸した時に気になるロゴがありました。
どうみても青ヶ島にしか見えません☆
最初に降りてきた伊豆諸島の会長さんにいきなり聞きました。
「あのロゴ、青ヶ島ですか?」
「よく気が付いたね!その通りだよ!!」
後で理由を聞いたら、メインに青ヶ島航路に就航するからあのロゴを付けたと聞きました。
我が家の次女が2021年に1か月もお世話になった青ヶ島。
妻と次女は伊豆諸島開発の船をすべて制覇しています。(僕はあおがしま丸だけ乗ってないですw)
会長さんも社長さんもそんな偏屈な我が家を覚えてくれていて、
今回も嬉しそうに船内を案内してくれました♡
狭い沖港の旋回を慎重に行っています。
船長さんの腕の見せ所です(#^.^#)
真正面からのアングルはこんな感じでした。
東京オリンピックのデザインも手掛けた野老朝雄さんのデザインのラインが映えますね。
東海汽船の「さるびあ丸」「セブンアイランド結」と同じで、
アイランドブルーを纏っていると書かれています☆
右舷側は日本語のみ反対文字になってます。
これは単純に逆になっているのではなく、
縦書きとして右から左に流れていて、両国国技館とかも同様だと今日初めて知りました(笑)。
おしりも可愛い感じです♡
書体がなんか親しみやすい感じです(#^.^#)
■母島観光協会が素敵な歓迎のプレートを作ってくれていました!
船の上部には見慣れない旗がついていました。
これは船の船体番号をしめす旗と、JRTT鉄道運輸機構の旗、伊豆諸島開発の旗だそうです。
ゆり丸では小笠原諸島と伊豆諸島の全部の島が書かれていましたが、
今回は母島⇔父島と書かれていました。
これはその都度、交換する作りなんでしょうか。
ははじま丸もあおがしま丸もゆり丸にもある
この3色のデザインは伊豆諸島開発のロゴで、
赤は太陽、
青は海、
緑は大地を意味していたと記憶しています(合っているかな?)
海況の極めて厳しい青ヶ島航路の船として建造された「くろしお丸」。
後ろから見たアングルもなかなかのデザインです。
かっちょいいですね~~
■さて、14時過ぎにははじま丸と入れ替わりの接岸後は、
みんなお待ちかねの船内見学タイムです♪
伊豆諸島開発の皆さんの粋な計らいで、
丁寧に船内を案内していただきました(#^.^#)
伊豆諸島開発の会長さんが、
自慢の新船をとても嬉しそうに話してくれます。
伊豆諸島開発の船をすべて乗っている妻と次女も嬉しそうです♪
乗船してすぐにくろしお丸の航路図が設置されています。
くろしお丸はメインが青ヶ島~八丈航路。
現行のあおがしま丸は伊豆諸島の船の代船としてゆり丸の代わりに運航するそうです。
母島~父島間のははじま丸がドックの時は毎回くろしお丸が代船として来てくれるそうです♪
乗船してすぐ右手には多目的室とバリアフリーの旅客座席。
この多目的室は色んなコンディションのお客さんを想定しているそうです。
なかなかくつろげそうなコンパクトなお部屋です。
その隣には出入りが完全バリアフリーのお部屋。
高齢者や車椅子の方などがすぐに利用できる、
気の利いた配置です。
その付近にはバリアフリートイレがありました。
車椅子でも利用しやすいし、
赤ちゃん連れの為のオムツ交換台などしっかりと揃っています。
左右の壁には東京オリンピックのロゴデザイン担当の野老さんの「HORIZON WISTERIA」が
左右対称の色合いで設置されています。
これは穏やかな水平線で無事の航海を願っているそうです。
今回、一番驚いたのがエレベーターの存在でした。
伊豆諸島開発としては初のエレベーターだそうです。
バリアフリーとしては欠かせない存在。
航行中は使えないそうですが、
年配の方にとっても上の空間を利用するのにとても大事な設備です。
設置も維持管理もコストがかかる分ですが、よくぞ設置してくれたと思いました。
こちらは荷物置き場。
今回はくろしお丸見学会用のグッツが沢山置かれていました(#^.^#)
ははじま丸で特に気の利いて人気のある冷蔵庫の存在。
くろしお丸でも設置してありました。
父島でバターやケーキを買って帰るときに重宝します(#^.^#)
水飲み場もありました☆
その先には雑魚寝用のスペースが広く4区画ありました。
これはバリアフリーの雑魚寝区画と合わせると、ははじま丸より広い印象です。
外の通路から見るとこんな感じです。
■上の階に上がります。
これは喫煙ルーム。
僕はタバコを吸わないので使いませんが、
一人くらいしか入れない、プライベートな個室です。
贅沢な一服になりそうですね(#^.^#)
通路には船体の案内板がありました☆
こちらは椅子席です。
観光協会会長が気に入って座っておりました(笑)。
2階にもコンパクトですが荷物置きが設置されていました。
そこから外に出るとこんな感じです。
前のゆり丸と比べると雲泥の差です。
超快適♪
■そのまま正面に回るとコンテナを収納するスペースになります。
コンテナはははじま丸より3つ多く収納出来て、
あおがしま丸より2つ少ない収納の規模と言っていました。
青ヶ島は就航率50%と言われていて、特に海のあれる冬場は物資がなかなか届かない、
過酷な環境です。(この時点でもまだ年明けてずっと欠航と聞いています)
このくろしお丸がより快適な生活航路になることを祈るばかりです。
妻が青ヶ島の大ファンで、さらに次女がお世話になったことから、
青ヶ島にとてもご縁を感じていて、
この船のつながりも何だか嬉しい限りなのです(#^.^#)
今回は見学会ということで特別に操舵室もお邪魔させてもらいました♪
みんな歓声が上がる場所ですね。
色んな計器がびっしりとあって、なかなか面白いです☆
島のみんなも色々と眺めています。
正面には方位磁石と双眼鏡。
上部には角度針や時計。
2つのエンジンの出力レバー。
背部には色んな連絡と監視ツール。
レーダー。
くろしお丸が鮫が崎沖で1周回ってははじま丸とえい航した軌跡が残っていますね。
父島・二見湾の盾でしょうか?
神棚もしっかりと祀られていました。
昔ながらの海図卓?もありました。
■外には緊急用の設備がありました。
なんだか文字が可愛い♡
一番上の外通路からの眺めもいいもんです♪
後ろに回り込むと煙突の間近に来れます。
これは救命ボート。
いざってときの切り札です。
ミニくろしお丸とかって名前ならいいのに(笑)。
後部には展望デッキ。
椅子もあります。
海鳥やクジラを見るにはここでしょう!
僕が船に乗るといつもいるスペースになりそうです(笑)。
最高の眺めです♪
こちらは後部で一番下のスペースです。
これは見学会用に開放されていて、普段は入れない空間だそうです。
危ないですからね。
案内板です。
最後に家族で記念撮影☆
どうも有難うございました
■こうして試験航海で船内も拝見させてもらって、
本当に貴重な経験をさせて頂きました。
くろしお丸は母島に1泊して、明日の9時に母島を出港するそうです。
なんとクリスマスから15日間欠航だったあおがしま丸が船底に穴が開いてしまったらしく、
なんと1/11まで欠航が決まってしまったそうです。
当初の予定とは違い、少し早めていきなり青ヶ島航路で活躍するかも知れませんね。
見学会にお邪魔して、沢山の素敵な記念品も頂きました♡
タオルにバンダナ(ハンカチ?)。
一発で分かってしまった青ヶ島ロゴの素敵な一品(#^.^#)
さらにくろしお丸の詳細な案内。
今回の試験航海と見学会を通して、
開発に関わった皆さんの創意工夫がビンビンと伝わって来ました。
ここ数年でおがさわら丸もははじま丸も新しくなり、格段と進化しました。
乗客が気持ちよく過ごせるように、本当に色んな箇所に気を遣ってあって、
これは本当に真心の結晶だなぁと感じさせられました♪
明日は父島に渡り、父島で見学会です。
・小笠原 父島 1 月 9 日(日) 11 時~13 時
・八丈島 1 月 12 日(水) 9 時~10 時
・ 青ヶ島 1 月 12 日(水) 14 時~15時
自分も関わって、顔を知っている友人や知人がいる島と島をつなぐ船。
ご縁をつなぐ一期一会の船。
パンフには
【船が来たら島の子供たちが笑って迎えてくれる、そんな船を目指しました】とあります。
そんな想いに満ちた1日となりました。
本当にありがとうございました!!
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