もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

北方領土の日と鳩山・河野家

2015年02月08日 | 社会・政治問題

 昨日(2月7日)は北方領土の日であった。

 ソ連(ロシア)が北方4島を不法占拠して以来70年、日魯修好条約により4島を日本領とした国境画定の事実を忘れないための日である。現在も北方4島、バルト3国、クリミア半島等々の国境紛争に見られるように、「帝政ロシア以降のスラブ民族の膨張政策」は連綿として続いている。北方4島に関してロシアは、『国境は、日魯修好条約ではなく大東亜戦争講和条約による確定を採用しており領土問題は存在しない』と主張しているが、講和条約記載の千島列島の解釈を曲解しての4島占拠である。さらにはゴルバチョフ、エリツィンと続いた最高首脳の返還交渉容認発言にも頬被りを続けている。かって鳩山一郎首相が、事跡作りのために領土問題に触れることなく国交正常化を急いだことも返還に暗い影を落としている。

 鳩山家は祖父の一郎が日露関係に、孫の由紀夫が日米関係に、それぞれ問題を残した。鳩山内閣成立のフィクサーと言われ対露交渉に当たったた河野一郎の家系では、子供の洋平が悪名高き河野談話を残して日韓関係をこじれさせるとともに、孫の太郎も不可思議な発言を繰り返している。考えさせられる政治家の世襲である。