私は学校も勉強も大嫌いでした。でも本を読むのは好きでした。中学生になって一番嬉しかったのは図書室があったのです。本の数は大したものではありませんでした。自分の嫌いな分野、ドラマなどを除くと同じ本を年に数回読むことになるのです。それでも嬉しかったですね。
講談社、岩波書店などの少年少女向けの本が大方を占めていましたが、当時少女小説家として名を馳せていた吉屋信子、小糸のぶ(?)などの本がありました。彼女たちの作品は今はやりの韓流ドラマに似ています。
昼休みに借りた本は午後の授業2時間で読み終え、放課後借りた本はできるかぎり図書室で読み、読み終わらない時は家へ帰る途中読みながら歩きました。家への5キロ強の道のりは、踏切を除けば危険も無く、事故と言えば田んぼに落ちるくらいでしたので、本を読みながらでも歩調を変えずに歩けました。
中学2年生だったでしょうか、同じ本を繰り返し読むのに飽きて学校劇の本を手にとりました。その中の一つのドラマに(題名は違っているかも知れませんが多分『緑の星の旗のもとに』)強く惹かれました。
ドイツ軍に占領された小さな山村が舞台です。侵略者への抵抗として、ドイツ兵の目を盗み、子どもたちが教会の屋根に緑の星のついた旗を掲げるのです。朝になると旗は消えていました。そしてエスペラントを話すドイツ兵が子どもたちの前に現れ、命を大切にとかれらを諭すのです。
私はとてもその緑星旗に惹かれました。それは本当に平和と友好の象徴なのか、また、実在するのか。大人になったら捜してみよう、緑の星とエスペラント必ず見つけ出そうと私は決心していました。
講談社、岩波書店などの少年少女向けの本が大方を占めていましたが、当時少女小説家として名を馳せていた吉屋信子、小糸のぶ(?)などの本がありました。彼女たちの作品は今はやりの韓流ドラマに似ています。
昼休みに借りた本は午後の授業2時間で読み終え、放課後借りた本はできるかぎり図書室で読み、読み終わらない時は家へ帰る途中読みながら歩きました。家への5キロ強の道のりは、踏切を除けば危険も無く、事故と言えば田んぼに落ちるくらいでしたので、本を読みながらでも歩調を変えずに歩けました。
中学2年生だったでしょうか、同じ本を繰り返し読むのに飽きて学校劇の本を手にとりました。その中の一つのドラマに(題名は違っているかも知れませんが多分『緑の星の旗のもとに』)強く惹かれました。
ドイツ軍に占領された小さな山村が舞台です。侵略者への抵抗として、ドイツ兵の目を盗み、子どもたちが教会の屋根に緑の星のついた旗を掲げるのです。朝になると旗は消えていました。そしてエスペラントを話すドイツ兵が子どもたちの前に現れ、命を大切にとかれらを諭すのです。
私はとてもその緑星旗に惹かれました。それは本当に平和と友好の象徴なのか、また、実在するのか。大人になったら捜してみよう、緑の星とエスペラント必ず見つけ出そうと私は決心していました。