ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者と一緒に遊べる 国分寺の会社がボードゲーム

2014年11月02日 03時02分40秒 | 障害者の自立

 視覚障害がある人もない人も一緒に遊べるボードゲーム「アラビアの壺(つぼ)」を、国分寺市のデザイン事務所が開発した。一日から三日まで、すみだ産業会館(墨田区)で開かれる視覚障害者のための総合イベント「サイトワールド2014」に出展、販売する。アラビアの壺は、三月に立ち上げたこの事務所の商品第一弾。代表の浜田隆史さん(30)は「需要は多くなくても、本当に欲しいと思ってもらえる商品を作っていきたい」と意気込む。 

 アラビアの壺は、二十センチ四方のボードに九個の壺を並べて数人で遊ぶ。壺は三種類あり、それぞれビー玉、鈴、BB弾が入っている。見た目は全部同じだが、振ると「コトコト」「シャカシャカ」と違う音がする。ゲームの参加者は「壺の音を聞く」または「隣同士の壺を入れ替える」という動作を順番に繰り返していき、三×三のマスの縦、横、斜め、いずれか三個の音を最初にそろえれば勝ち。音を聞き分ける力と記憶力が鍵になるという。

 試作品を視覚障害者支援のNPOなどに持ち込んで遊んでもらったところ「面白い」と好評。ゲームのイベントで販売してみると、十セットがあっという間に売り切れた。手応えを感じ、今回は千百セットを用意する。

 浜田さんは五年前に武蔵野美大を卒業後、ゲーム会社でビデオゲームの企画を手掛けた。「うちの会社のゲームは『全人口向け』と言っているけれど、視覚障害者は楽しめないじゃないか」と感じ、ボードゲームの企画を温め始めた。

 企画だけでなく製造、販売まで手掛けたいと二月に退職し、自分の事務所を設立。同じ武蔵野美大卒の佐藤仁さん(29)、梶川晴香さん(26)も加わった。視覚障害者も楽しめるゲームの第二弾も企画しており、玩具(がんぐ)に限らず幅広く商品開発していきたいという。

 アラビアの壺は通常版六千八百円、音声説明CD付きユニバーサル版八千八百円。一日からホームページ(「アラビアの壺」で検索)でも購入できる。

「少数派ユーザーのための製品を作っていきたい」と話す浜田隆史さん=国分寺市で

2014年11月1日    東京新聞


初の全国、一射集中でVを 全国障害者スポーツ大会

2014年11月02日 02時56分30秒 | 障害者の自立

■アーチェリー光野裕也選手(金立特別支援学校)闘志

 アーチェリー(脳原性まひ1部)に出場する光野裕也選手(15)=金立特別支援学校中学部3年=は小学生のころから競技に取り組み、初の全国大会に臨む。「自分らしいシューティングができるよう集中し、優勝を目指す」と意気込む。

 光野選手は今も続けている水泳と合わせ、アーチェリー大会を見学したことがきっかけで興味を持った。学校では足に装具をつけて過ごす。競技中は安定して打てるよう車いすを使用するが、当初は慣れなかったという。

 それでも、腕の使い方などを意識しながら徐々に力を付け、現在は高志館高で高校生と一日3~4時間ほどの練習に打ち込む。出場する種目は30メートルの72射。「風や天気に左右されやすいので、しっかりと的を見続けて集中力を高めている」と一射に磨きをかけ続ける。

 9月に行われた結団式で国体選手とともに誓いの言葉を述べ、10月30日に学校で開かれた壮行会では仲間や先生から熱いエールをもらった。光野選手は「結団式などを経て意識が高まった。これからも続けていく上での自信にしたい」と意気込む。

アーチェリーに出場する光野裕也選手(金立特別支援学校)。仲間からのエールを力に健闘を誓う=佐賀市の同校

2014年11月01日 10時45分         佐賀新聞


知的障害者の強み生かせ

2014年11月02日 02時52分16秒 | 障害者の自立

障害を持つ人の「強み」を生かした職場を視察しました。厚生労働省の村木次官が視察に訪れたのは、社員の半数が障害者だという会社、「東京海上ビジネスサポート」。東京海上の子会社で障害者の雇用を進めるために設立されました。データ入力などの事務作業を知的・精神障害のある社員が行っています。集中力があり、こうした作業に向いているといいます。グループ各社の名刺作成を行っているこちらの部署では、製造工程や注意点を「見える化」するなどの工夫もしています。2018年に知的・精神障害者の雇用が義務付けられることもあり、多くの企業が視察に訪れているということです。

10月31日     テレビ東京


「食」で障害者働く実感 淀屋橋に授産施設カフェ

2014年11月02日 02時45分01秒 | 障害者の自立

 ビジネス街の大阪・淀屋橋は、正午を過ぎればランチ激戦区に変わる。そこに先月、1軒のカフェがオープンした。150年続いた酒店を改装した店内は、オレンジ色の壁がアクセントになったおしゃれな空間が広がり、メニューには「安心・健康」にこだわった食材が並ぶ。実は、ここは障害者福祉施設。都市部で飲食を扱う授産施設はまれだ。施設の狙いを追った。

 店名は「GIVE&GIFT」(大阪市中央区)。障害者福祉やまちづくりなどさまざまな社会課題に取り組む「きびもく」(大阪市、中川悠代表)が運営する。1階がカフェスペース、2階の厨房(ちゅうぼう)が障害者の職場だ。

■健常者とコラボ

 作業するのは知的と精神の障害者。カレーに使う玉ネギを“飴(あめ)色”に炒めたり、材料を移し替えたりする調理補助が彼らの仕事だ。料理の仕上げや接客は健常者が行う。

 「健常者とのコラボレーションで、何かが生まれるきっかけにしたい」と中川さんは話す。

 店舗周辺がオフィスビルに加え、高層マンションも増える中、食への関心が高い客のニーズに合わせ、店で扱う食材には淡路島産の玉ネギや長野県須坂市の酸化防止剤不使用のリンゴジュースなどを用意。中川さんら運営スタッフの人脈やノウハウを駆使したえりすぐりの品々だ。

 障害者の調理補助は週2日程度。そのほかの日は座学の時間として「食」や「お金」など生きていく術を学ぶ。あくまでもここは「就労継続支援B型」の福祉施設であり、中川さんは「食を通して働くことを感じられる場所にしたい」と話す。

■工賃が全国最低

 障害者に支払われる工賃の低さは全国的な問題だが、B型の大阪府の月平均は1万600円と全国最下位。B型は収益から工賃を出すが、飲食を扱う福祉施設の多くは郊外にあり、売り上げは芳しくないのが現状だ。そこで目を付けたのが、人が集まる都心での販売だった。

 同店での工賃は大阪の月平均を上回る1万5600円を支給。「都心には可能性がある」と力を込める中川さんは、ビジネス街にオープンした狙いについてこう語った。

 「日常の中に仕事は落ちている。それをつなげたい」

 
福祉施設として「食を通じて働くことを実感できる場にしたい」と意気込む中川さん=大阪市中央区
 
2014年11月1日        大阪日日新聞

中田英寿氏が親善大使に就任 知的障害者の「スペシャル五輪」

2014年11月02日 02時41分05秒 | 障害者の自立

 知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」の親善大使に、サッカー元日本代表の中田英寿氏が就任し、東京都内で31日に開かれた日本の関係組織のパーティーで発表された。同氏は「選手としてやってきた経験を生かして、多くの選手を活動に巻き込んでいければ」と抱負を述べた。

 中田氏は「スポーツは大きなコミュニケーションのツールになる」と知的障害者のスポーツ参加を促進する意義を強調。スペシャルオリンピックス国際本部のティモシー・シュライバー会長は「スポーツを通じて差別をなくせると思う。中田さんをはじめ、皆さんに協力いただければ」と期待を寄せた。

スペシャルオリンピックスの親善大使に就任し、あいさつする元サッカー日本代表の中田英寿氏=31日夜、東京都新宿区

2014/10/31 21:29   【共同通信】