ゴエモンのつぶやき

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ハーブソーセージのランチいかが 多摩の障害者支援喫茶室で新メニュー

2014年11月14日 01時39分14秒 | 障害者の自立

 障害者の経済的自立を目指す川崎市多摩区の社会福祉法人「はぐるまの会」が、運営する喫茶室「プラス・ド・フルール」の新メニューに自分たちで育てたハーブを使った「かわさきハーブソーセージ」ランチを加えた。毎朝収穫する新鮮野菜の付け合わせとパン、コーヒー付きで800円。

 かわさきハーブソーセージは、同会と飲食店「すずや」(中原区)、生ハム輸入加工販売会社「協同インターナショナル」(宮前区)が企画開発した川崎生まれの新商品。現在は「すずや」と喫茶室の二カ所のみで提供している。

 同会は一九八三年、市立稲田中学校の特別支援学級の教員たちが、学校と社会の中間の「学べて働ける場」をつくろうと設立。二〇〇六年、多摩区の高齢者施設「よみうりランド花ハウス」の地域交流スペースを無償提供してもらい、喫茶室をオープンさせた。障害者七人がホールスタッフとして働き、自分たちで作った農産物を食材にしたり、縫製製品を展示販売したりして収益は会を利用する障害者の収入にしている。

 同会の福田真さん(38)は「スタッフは将来、自分の暮らす町に店を開きたいという夢を持っており、ノウハウを学んでいる。足を運んでもらい、仲間たちの自立につながれば」と願う。

 営業は午前十一時~午後三時。木曜、金曜日が定休日。小田急読売ランド前駅からバスで「よみうりランド」下車徒歩五分。 

新メニュー「かわさきハーブソーセージ」ランチをPRするスタッフら=多摩区で

2014年11月13日      東京新聞


千葉県が障害者手帳発行でミス100件 種別誤記載、10万件再調査へ

2014年11月14日 01時31分50秒 | 障害者の自立

 県は12日、今年2月に県が身体障害者手帳の障害種別を誤って発行するミスが判明したことを受けて、平成24年度から26年6月までに発行した障害者手帳の記載内容を改めて調査したところ、ほかにも県内33市町の98人分100件の誤記載があったと発表した。

 誤った種別や等級が発行された人の中には、本来受給できる福祉サービスや鉄道の運賃割引制度などを利用できなかった人がいる可能性がある。県は該当者の手帳を速やかに交換するなどし、必要に応じて補償を行うという。

 県によると、障害の部位が複数ある場合の判断基準を間違えたり、事務マニュアルに沿って正しい決定を下していたのに手帳への記載を誤ったりするミスなどがあったという。県障害福祉課はミスの原因を「マニュアルの徹底が図られておらず、複数の職員によるチェックも行われていなかった」と説明している。

 昨年2月に障害者手帳の交付を受けた聴覚障害がある幼児の保護者から今年2月に「障害種別が誤っているのではないか」と指摘があり、ミスが発覚した。県が24年度までさかのぼって発行した手帳約2万7千件を調査していた。県は23年度以前に発行した約10万件についても調査する方針。

2014.11.13 07:06更新      産経ニュース


障害者、接客業目指し検定 県教委が初めて実施

2014年11月14日 01時26分07秒 | 障害者の自立

 サービス業への就職を目指す県立特別支援学校高等部の生徒を対象にした「接客サービス技能検定」が、津市内のホテルであった。近年、これまで就職者が多かった製造業が不景気の影響で求人を減らしており、サービス業に必要な知識や技術を身に付けてもらおうと、県教委が初めて実施した。

 検定には、くわな特別支援学校(桑名市)と玉城わかば学園(玉城町)の生徒十人が参加。喫茶店で働く設定で、生徒は客役の教員を相手に案内から注文取り、カップの提供、片付けまで一連の作業をした。

 県内のホテル会社の社員が審査して、一~十級を認定。生徒は緊張しつつも、笑顔で「いらっしゃいませ」と元気に声を出していた。

 飲食業への就職を目指している玉城わかば学園の三年尾山太希さん(18)は「トップバッターでとても緊張した。練習したおかげで、うまくできたと思う」と笑顔で話していた。

 現在、県立特別支援学校高等部の卒業生のうち、事業所に就職する生徒は約三割。製造業とサービス業が半々だという。県の担当者は「障害者の雇用環境はまだまだ厳しい。今までのように企業に就職をお願いするのでなく、個人の良いところを会社に売り込み、生徒らが長く働ける環境をつくりたい」と力を込め、「検定を利用し、生徒が自らの課題を発見して上を目指してもらいたい」と語った。

笑顔で検定に臨む尾山太希さん(左手前)=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で

2014年11月13日      中日新聞


障害者施設運営の小樽高島福祉会、パン製造で就労支援 事業所増設、今月下旬から受注

2014年11月14日 01時21分45秒 | 障害者の自立

 【小樽】小樽と札幌で障害者施設を運営する小樽高島福祉会(小田修三理事長)は、施設を利用する障害者の増加を受け、新たに就労支援事業所を開設し、製パン事業を始める。小樽市手宮1に新事業所と福祉ショップを建設中で、来年2月にオープンする予定。店舗の開設に先立ち、今月下旬からパンの注文販売を受け付ける。

 同会は小樽市内で二つの障害者施設を運営し、焙煎(ばいせん)コーヒーの製造など就労支援事業も実施。2施設の定員計80人に対して利用者は10月末で103人に上るうえ、来春に特別支援学校を卒業する6、7人が利用を希望しているため、事業所の増設を決めた。

 新事業所の名称は「ワークセンター・やまびこ」で、定員は知的、精神障害者合わせて30人。利用者は今夏からパン職人の指導を受け、総菜パンや菓子パン、フランスパンなど各種のパンを試作している。小樽市内の企業や施設の注文販売を受けるほか、「やまびこ」の隣に建設中の福祉ショップ「ワークショップ・さくら」で販売する。

 「さくら」では焼きたてパンや自家焙煎コーヒーを販売し、店内と、夏はテラスでも飲食できるようにする。

 建設費は2施設合わせて約3億円。施設利用者の増加について同会は「障害者向けのグループホーム整備にも力を入れており、生活と就労の両方の場を用意していることが好まれているようだ」と分析。今後は「製パン事業をスムーズに軌道に乗せ、利用者の工賃アップや生活安定につなげたい」と市民の積極的な利用に期待している。パンの注文は同会(電)0134・21・0011へ。

(11/12 16:00)      北海道新聞


障害者週間記念事業・補助犬シンポに寄せて/ダウン症のピアニスト・鈴木凜太朗さん /兵庫

2014年11月14日 01時14分59秒 | 障害者の自立

 ◇音色に生きる力乗せ 障害乗り越え演奏活動−−鈴木凜太朗さん(23)=伊丹市

  「第23回障害者週間記念事業・第16回身体障害者補助犬シンポジウム」が16日、宝塚市で開かれる。身体障害者補助犬法の成立から12年を迎えても理解が広がらない現状を踏まえながら、障害者が暮らしやすい社会について考える。シンポを前に参加者や補助犬利用者に思いを聞いた。

 ダウン症で生まれつき右手首から先がない伊丹市のピアニスト、鈴木凜太朗さん(23)は、その右手も使って演奏する。傍らにはいつも二人三脚で歩んできた母、真己子さん(51)がいる。障害を隠し、引きこもった過去を乗り越え、全国で演奏してきた。

 真己子さんは凜太朗さんが幼い頃、右手が隠れるように長袖の服を着せた。「健康な体に産んであげられなかった」と自分を責め、外出も控えた。凜太朗さんが3歳の時、転機が訪れた。意を決し、友達に息子の右手を見せると意外な反応が返ってきた。子供たちは「手がなくて痛くないの」と素直に疑問を投げかけた。誰も息子を傷つけようとする訳ではない、と気付いた。

 凜太朗さんは7歳のころ、「キラキラ星」の曲を左手だけで上手にキーボードで弾き、家族を驚かせた。11歳の時、楽しみになればと習わせたピアノの先生が「右手はどうしているの」と凜太朗さんに声をかけ、自分の右手の握り拳で、指を使わずに弾いてみせた。指のない右手でも弾ける−−。凜太朗さんの“両手”での練習が始まった。

 中学校に進んでも練習を続けた。卒業式前のお別れ会でピアノを弾くことになった。同級生らの前で森山直太朗さんの「さくら」を両手で弾いた。会場はどよめき、凜太朗さんは誇らしげに見えた。真己子さんは「いつも支えてくれる仲間に初めてほめてもらった。評価され、達成感を得る喜びを知ったのだろう」と振り返る。

 凜太朗さんは「あともう1回」「がんばろう」などと自らに言い聞かせ、毎日2時間の練習を続ける。レパートリーはショパンの「別れの曲」など5曲。東日本大震災の被災地からダウン症患者の集いまで、多い時は毎週のように演奏依頼がある。海外からも評価され始めた。今年10月には「障害を乗り越え、社会に愛と勇気を与えた」と、台湾で「全球熱愛生命奨章(地球の生命を大切にする賞)」を受賞した。

毎日新聞 2014年11月13日 地方版