ゴエモンのつぶやき

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事故の悲劇教訓に 視覚障害者への接客、栃木県タクシー協会が学ぶ

2014年11月16日 01時45分41秒 | 障害者の自立

 宇都宮市で10月、全盲の男性が目的地と違う場所でタクシーを降ろされた後、車にはねられ死亡した事故を受け、県タクシー協会(植原和信会長)は13日、宇都宮市内のホテルで、視覚障害者への接客や乗降対応を学ぶ初めての講習会を開いた。

 死亡した男性は自宅マンションから約300メートル離れた別のマンション前で降ろされた約20分後、道路を横断中にはねられた。遺族は「乗務員が目的地をしっかり確認してほしかった」と悔やみ、男性を乗せたタクシー会社は事故後、遺族に謝罪していた。

 講習会には県内71業者の代表者ら約90人が参加。須藤会長は、乗務員が視覚障害者に周囲の状況を説明する際は「あの角を曲がってすぐ」などの抽象的な表現は避けることや、「降車後に利用者が目的地に向かっているか見届けてほしい」などと説明した。

 質疑応答では、「女性のお客様をどう誘導すればいいのか」「盲導犬を連れた方にはどう対応すべきか」など活発な意見交換が行われた。須藤会長らは「乗務員のひじや肩に手を掛けてもらう」「盲導犬利用者は、ドアの場所さえ確認できれば自分で乗り込むことができる」などと丁寧に答えた。

11月14日 朝刊     下野新聞


障害者の介助法を児童ら体験学習 三縄小で教室

2014年11月16日 01時41分24秒 | 障害者の自立

 三好市の三縄小学校でバリアフリー教室があり、児童と保護者の約70人が車いす利用者や視覚障害者の介助方法を学んだ。
 
 敷地内にノンステップバスが用意され、車いすに乗った児童が運転手の介助を受けながらバスに乗り込んだ。その後、アイマスクを着けたり、車いすに乗ったりした児童を、別の児童が介助した。
 
 2年の山下賢朝君(8)は「アイマスクを着けると、何が起きるか分からなくて怖かった。目や体が不自由な人がいたら助けてあげたい」と話した。
 
 教室は四国運輸局の主催。2001年から四国の小学校を対象に、年に数回開いている。

【写真説明】アイマスクをして視覚障害の状況や介助を疑似体験する児童=三好市の三縄小学校
 
2014/11/15 09:53     徳島新聞

障害者就労施設で知事と利用者懇談 自立の道探る

2014年11月16日 01時35分25秒 | 障害者の自立

 古川康知事は、鳥栖市山浦町の障害福祉サービス事業所「グリーンファーム山浦」(高崎知洋園長)を訪問し、地域での自立を目指して農作業などに励んでいる若者らと意見交換した。

 3年前に開設された同事業所は、一般企業などでの就労が難しい人に働く場を提供。現在は53人が野菜栽培や食品加工などに取り組んでおり、古川知事は施設内をくまなく回った。園芸ハウスでは、担当の水田由紀美さん(39)のアドバイスを受けながら花苗の植え替え作業を体験した。

 この後、知事は高崎園長や利用者らと意見交換。就労や生活面の悩みを聞いた知事は「地域での暮らしを支えるグループホームなどもう少し増やしたほうがいい」と感想を話した。

 訪問は、現場で得た気づきを県政に生かす広聴事業「きっと、もっと、はっと!」の一環で、本年度6回目の実施。

事業所の関係者と意見交換する古川知事=鳥栖市のグリーンファーム山浦

事業所の関係者と意見交換する古川知事=鳥栖市のグリーンファーム山浦

2014年11月15日 12時53分    佐賀新聞


障害者雇用納付金制度の対象事業主拡大についての情報を公開

2014年11月16日 01時30分30秒 | 障害者の自立
障害者雇用納付金制度についての法改正

2015年4月から障害者雇用納付金制度の申告対象事業主の範囲は、労働者数が100人を超え200人以下である事業主に拡大される。

該当する事業主は納付金の申告が必要となり、平成27年度分の申告期限は、2016年4月1日から5月16日までとなっているので新しく対象となる事業主は心しておきたい。

対象事業主拡大の案内を公開

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構ではホームページ上で案内リーフレット「障害者雇用納付金制度の対象事業主が拡大されます」、パンフレット「平成27年4月改正障害者雇用納付金制度スタート!」を公開。

案内リーフレットでは適応対象になるとどのような申告が必要なのか、そのスケジュールや障害者法定雇用率を下回った場合の障害者雇用納付金の納付、また上回った場合の調整金、各種助成金の支給申請などがわかりやすく紹介されている。

またパンフレットでは障害者雇用納付金制度とはどのようなものなのか、今回の改正について、手続きのスケジュールなど、こちらもきたる法改正に向けて知りたい内容が詰まっているのでどちらも確認してほしい。

見込み額がわかる計算表も公開

各月の常時雇用している労働者の数と障がい者の数を入力すると、納付金(調整金)見込み額を試算できる納付金見込み額試算表も公開。除外率設定なし事業所用と除外率設定あり事業所用の2種類の計算表がある。

さらに詳細が知りたい場合は各高齢・障害者雇用支援センターまで問い合わせを。施行は2016年だが2015年4月から各月の雇用障がい者数や労働者数のカウントをする必要が生じるため、申告に備えこの資料を参考にして早めの準備をおすすめしたい。

2014年11月14日 21:00      障害者雇用インフォメーション


障害者週間記念事業・補助犬シンポに寄せて/中 盲導犬使用者・中山君江さん /兵庫

2014年11月16日 01時25分22秒 | 障害者の自立

 ◇補助犬は目や足や耳 普及活動をライフワークに−−中山君江さん=宝塚市

  「10〜20年前に比べ、補助犬の同伴拒否は減った。だが、理解が広がったとは言えませんね」。盲導犬の使用歴28年の宝塚市、中山君江さん(64)は語る。3代目のパートナー、エレナと一緒に補助犬の普及活動に取り組んできた。16日のシンポジウムの補助犬トークでは、パネリストの1人として意見を述べる。

 中山さんは30代半ばに病気で失明。当時、2人の娘はまだ幼かった。娘がけがをしても気づかなかったこともある。だが「1人で歩きたい」との思いは強く、ヘルパーや家族に頼りきりになることはしたくなかった。36歳で使用者になった。

 その頃は飲食店などを訪ねても、同伴拒否が常だった。抗議もしたが、受け入れられずに帰ることが多く、歯がゆい思いを重ねた。

 02年に身体障害者補助犬法が成立。不特定多数の人たちが訪れる施設などでの同伴受け入れが義務化された。理解は進みつつあるが、十分とは思えない。中山さんは「確かに同伴拒否は以前の10分の1ぐらいに減ったが、レストランなどで拒否されるケースはなくならない」と訴える。

 今年7月には埼玉県で盲導犬が何者かに刺されてけがをしたとされる事件が起きた。中山さんによると、報道されることは少ないが盲導犬が蹴られたり、いたずらをされるケースは時々ある、という。中山さんは「もし、盲導犬に近付く不審者を見つけたら、そっと使用者のそばに立ってほしい」と求める。「代わりに使用者の『目』となってもらうことで、不審者を追い払うことができるのではないか」と話す。

 娘2人を育て上げた後、06年に障害者の社会参加を応援するNPO法人「とことこ」を設立した。作業所の運営やヘルパーの派遣などに力を入れる。その一方で、ライフワークとしているのが補助犬への理解を求める活動だ。10月下旬には小学校での講演で、児童らにこう語りかけた。「みんな、『目』や『足』や『耳』を家に置いて、外に出掛けられへんやろ。それが補助犬の役割なんや」。子供たちへの講演では、分かりやすい言葉を心がけている。そして続けた。「だから、同伴拒否されると私たちは困る」−−。

 歓声や拍手が聞こえると、まぶたの裏に熱心に耳を傾ける子供たちの顔が浮かぶ。未来を担う子供たちに補助犬を理解してもらうことで、社会が変わっていくと信じる。

 第23回障害者週間記念事業・第16回身体障害者補助犬シンポジウムは16日(日)午前10時20分〜午後4時、宝塚市逆瀬川1の「アピア1」一帯で開かれる。補助犬トークや鈴木凜太朗さんのピアノコンサート、補助犬デモンストレーションなどがある。無料。市障害福祉課(0797・77・2077)。

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 ◇補助犬育成のためのシンシア基金

 〒530−8251 大阪市北区梅田3の4の5、毎日新聞大阪社会事業団「シンシア基金」係(郵便振替00970・9・12891)。通信欄は「シンシア基金」。

毎日新聞 2014年11月14日   〔阪神版〕