ゴエモンのつぶやき

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高齢者も障害者も1カ所で相談 三浦市社協が「安心館」設置

2014年11月09日 11時43分32秒 | 障害者の自立

 三浦市社会福祉協議会は市総合福祉センター(同市南下浦町菊名)内に総合相談、支援の窓口「安心館」を設置し、11月から受け付けを始めた。高齢者向け、障害者向けなど縦割りで市内に点在していた相談、支援窓口を1カ所に集約。異なる専門分野を持つスタッフの連携を強化し、より複合的な「困りごと」の解決にもつなげる。

  高齢者の介護や虐待などに関する相談を受ける地域包括支援センターや障害者の相談支援窓口など市内に点在していた四つの専門相談窓口を統合した。佐藤千徳常務理事は「一つの場所で多様なサービスが受けられるワンストップ体制を敷くことは課題だったし、要望もあった。スタッフの縦割りを打破し、相談を1カ所できちんと受け止めたい」と説明する。

  安心館は、同社協の拠点で市中央部にある市総合福祉センターのロビーを仕切った約18平方メートルに設置。社会福祉士や看護師、ケアマネジャーらに加え、新たに精神保健福祉士1人を採用。6~7人が常駐する。先行して「福祉なんでも相談」をうたい、同社協が4月に京急線三浦海岸駅前に設置した相談窓口「はにかみ屋」は安心館の出張所に位置づける。

  安心館スタッフで、従来は地域包括支援センターで高齢者の相談を受けてきた社会福祉士の福島友美さんは「高齢者世帯の中に障害者がいるなど、介護保険制度だけでは解決できない複合的な課題を抱える人が多かった」と説明。実際、はにかみ屋でも同じ人が違う分野の相談で何度も訪れたりしているという。

 福島さんは「専門分野が異なるスタッフは着目点も違う。相談者の不安に対し、いろんなスタッフが関わることで希望や余裕、安心を少しでも見いだしてもらえたら」と話している。

  「安心館」は平日午前8時半~午後5時15分。問い合わせは電話046(888)7347(市総合福祉センター)。

 【神奈川新聞】       2014.11.08 03:00:00


マイクロソフト、3Dオーディオによる視覚障害者支援のテスト運用開始

2014年11月09日 11時36分04秒 | 障害者の自立

「- 最高の技術は目に見えず、生活に入り込む -」

 Microsoft UKは11月6日、視覚障害者向けの都市ナビゲーション技術「Cities Unlocked」のパイロットプログラムをロンドンにて進めていることを発表した。

 視覚障害者にとっての開かれた街づくりを目指すもので、スマホと連動するヘッドセットを用い、街の各所に設置されたWi-FiやBluetoothのビーコン情報から現在位置や歩行ルート、駅やバス停、店舗などの音声ガイドを行う。ビーコン信号の受信やGPS、ネットのサポートといった機能はスマホ側のアプリが担うが、ヘッドセットは単なる音声ガイドの通知だけでなく、3Dサウンドスケープ(立体音像空間)を提供するのが大きな特長だ。

 

AfterShokz製ヘッドセットを用いているが、スマホとのリンク機能だけでなくセンサーの追加など若干の改造が施されているようだ

 ヘッドセットは米Aftershokz製の骨振動ヘッドフォン(装着者の耳を塞ぐことなく音の通知できる)をベースにしているが、利用時にKinectを使って装着者の頭部形状を計測して音響の伝達モデルを作成、頭蓋の形や耳の位置などに合わせてカスタマイズされる。外部ノイズを補正した音声は方向性を持って装着者に伝えられ、駅の改札や店舗といった周辺のポイントの位置をガイド音声の向きで把握でき、ガイド音によって歩道をまっすぐ歩くことも容易に行えるという。

 Microsoft UKによると、英国では登録された視覚障害者の7割は部分的に失業しており、適切な技術を利用して視覚障害者にとって都市を利用しやすいものにすることで社会参加を促すことができるとしている。

2014年11月07日 15時21分更新       ASCII.jp


知的障害者バンドを追った「パンク・シンドローム」日本公開決定

2014年11月09日 11時33分23秒 | 障害者の自立

[映画.com ニュース]フィンランドの知的障害者で結成されたパンクバンドを追ったドキュメンタリー「パンク・シンドローム」が日本で公開されることが決定し、合わせてポスター画像が初披露された。

ペルッティ、カリ、サミ、トニの4人が結成したパンクバンド「ペルッティ・クリカン・ミニパイヴァト」を追ったドキュメンタリー。それぞれ強いこだわりを持つ個性的なメンバーたちは、「精神科施設のメシはまるで豚のエサ」「いつかグループホームを爆破してやる」と施設や社会への不満を綴った歌詞をパンク音楽に乗せて訴えている。

日本でも、2013年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で市民賞を受賞したほか、14年の座・高円寺ドキュメンタリー映画祭でも上映され人気を博した。本作では練習風景、仲間同士のケンカ、仲間の結婚、失恋、CDデビュー、海外ツアーまでを追いかける。

このほど公開されたポスター画像には、メンバーの素の表情と直筆のイラストが使用され、ポップでキュートな印象に仕上がっている。「手助け無用だ、ケガするぜ!」のキャッチコピーには、「憐れみではなく、自由がほしい」というメンバーたちの思いが込められている。

パンク・シンドローム」は、2015年1月から東京・シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。

(映画.com速報)     2014年11月7日 17:15

7人10団体を表彰 長年、高齢者や障害者支援 千葉日報社社会福祉賞

2014年11月09日 11時26分43秒 | 障害者の自立

 社会福祉の向上に長年、貢献してきた千葉県内の個人、団体を顕彰する2014年度「千葉日報社社会福祉賞」の授賞式が7日、千葉市中央区の千葉日報社で開かれた。手話の普及や聴覚障害者の相談に取り組んできた川上宏子さん=千葉市花見川区=ら7個人と、独居高齢者に届ける弁当に手紙を添える活動を続ける「お便りボランティアかもめーる」(鴨川市、伊藤利子代表)など10団体が受賞した。

 萩原博千葉日報社社長は「社会福祉は、みなさんのような地域に根ざした取り組みによって支えられている」と受賞者それぞれの活動をたたえ、一人一人に賞状と記念品を手渡した。

 森田健作知事からは「長年の活動、功績に敬意を表します」とする祝辞が寄せられた。

 同賞は1976年に創設され、今年度で39回目。

2014年11月8日 10:19   千葉日報


知的障害者福祉:滋賀と鳥取の施設 46年ぶり「父」の縁

2014年11月09日 11時22分47秒 | 障害者の自立

 ◇糸賀一雄生誕100年、職員の相互派遣も開始

  「日本の知的障害者福祉の父」と称された糸賀一雄の尽力で創設された知的障害児施設、滋賀県立近江学園(同県湖南市)と鳥取県立皆成(かいせい)学園(同県倉吉市)が今秋、途絶えていた交流を46年ぶりに再開した。今年、糸賀の生誕100周年を迎えたのを機に、共同研究に取りかかり、今月から職員の相互派遣も始める。同じ理念から生まれた施設として、協力して支援技術の向上などに取り組む方針だ。

 糸賀は滋賀県職員だった1946年、社会から放置された知的障害児や戦災孤児らに心を痛め、大津市に近江学園を創設した(71年に移転)。障害児らが共に生活しながら教育を受ける場で、全国に先駆けた取り組みを進めた。

 47年、講演で鳥取県を訪れ、当時の西尾愛治知事(故人)に知的障害児施設の創設を提言。49年、県は中国地方初の公立知的障害児施設「皆生(かいけ)学園」を米子市に設立し、後に移転して皆成学園になった。近江学園に職員を送って糸賀の理念や実践方法を学ばせ、糸賀も皆成学園を何度も訪ねた。しかし、糸賀が68年に亡くなると交流は途絶えた。

 昨年12月、糸賀の生誕100周年記念事業の準備で皆成学園の井上和之園長が近江学園を訪問。その際、近江の植田重一郎園長が交流再開を提案し、「お互いの研さんにつながる」と一致した。

 共同研究のテーマは「小規模グループケア棟」「強度行動障害児」で、両施設で発表会を開いて理解を深める予定だ。今月10日からは3週間単位で、同じ分野を担当する職員の相互派遣も始める。互いに吸収したり見直したりして新たな研究テーマも探る。将来的には年単位の人事交流も検討する。

 近江の植田園長は「交流で職員の技術の向上を図り、視野を広げたい」と期待。皆成の井上園長は「互いの施設の課題を探り、風通しも良くしていきたい」と話している。

 ◇糸賀一雄 1914年、鳥取市生まれ。京都帝大(現京都大)を卒業後、滋賀県庁に入る。46年、教育や生活、療育を一本化した先駆的な施設「近江学園」を創設して園長に就任。障害者福祉の発展に尽くした。「この子らを世の光に」と唱えた言葉は有名。

毎日新聞 2014年11月08日 12時48分