1964年の東京パラリンピックの開会式から8日で50年です。8日は障害者の競泳の日本選手権が東京で開かれ、6年後の2020年の大会を見すえて10代の選手たちが力強い泳ぎを見せ、今後の成長を誓いました。
大会は東京・江東区で開かれ、国内のトップ選手を含む、およそ450人が出場しました。
このうち、病気の影響で左足首に障害がある高校1年生の池愛里選手(16)は、身長1メートル77センチの長身を生かしたダイナミックな泳ぎが持ち味で、先月のアジアパラ大会では女子50メートル自由形で金メダルを獲得しました。
8日は200メートル個人メドレーに出場し、最初のバタフライでスピードに乗ると、最後の自由形でも力強い泳ぎを見せ、自己記録を1秒以上更新する2分42秒76のタイムでゴールしました。
池選手は「アジアパラ大会の疲れがあるなかで、自己記録を更新できたのでよかったです」と振り返りました。
そのうえで、「今の実力では、2年後のリオデジャネイロパラリンピックにも出られないので、もっと力をつけて記録を縮め、6年後の大会へとつなげていきたい」と話し、今後のさらなる成長を誓っていました。