活字の音源を作製し、視覚障害者を手助けする兵庫県洲本市の朗読ボランティア団体「樫の木グループ」が創立40周年を迎えた。技術の進歩により、現在はデジタル全盛で読書環境が激変するが、瀧川さよ子代表(53)は「要望に素早く応えられるよう、これからも利用者の一歩先を行く努力を続けたい」と話している。(上杉順子)
1974年、淡路盲学校(現・あわじ特別支援学校)の近くに住んで朗読奉仕の重要性を知った主婦の安岡秀美さんが呼び掛け、女性10人で発足した。
結成40周年を迎えた視覚障害者のための朗読ボランティア団体「樫の木グループ」=洲本市内
2014/11/26 19:40 神戸新聞