多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

●一番トロくて弱そうなのを狙った?尖閣事件 元林徹の多摩川からひとこと

2010-10-14 | Weblog
今回の尖閣事件で中国に完敗したのを見ていると、民主党の安保感覚が実によく分かりました

結論から言えば、この政権政党には国を守るとか安全保障の観念がないということです。ないのを承知で強いて言えば平和憲法を一生懸命守って過去の侵略戦争の反省と謝罪をしていればまわりの国はきっと仲良くして日本を助けてくれる、せいぜいこんな安保感覚かな

その発想が左翼小市民的だなんていう以前に、経済や暮らしのもとには国家という枠組みがあって、その国家が外国からおびやかされるとそれを前提に成り立っている経済も暮らしも危険にさらされる、こうした考え、難しく言えば近代国民国家の観念をまるで持ち合わせていません

今回の事件で共産党はいち早く、明確な根拠を挙げて尖閣は日本の領土だと主張しましたが共産党のほうがよっぽどまともで大人で近代人です

中国もしたたかで、自分の敵のうち一番トロくて弱そうなのをと日本を狙ったら見事にうまくいったわけです。これが韓国やベトナムならこんな腰抜けはやらないだろうし、ましてアメリカ相手に仕掛けるわけがありません。韓国もアメリカもちゃんと近代国家というものがどういうものか分かっていますから

まあそれにしても強い相手の顔色をひたすらうかがってヘラヘラ媚びる政権、今までの日本にはなかったし世界史にもあまりないのでは

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