渡辺恒雄が亡くなりました。
渡辺恒雄と言えば讀賣の親分で、紙新聞全盛期には強引な拡販で部数を伸ばしたといったイメージの人も多いのでは?
加えれば、新聞報道はリベラル寄りの中道という今の既成メディア全体に共通する姿勢を定着させたうちの一人とも言えます。
ただ強引な拡張販売はさておき、讀賣が全国紙の中でも優勢で自民の御用新聞的な地位を確立しているのは渡辺恒雄がいたことも大きい。
よく言われるように渡辺恒雄、政界と深いパイプをもっています。
そのことからして現実から大きく乖離することなく、今のように多くに受け入れられやすい薄口の保守の立場に落ち着いたのでした。
それと対照的なのが朝日:
緒方竹虎の大昔は別として、政界とマスコミ双方に通じた経営者がいなかった。
このためバランスを欠き、マスコミとしての自己主張に拘泥するあまり左折を繰り返し今のように「市民」の沼に沈んでいったのでした。
そして讀賣に戻ると:
新聞社の基本主張はそう簡単に変わるものでもないがアフター渡辺の讀賣、サテどうなるか?