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運用の評価は中長期で!

2008-02-27 11:11:52 | 運用

運用の成果を見るには、少なくとも3年以上の中長期でみるように
しましょう。短期間では、その運用の良し悪しは分かりません。
短期間では、偶発的な要素が含まれていることが多いので、中長
期の運用成果をみないと、その運用結果を判断できません。

DC制度における運用は長期運用が基本です。
では、長期運用にはどうのような効果があるのでしょうか?
①長期運用によって、短期的な価格の変動が平均化され、安定した
 運用成果が期待できる。
②複利運用の効果は、運用の期間が長いほど顕著である。
③運用にかかるコストが平準化される。

②は、100万円を年3%で運用した場合を例にとると、次のようになり
ます。

 年 数   単利(元利合計)  複利(元利合計)   差 額
 10年     130万円       134万円      4万円
 20年     160万円       181万円      21万円
 30年     190万円       243万円      53万円

単利と複利の違いは、単利は元金100万円だけを毎年3%の運用しますが、
複利は100万円と毎年の利息の合計額を、毎年3%で運用します。

●確定拠出年金のことを、DCといいます。
 DCは、defined contributionを略したものです。