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ホームページに「適年からDCへの移行」、「適年から中退共への移行」に関するQ&Aを掲載しました。

2008-09-25 10:25:46 | 適格退職年金

ホームページに、「適年からDCへの移行」と「適年から中退共への移行」
に関するQ&Aを掲載いたしました。今のところそれぞれ6問ずつのQ&Aです。
内容は、随時追加し、充実させていきます。
ホームページは、左下にあるブックマークの「適格退職年金の移行コンサル
ティング」をクリックしていただけると、ご覧いただけます。

中小企業で適年の移行が進まないのは、提供されている情報に問題がある
ように感じています。(もちろん、そればかりではないのですが。。。)

間違っている情報で一番多いのが、「適年に積立不足があるとDCへ移行
できない」です。これは、教科書通りで、その通りなのですが、積立不足を
減らす方法があります。適年からDCへの移行に限って、取れる方法です。

また、確定拠出ということは、企業が掛金を拠出するというで、つまり、確定
拠出年金では、掛金だけが積み立てられる制度として捉えられているという
ことがありました。想定利回りということが説明されていなかったのです。

こういう情報が提供されていると、適格退職年金をDCへ移行しようということ
に対して、足踏みしてしまいますよね。

中小企業退職金共済への移行では、保険商品(養老保険ハーフタックス)と
の組み合わせで提案されることが多いようです。そうすると、中退共の部分を
できるだけ小さくして、養老保険を大きくするためでしょうか、中退共について
間違ったことを、事業主に伝えているのではないかと思われることに出くわし
ます。

間違った情報は、適年の移行を遅らせるだけでなく、その間違った情報に基づ
いて移行すると、結局企業の負担が多くなることになります。


確定拠出年金のことをDCといいます。
Defined Contributionを略したものです。