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適格退職年金から中小企業退職金共済への移行プロセス(5)

2010-10-26 09:40:55 | 適格退職年金

前々回のブログで、適年から中退共へ移行した後の掛金テーブルについて
書きました。

適年からの移換時、つまり申込時の掛金と中退共への移行後に使う掛金
テーブルは違います。

移行後、退職共済手帳が届くと、掛金の変更手続きができます。
ここで、今後使う掛金テーブルを適用して、掛金の変更を行います。

この掛金の変更は、中退共加入後の『掛金の増額変更』の助成の対象と
なります。

適年から中退共への移行では、『新規加入の助成』は対象となりません
  が、『増額変更の助成』は対象となります。

『掛金の増額変更』は、18,000円以下の掛金を増額変更する事業主に
対して、増額する月から1年間、国が掛金の助成を行うという制度です。
5,000円の掛金から8,000円に変更すると、差額の3,000円の1/3、つまり
1,000円が助成の対象です。
適用される月の中退共から事業主への請求が、助成金分だけ少なくなり
ます。

『掛金の増額変更』は、掛金が18,000円以下なら、何度でも適用されます。
20,000円以上の掛金からの増額は、助成対象にはなりません。
掛金の1/3の金額の1円未満は切り捨てとなります。

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