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個人型DCへの加入を検討してみよう。・・・年金額の確認

2007-12-17 11:15:39 | 確定拠出年金・個人型

国の年金制度からの平均的な受取額は、どうなっているのでしょうか?
国の年金制度から、受け取れる年金額は、40年間加入した場合
①1号被保険者=国民年金の人(自営業、個人事業主)は、月額6.6万円
②2号被保険者=厚生年金の人は、男性で月額16.7万円、女性で12.9万円
③3号被保険者=厚生年金、共済年金加入の配偶者(専業主婦)は①と同額
以上は、厚生労働省のモデルによる金額です。

①の国民年金の人は、老後生活は年金だけでは、とても足らないです。
②の厚生年金の人は、退職金制度や企業年金制度が充実した会社に勤めて
いないと、やはり不足します。

DC制度=確定拠出年金制度には、企業型と個人型があり、企業型は大企業
から導入されていきましたので、大企業向き、企業向きの制度と考えられてい
るきらいがありますが、実は違います。
本来、退職金がない、あっても少ない、自営業者や中小企業にお勤めの人達
の制度です。企業型DCは中小企業にこそ活用してほしい制度ですし、個人型
DCは、自分で自分の退職金を作っていくための制度です。

11月下旬に、DCの運営管理機関(金融機関)に電話して、個人型DCの加入の
取扱についてお尋ねしました。その時、「企業型DCからの移換か?」と聞かれ
たところが、少なからずあります。そうではなく、個人型DCに新規加入というと、
どこでもちょっと残念そうでした。企業型から年金資産をもって移ってきてくれる
と嬉しいということだろうと思います。
でも、個人型DCは、企業型の受け皿としてだけ存在しているのではありません。

個人型DCに加入できるのは、自営業者、個人事業主等と企業年金(厚生年金
基金、税制適格退職年金、確定給付企業年金、確定拠出年金・企業型)がない
会社に勤務している人で、それぞれ国民年金、厚生年金の保険料を払っている
ことが必要です。(保険料免除期間は該当しません。)

●確定拠出年金のことを、DCといいます。
 DCは、defined contributionを略したものです。



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