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チベット問題とは何か 大西広

2008-11-22 20:13:15 | 文化
日本AALA連帯委員会北信越ブロック集会が県民会館であった。
最初の講演は、大西広氏の「チベット問題とは何か」だった。
現地を訪れた生々しい当時の焼け跡が残る警察署などの映像を見ながらの衝撃的な講演だった。
3月11日頃から、チベット族が漢民族に対し、「タクシーのお金を払わない」など不穏な動きがあったという。日頃の不満が計画的な暴動となったようである。当時、チベットにいて暴行を受け、おばさんに助けられ、お店に逃げ込みあわててシャッターを閉め、九死に一生を得た若者も、チベット行の列車内で中国の武装警官から、「そのホテルには行くな」といわれたそうである。中国政府は事前に暴動計画を知り、準備していたようである。僧侶の武器や弾薬準備も事前に摘発されたようである。その意味では、ダライラマにも責任があるのではないか。貧しいチベット族の経済的自立に対する支援こそが必要だという。
次に滝本栄市氏の「今日の世界とAALA連帯委員会」があった。アメリカの一極化が崩れ、EU,ASEANなど共同化する地域。アメリカの支配から自立し、21世紀の新しい社会主義国家をめざす中南米の国々(ボリビア、エクアドル、ベネズエラ)の紹介があった。
早く東アジア共同体ができるように、中国や韓国との民間の交流を進めていきたいものである。中国の覇権主義を監視しながら。
コメント (4)
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