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安倍改憲のねらいと9条擁護論の課題

2017-11-03 19:20:12 | 政治

大学9条の会主催で名古屋大学院教授愛敬浩二さんの講演会「安倍改憲のねらいと9条擁護論の課題」がありました。

安倍政権は、来年の通常国会にも改憲案の国会発議をもくろんでおり、9条改憲阻止は喫緊の課題です。希望の党、維新、左派を取り込んで、改憲を実現しようとしている。世界では、上位62人の総資産は、36億人の人々の総資産に匹敵、グローバル格差社会が進んでいる。1990年以降、企業エリートは、富と権力を膨らませるだけでなく、特権的な政治上の役割まで手に入れた。

安倍は、自己中心性が強く、情的な面だけで改憲をもくろんでいる。日本の平和・安全が危機に瀕していないのに、自衛隊が海外で武力行使をすることを認め、軍事法廷を作り、戦死者を靖国に祭り、首相が参拝することまで考えられている。恐ろしいことです。選挙で勝ったといっても、小選挙区制という民意を反映しない選挙制度で3分の2取っただけなので、国民投票には、危機意識をもっている。1回しかできないので、もし否定されたら、自衛隊はなくなるだろうと、嘘をついてくるだろう。それに、負けてはいけない。国民投票は700億円もかかる。アメリカにミサイルが飛ぶようになったら、急にアラートが鳴りだした。おかしいことだ。

野党と市民の共闘で、9条改憲国民投票を防止しよう。 

 

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