半年ぶりの演劇鑑賞会が開催されました。
文学座の「大空の虹を見ると私の心は躍る」でした。
廃館まじかの映画館「新星劇場」に集う人々が繰り広げる悩みや生き様がユーモアを織り込みながら明らかにされる。
いじめで自殺した息子を持つ家族、介護に悩む老妻、ゲイの葛藤、いじめに加担した気弱な男、男との別れに悩む女性など。現代に生きる人々の生きざまと悩みが描かれていた。特にひどいいじめにあった息子のつらさが浮き上がってきた。
最後は虹を見て、そのつらさを乗り越えていこうと明るい気持ちになるところで終わった。
会場からは、定例会ありがとうの大きな幕が掲げられ、俳優たちも熱演で、とてもうれしそうでした。コロナの危機を乗り越えて開演できた喜び。会場と俳優たちの温かい交流は感動的でした。
消毒、検温など念入りな感染防止策が取られ、準備された皆様本当にありがとうございました。これからも、コロナに負けず、演劇文化を守っていきましょう。