大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

りんごが教えてくれたこと 木村秋則

2009-06-02 21:21:53 | 
絶対不可能といわれたりんごの無農薬・無肥料栽培を11年目についに成功させ、「プロフェショナル」にも取り上げられた農業家の苦難の歴史が描かれている。
彼は、貧乏な生活の中、ふと山のふかふかの土からヒントを頂き、草ぼうぼうのなかでの奇跡のリンゴづくりに成功した。
「私達人間は、みなさんの身体にリンゴ1つ、お米一粒実らせることはできません。米を実らせるのは稲です。リンゴの木を実らせるのはリンゴの木です。人間はそのお手伝いをしているだけです。」
含蓄のある言葉だった。
農薬や肥料などの不使用による自然栽培を全国の人や海外へ教える仕事もしている著者の自然を観察する鋭い目と努力はすばらしい。

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能登に市民風車を

2009-06-01 20:36:51 | 文化
金沢で、「能登はエコにやさしや風までも」のテーマで輪島門前ウィンドファーム建設に向けての講演会とシンポジウムがあった。
きっかけは、金沢の市民11人がまちづくりをする中で、デンマークの風力発電に出会い、自分たちの手で門前町に11基の風力発電所を作ろうと立ち上がったことに始まる。
市民風車は現在日本に11基あり、これが完成すると2倍の22基になることになる。
48億円かかるので、全国から4000人に50万円ずつだして頂いて作ろうというものである。
北海道のラサール高校の英語教師ピーターハウレットさんのお話がとても迫力があった。
温暖化で、グリーンランドの3000mの氷が溶け、ペンギンがブラジルの砂浜に打ち上げられている。
珊瑚の白化が進み2050年には全滅するだろう。
北極の氷がなくなり、シロクマがおぼれている。
0.7℃上昇しただけで深刻な現象が起きていることを私達は科学的に認識し、対策を早急にこうじなくてはならないことがわかった。
日本の対策は世界で42番目で、不名誉な頑張らない国「化石賞」をいただいているそうです。
60万円の小規模な風力発電を自分の家にたてれるとよい。また、氷見に風力発電なら参加したいものだ。
ある先住民の言葉「地球を大切に扱いなさい。地球は親から貰ったものではあり
ません。それは子ども達から預かったものなのです。」子ども達から「ありがとうあなた達が動いてくれたから。」と感謝されるように、7世代後のことを考えて行動していきたいものだ。
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