花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

老人社会の訪れ

2013-08-04 00:33:45 | Weblog
            先日までは、、、まだ若かった

    日本という国は「お金持ち」が居るのだろうか?

    祖父の代には、新宿から代田橋あたりまで、明治維新の中で
    拝領されていたらしい。

    お墓も、大きなお寺にある。

    どこで、どうなったのかわからないが、

    戦争を境に、着の身着のままの生活になり、

    昭和20年ごろには、おかゆにサツマイモが入っているのが主食だった。

    父の不屈の精神力で、

    東京に復帰したものの、

    長年の過労がたたり、54歳で急逝した。

    父の教訓の中には、
    財産は、身についた技能や、友人や、
    一生続けられる仕事だと聞いたことが記憶にある。

    私たち終戦後の生き残り組みの4人は

    戦争で傷ついた人たちを
    目の当たりに見て育ったので、

    いつしか全員医療人となった。

    しかし、戦後60年

    医療の世界は激動の時代であったと思いました。

    大きな組織の病院が基幹病院として役割を果たし、

    「おらが、、、先生」の、
    病人を丸ごと診れる開業医が少なくなりました。」
    70歳以上のご老人達の、だべりんぐの
    無料サロンのような待合室の風景もなくなりました。

    看護師さんたちの、教育も急速に進歩しました。

    老人時代にはいってからは

    介護士さんや、クラークさん、ヘルパーさん
    ケアマネジャーさんや、多くの「コ、メディカル」?が

    医療の現場に加わりました。

    子供は親と同居しなくなりました。

    それぞれの家庭が、一生かかってローンを払い
    やっと手に入れたマイホームも、

    定年の頃はリホームで、新築するより費用がかかります。

    リホームのグレードアップは
    固定資産税に組み込まれてゆく時代になり、

    維持できなくて手放して、有料介護施設に移り行く哀しさ。

    日本の女性の社会進出も、世界の先進国に負けていません。
    しかし、、、女性は自己実現に生きるあまり、

    家庭は、「日本の母ちゃん」を失いました。

    日本の母ちゃんの支えていた老人家庭は、無くなりつつあります。

    家庭を国に差し出すことで、ワンロームを手にして、

    管理されて、老いて行くのです。

    四頭身までの親類が訪れることが、めったに無いホームで
    家族愛も、愛も遠のき、、、痴呆がやってくるのです。

    若者達はPC.を数台自室に置き、
    指先でキーをたたきながら、
    マネーロンダリングの世界に参加。

    東京のど真ん中で、ゲームソフトが創られながら、

    ウエブマネーが飛び交うのです。

    巨額な虚数が時代を動かし、
    実数は老化して消えてゆくのです。

    日本を失わないために、

    女性は科学に座椅子を奪われてはなりません。

    女性が家庭を出てしまうことは、
    女王蜂の居ない蜂の集団のようになります。

    ブンぶんぶん、、、キーをたたきながら

    虚数に日本が、核家族爆発のようになって

    世界中に飛散して、、、日本はどこへ?

    老人を、家財産ごと飲み込んでしまう組織から

    ワガママな日本人は逃れることは出来ないシステムが

    外国人の商売として、
    国内で成り立ってしまったとしたら、

    ワガママが国を滅ぼす事にもなりかねませんよね?、、、

    そんなことを考えながら、

    老後の備えの無いわが身を考えたりしています。
    遊ぶことを知らなかった人生を振り返り、

    いったい、、、何に、、、お金が出て行ったのだろうか?

    おかれた職業のステータス維持費を、誰もが必死で
    捻出して、グレードアップを繰り返すのは

    まるで、、、パソコンのソフトのアップデートのように

    お金がかかり、、、税務署には、入金しか見えないから、

    人間のソフト面の出費が地位と収入に考慮されないまま、

    サラリーマンDr.の老後は

    妻にとっては、維持しきれない怪獣に見えてきたりするのです。

    どうしよう?、、、面子にこだわるばかりではないが、

    コアの頭脳とテラの、容量の必要なDr、の老後は、

    納入してきた税金で、
    ソフトの容量の大きな人間を
    収容してくれる老人施設を作って、

    妻の恐怖を片棒荷なってくれると、
    ストレスがなくなるのですが。

    この人たちは、、、私のように

    一間と本があれば幸せな老後とは行かないでしょう、、、

    社会に貢献した巨人達は老後怪物になるのですから。

    唯一、避ける方法は、、、

    この人たちを、無くなる一日前まで仕事に従事させる
    プライドをロンダリングさせるシステムを作ること以外に、、、

    面倒見切れるスケールではないのではなかろうか?

    かといって、、、私が先に死んでしまったら、

    エベレストに80歳で登山達成できるのには、

    社会の理解と、応援と、息子達のすゴーーい

    「愛」が無ければ、怪物になったエリート達の老後は恐怖ですよね、、、

    老婆の独り言でした。ご清聴感謝いたします。